還暦からのネイチャーフォト

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2018年 04月 05日

タンザニアの野鳥vol.6

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Vol.6はモズやヤブヒバリ、ツバメなど地味な鳥が続く
前号(vol.5)のように色気がないがご容赦のほどを

アゴフセワタビタキ Chinspot Batis
セワタビタキなどという鳥の名前を初めて聞いた
メガネヒタキ科に属す鳥のようでこの科自体がアフリカ(サハラ以南)の固有種のようだ
目が大きく金色で猫の目のように見える
巣材を咥えているので目立たないが嘴の周辺には剛毛が生えているて迫力がある
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チャイロヤブモズ Black-crowned Tchagra
英名のTchagraというのは意味不明だが、学名にもそのまま使用されているので現地語かもしれない
ヤブモズの仲間はアフリカだけではなく東南アジアにも生息する
基本的には藪の中で暮らすモズということのようで昆虫や小動物を餌とすることはモズと同様だ
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スレートナキヤブモズ Slate-coloured Boubou
真っ黒で嘴もモズらしくなく特徴がないヤブモズだが、よく見ると目が丸く大きくてとても可愛い(まさにつぶらな瞳である)
タンザニアの野鳥は昆虫を咥えているシーンが多いがこのヤブモズも大きな蛾を咥えていた
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スズゴエヤブモズ Tropical Boubou
この鳥の和名は日本でオーソライズされておらず「和名なし」が正解らしい
とりあえずの名前のスズゴエは鈴声だろうと推測するが定かではない
鳴き声を確認していないので何とも言えないが英名(現地名)のBoubou から鈴のような美しい声は想像できない
姿かたちのほうは白と黒のキリっとした印象で就活中の学生をほうふつとさせる
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ヒメヤブモズ Brubru
ある解説書によるとヤブモズは背中側は黒や灰色で地味だが腹側はオレンジなど派手な色のものが多いとのことだったが、今回タンザニアで会ったヤブモズは腹部も地味な種類ばかりだった
このヒメヤブモズもケニア・タンザニアに広く分布する鳥のようだが、飼い鳥の十姉妹のような地味な色使いだ
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ハイイロオオサンショウクイ Grey Cuckooshrike
大きく分ければサンショウクイ(Minivet)の仲間なのだが、オオサンショウクイは英名ではCuckooshrikeで別のグループになる
アジア・オーストラリアでもオオサンショウクイの仲間に会うことができるが黒や灰色の地味な鳥が多い
タンザニアのオオサンショウクイもご多分に漏れずグレー1色だった
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シロクロオナガモズ Magpie Shrike
英語をそのまま訳せばカササギモズ、白黒パターンの大型モズだ
飛翔写真が撮れたので3枚アップする  3枚目は2羽が並翔するところだ
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シロズキンヤブモズ Nothern White-crowned Shrike
外見が普通の小鳥のようでどう見てもモズには見えないのだが英名Shrikeの通りモズの仲間だそうだ  おかげで図鑑の中から探し出すのに苦労させられた
嘴も鉤型ではないが甲虫を咥えているのでモズの雰囲気は出している
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ハグロオナガモズ Grey-backed Fiscal
ここからはFiscal(オナガモズ)が続く
どうでもいいことなのだが、Fiscalという単語がオナガモズのことだというのは今回初めて知った
一般的にはFiscalというのは「財政の」という形容詞で分厚い研究社の英和辞典を調べても「オナガモズ」は出てこない(家内の持っている英和鳥用語辞典には「財政上の」「カタジロオナガモズ」と載っていた)
何故こだわるかというと、50数年前大学で専攻したのがFiscal(財政学)だったという単純な理由による
閑話休題、本論に戻る
このオナガモズは頭から背中までがライトグレー、羽と過眼線だけが黒いのでハグロモズだ
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オグロオナガモズ Long-tailed Fiscal
一方、こちらは背中側が真っ黒で背中の中央だけがグレーのオナガモズ
和名のように尾は黒い
英名を和訳する時に「尾長オナガモズ」ではおかしいので「尾黒」にしたようだ
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カタジロオナガモズ Nothern Fiscal
1月26日から2月1日までこの鳥は毎日登場した
英名の別名はCommon FiscalでFiscalの代表格のようだ
肩の部分に白い斑紋があるのが特徴だが、胸から腹にかけての見事な純白が美しい
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クロオウチュウ Fork-tailed Drongo
日本でも見られることがある(我々も昨年鹿児島の甑島で確認した)オウチュウの英語名はBlack Drongoなので紛らわしい
基本的にはオウチュウはアジアの鳥、クロオウチュウはアフリカの鳥と考えていいのだと思う
どちらも真っ黒で尾は二股に分かれており、2種が混在すれば識別は困難だろう
いずれにしてもアフリカにオウチュウ(クロオウチュウ)が生息することを確認した
この鳥はミーアキャット(マングース科の哺乳類)の声(警戒音)をまねして彼らを退避させその間に餌を横取りする知恵者だという
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ツルハシガラス Cape Crow
真っ黒だが日本のカラスより足が長く少しスマートに見えるアフリカのカラス
(英名のCape からも推定できるが南アフリカとケニア・タンザニアに生息する)
市街地で襟と胸が白いムナジロガラスを見かけたが写真は撮りそこなってしまった
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サビバネヤブヒバリ Red-winged Lark
サバンナにはヒバリも生息する
種類も多く似たような鳥が多いのでお手上げだ
同行の鳥屋さんに確認してもらえるので見ている時に名前はわかるのだが、メモは取らないので後で写真を整理する時に一苦労させられる
写真の鳥は羽が赤いのでとりあえずサビバネヤブヒバリとした
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チャエリヤブヒバリ Rufous-naped Lark
前項のサビバネヤブヒバリと本種は非常によく似ている
図鑑で見る限り襟の部分の色は両種とも同じで特に「茶襟」ではない
「本種のほうが小型で肩の部分に黒斑がない」程度の差異しかないので大きさのわからない写真判定は苦しい
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アフリカヤブヒバリ Singing Bush Lark
図鑑によれば疎らに草が生えているようなところに普通に見られるヒバリのようだ
前2種とは明らかに感じが違うので「見た鳥のリスト」の中からの識別は容易である
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サンショクヒヨドリ Dark-capped Bulbul
別名Black-eyed Bulbulで現地ではCommon Bulbulが通用するようだ
三色というのは黒と灰色(もしくは茶色)と腰の部分の派手な黄色のことだと思う
東南アジアでは派手な色のヒヨドリ(Bulbul)に出会う機会が多いが、アフリカではオリーブグリーン系のヒヨドリ(Greenbul)がほとんどのようで我々が出会ったのはこのサンショクヒヨドリだけであった
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マユジロショウドウツバメ Banded Martin
よく似たショウドウツバメのほうはユーラシア・北アメリカで繁殖し、冬はアフリカや南アメリカに渡るグローバルバードである
こちらのマユジロはどうもアフリカ固有のショウドウツバメらしい
目の上にはっきりとした白斑があるのでわかりやすい
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ツバメ Barn Swallow
普通のツバメである
もちろん世界中で見られる渡り鳥で北国と南国(アフリカ・インド・南米)を往復する
この写真のポイントはバックにカバがいるところ
何故か暖かい気持ちになり、ツバメも精悍な鳥に見える
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アフリカチャイロツバメ Rock Martin
Martinと英名でいうようにショウドウツバメに近い仲間だがアフリカで繁殖するので渡りはしないようだ
岩場のようなところで巣作りをしビルやダムなどにも巣をつくるらしい
ちなみに撮影した鳥の背景はセレンゲティのロッジの外壁である
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コズアカコシアカツバメ Lesser Striped Swallow
日本でも見られる普通のコシアカツバメもタンザニアにたくさんいたが飛んでいるものばかりで写真は撮れなかった
こちらのコシアカツバメはご覧のように頭がオレンジ色で胸から腹にかけてストライプに見える黒い斑点がある
巣材の泥を取りに来たところを撮影したが忘れられないほど派手な印象だった
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ハイガシラムシクイ Grey-capped Warbler
ムシクイ(Warbler)類は撮影チャンスがほとんどなかった
このムシクイはサファリカーからではなくンゴロンゴロのロッジの近くで歩行中に撮影したもの
ムシクイ類は地味な鳥が多いが、この鳥は頭がグレイで過眼線が黒、背中が黄色みの強いオリーブ色と目立つデザインだ
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by mustachio | 2018-04-05 15:00 | Comments(0)


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