還暦からのネイチャーフォト

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2018年 03月 30日

タンザニアの野鳥vol.4

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vol.4はチドリでスタートしてカワセミまで
中型の鳥がメインになるがこのような鳥は水場中心になる
広いサバンナでも水場はある
コンコンときれいな水が湧き出るようなオアシスなどは見当たらず、どぶ川や水溜りがほとんどであるが、野鳥はそのようなポイントに集まるので水場近くでは撮影機会が多い

ミスジチドリ Three-banded Plover
距離が遠く写真が不鮮明なのが残念だが初めて見るチドリだ
三筋というのはどの部分を指すのか分かりにくいが頭部の白線と胸部の黒線2本のことらしい
東部・南部のアフリカに生息するアフリカのチドリのようだ
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アフリカレンカク African Jacana
こちらの鳥は10年前のケニアでしっかり観察している
というか昨年もお目にかかっている身近な友人のようだ
昨年出会ったのは静岡県掛川の花鳥園、巨大な人工池のスイレンの上をこのアフリカレンカクが歩き回っていた
レンカクの仲間だけあって脚がでかい
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ヨーロッパトウネン Little Stint
旅鳥(または冬鳥)として日本でも見られるヨーロッパトウネン
繁殖地はユーラシア大陸の北部(北極海沿岸)でアフリカ、インドなどに渡る
この時期アフリカで見られるのは当然冬羽でどちらかというと地味でわかりにくい
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タカブシギ Wood Sandpiper
こちらも冬羽のタカブシギ
タカブシギの繁殖地はユーラシア大陸の北部で英国からシベリアまで分布域は広い
アフリカはヨーロッパに非常に近い避寒地でヨーロッパからアフリカへ渡る渡り鳥は多い
写真は不鮮明だがタカブシギは他の地域でも簡単に見られる鳥なのでご容赦いただきたい
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エリマキシギ Ruff
エリマキシギも地味な冬羽だ
美しい繁殖羽のエリマキシギを見に北欧へ出かけたのはもうだいぶ前になる
冬羽は雌雄とも同じような模様になるので雌雄の判別が難しくなるが、近くにいたコキアシシギに比べて図体が大きかったので写真はオスだと思う
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フタオビスナバシリ Double-banded Courser
以前ケニアで出会ったスナバシリはアフリカスナバシリで、目の後ろに黒い過眼線が目立つだけでプレーンな薄茶色の鳥だった
今回タンザニアで見たスナバシリは名前の通り首の周りに二本の黒い帯があり、背中にもはっきりとした模様がある可愛い鳥だった
脚が長く高速で地上を走り回る能力があるようだが、実際は目立たぬようじっとしていることが多い
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ニシツバメチドリ Collared Pratincole
旅鳥(一部夏鳥)として日本でも見られるツバメチドリは単にPratincoleと英訳されるが正確にはOriental Pratincole で中国など東アジアで繁殖し東南アジアやオーストラリアに渡る
アフリカのツバメチドリはヨーロッパとアフリカの間を往復するようで和名はニシツバメチドリだ
外観は両者そっくりで、タンザニアで見た個体も普通のツバメチドリと変わらなかった
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キノドサケイ Yellow-throated Sandgrouse
サケイは漢字にすると沙鶏 英語のgrouseはライチョウ科の猟鳥のことだ
ユーラシアとアフリカの砂漠やサバンナに生息する地上性の鳥で種子や昆虫を主食とする
一般的に白い斑紋を持つ褐色の地味な鳥だがこのキノドサケイ(オス)は黄色い喉の下に黒い帯がありデザイン的にも結構スマートな鳥だった
群を構成していることが多く黒っぽいほうがメスである
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クロガオサケイ Black-faced Sandgrouse
英名も和名も「黒顔」だが顔はけして黒くはない
写真のように白と黒の帯が眉の部分と嘴の付け根にある変わった模様の鳥だ
目の周りは黄色でちょっととぼけた感じのする鳥だった
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ウロコカワラバト Speckled Pigeon
ロッジの屋根などにも見られる普通のハト  ケニアにもいた
目の周囲が赤く人相(鳥相)はあまりよくない
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アフリカシラコバト Mourning Collared Dove
日本(埼玉など関東周辺)にいるシラコバトと同じ仲間で全体は灰褐色、首の後ろに黒い帯状の斑がある
サファリカー休憩ポイントの水場で撮影した
虹彩は黄色で目の周囲は赤い(日本のシラコバトは虹彩が赤く目の周囲が黄色い)
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アフリカジュズカケバト Ring-necked Dove
シラコバトと同じように首筋に黒い帯状の斑がある
相違点は目でこちらは黒い大きな目をしていて一見美人である
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ワライバト Laughing Dove
ワライバトはアフリカから南アジアにかけて分布するどちらかというと熱帯性のハト
全体的にピンク系だが羽根は青みのある灰色、胸に竹細工の網目のようなオレンジ色の班があるのが特徴である
鳴き声が人の笑い声のようだというのでユーチューブで聞いてみたが、女性のような高い声であまりピンとこなかった
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アフリカアオバト African Green Pigeon
写真が小さくて申し訳ないが鳩が3羽写っている
背中が濃いオリーブ色で頭から胸にかけては黄緑色のアオバトだ
タンザニアには全域に生息する鳩でアフリカアオバトという
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クロガオハイイロエボシドリ Bare-faced Go-away-bird
頭に烏帽子をかぶったような冠羽があるエボシドリの仲間はアフリカの鳥
日本では飼育鳥を掛川の自然園で見ることができる
グループとしてエボシドリとハイイロエボシドリがあり、エボシドリのほうが派手で美しいが主に南アフリカなどに生息する
ハイイロエボシドリは地味なほうのグループで顔が真っ黒な鳥、大型で尾が長く飛形はなかなか美しい
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マミジロバンケン White-browed Coucal
バンケンは番犬ではなく「蛮鵑」
ホトトギス科の鳥の仲間の総称である
アジア・アフリカ・オーストラリアに棲む鳥なので海外バードウオッチングを始めるまでは全く知らなかったが、あちこちで出会っているので見ればすぐバンケンとわかるようになった
茶色で地味な種類が多く藪の中でごそごそ動くので写真が撮りにくいが、タンザニアのバンケンは姿も美しく悠然としていて、よい写真を撮ることができた
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チャイロネズミドリ Speckled Mousebird
ネズミドリという鳥も面白い(アフリカ固有の鳥だ)
群れを作り通常木の上でチョロチョロと動き回るのでネズミドリと呼ばれるようだが、足の指が前向きでも後ろ向きでも使えるようになっていて樹上生活に適応しているという
こちらのチャイロネズミドリはアルーシャのロッジで出会った
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シロガシラネズミドリ White-headed Mousebird
こちらのネズミドリはンゴロンゴロのロッジの玄関前の高い木の上で遊んでいた
ネズミドリの行動の特徴として仲間が「おしくらまんじゅうのように体をくっつけあう」というのがあり、最初に見た時は複数の頭らしいものが見える塊としか見えずシャッターが押せなかった
2枚目の写真は多少体が離れて2羽の鳥が確認できるがこの「おしくらまんじゅう」はクラスタリングという行動だそうだ
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チャガシラニシブッポウソウ Purple Roller
夏鳥として日本で見られるブッポウソウは東アジア(オーストラリアを含む)の鳥だが、ヨーロッパ・アフリカにはニシブッポウソウと呼ばれる同じ仲間がいる
このチャガシラニシブッポウソウは南部アフリカ(サハラ砂漠以南)の鳥で、全体的にバラ色、胸から腹にかけて白い縦斑がある
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ライラックニシブッポウソウ Lilac-breasted Roller
同じアフリカ南部のニシブッポウソウでも一般に人気があるのはこちらのライラックニシブッポウソウだ
「14色に輝く鳥」として有名で、いわゆる「インスタ映え」が期待できる美しい鳥だ
タンザニアでは数も多く撮影機会に恵まれたのでじっくり写真を見ていただきたい
(鳥屋さんには前項のチャガシラのほうが希少価値かもしれないが)
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ニシブッポウソウ European Roller
こちらはただのニシブッポウソウ
英名からもわかるようにヨーロッパの鳥、というかヨーロッパとアフリカを南北に移動する渡り鳥だ
派手さはないがこちらが西欧人にとっての「仏法僧」なのである
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セネガルショウビン Woodland Kingfisher
タンザニアでは3種類のカワセミを見た
そのうちのハイガシラショウビンは撮影のチャンスを逃がしてしまったが、10年前のケニアで撮影済みなので特に悔しいわけではない
こちらのセネガルショウビンは初めての鳥
背中も2色のパッチワークだが、嘴も上は赤、下は黒と派手な色使いである
ちなみに縦位置の写真は「ソーセージの木」といわれる木で撮影したもので、カワセミの手前にソーセージ(のような実)がぶら下がっている
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カンムリカワセミ Malachite Kingfisher
このカワセミはカバの棲む池のほとりで撮影した
色使いは日本のカワセミとよく似ているが嘴が真っ赤なので印象がだいぶ違う
正確には初対面のようだが、マダガスカルで本種によく似たマダガスカルカンムリカワセミを見ているので、慌てず落ち着いて撮影することができた
順光だったので青い羽根の輝きが素晴らしかった
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by mustachio | 2018-03-30 15:00 | Comments(0)


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