還暦からのネイチャーフォト

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2018年 04月 08日

タンザニアの野鳥vol.9

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タンザニアの野鳥シリーズもいよいよvol.9(最終号)になった
時はもう4月
撮影してからブログアップするまで2か月以上過ぎてしまったことになるが、撮影した写真の数も半端ではないのでご容赦願いたい
ツアーは現地だけで1週間、充実した1週間であったことを改めて認識しなおしている

ブログアップは分類順としているので残ったのは小鳥たちだ
珍しいカラフルな小鳥も出てくるのでご期待いただきたい


アカガシラモリハタオリ Red-headed Weaver
Weaver(ハタオリ)の名前がつくが雰囲気的には全く別種のようなのでこちらの号(vol.9)掲載とした
真っ黒な顔に赤ずきんをかぶったようなエクセントリックで目立つ鳥だった
最後の宿泊地タランギーレのロッジで撮影したのだが、早朝で周辺も暗かったため写真の鮮明さに欠けるのが少し残念である
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アカエリホウオウ Red-collared Widowbird
「鳳凰」とは中国の伝説に登場する架空の鳥だと思っていて、ホウオウという鳥が実在することは知らなかった
尾が長く大きくて真っ黒で顔の周りだけが真っ赤なストールを巻いたような変わった鳥である
英名のWidowbirdは喪服のイメージから来ていると理解できるのだが、このホウオウと鳳凰がどうつながるのかはよくわからない(ホウオウは法皇かもしれない)
余談だが、皆さんの身近に鳳凰の写真があるのはご存じだろうか
そう、1万円札の裏面左側にあるのは平等院鳳凰堂の鳳凰像だ 写真の鳥に似ているといえば似ているかもしれない
タンザニアのアカエリホウオウはそれほど神秘的な鳥だった
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アカガタホウオウ Fan-tailed Widowbird
こちらもホウオウの仲間で(オスは)全身が黒い「Widowbird」である
ンゴロンゴロのクレーターの中の湖(池)の周辺にこのアカガタホウオウがたくさんいたのだが、どうも換羽中のようでまともな姿の鳥が見つからなかった
オスもメスも肩の部分に大きな赤斑がありきれいな鳥のはずなのに残念である
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キガタホウオウ Yellow-mantled Widowbird
こちらは肩が黄色いキガタホウオウ(背中も黄色いタイプもいる)
なかなかお洒落な小鳥である
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ハジロホウオウ White-winged Widowbird
もう1種Widowbirdがいた
羽の付け根の部分が白くさらにその一部に赤い斑があるのが飛翔写真でわかる
羽の一部が黄色いタイプもいるようだ
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イッコウチョウ Cut-throat Finch
イッコウチョウに該当する漢字が思い浮かばなかったので調べてみると正解は「一紅鳥」のようだ
オスの喉にある赤い首輪状の斑がその由来である
英名のCut-throatは喉切でちょっと生々しいネーミングである
英名では別名でRibbon Finchというのがありこちらのほうが妥当のように思う
サハラ砂漠以南のアフリカに棲むフィンチでもちろん初見参だ
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セイキチョウ Red-cheeked Cordon-bleu
Cordon-bleauというのはフランス王政時代の「青綬章」、この鳥のブルーの色を表している
日本語のセイキチョウは「青輝鳥」でとにかくこの鳥のブルーは印象的だ
頭が茶色いタイプと頭から完全なブルーのタイプがあり別種としてカウントされるケースもあるようだ
(頭が青いタイプはルリガシラセイキチョウと呼ばれオスメスとも頬の赤い班がない)
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ムラサキトキワスズメ Purple Grenadier
目の周りの濃いアイシャドーだけではなく胸から腹が完全な紫色、飲み屋のお姉さんも顔負けのメークと衣装である
もちろんアフリカ限定種だが、野生にこんな鳥が存在することを知っただけでも意義のあるツアーだったと思う
(写真1枚目がオス、2,3枚目はメス)
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ホオグロカエデチョウ Black-faced Waxbill
派手な小鳥から一転して地味な鳥に変わったが、前掲3種もこの鳥も同じスズメ目カエデチョウ科の鳥だ
カエデチョウ科の鳥は愛玩用として飼育の対象になることが多く、紅雀や文鳥なども同じ科の鳥である
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テンニンチョウ Pin-tailed Whydah
白と黒で色彩的には地味な鳥だがとにかくスマートな鳥である
日本ではサンコウチョウ(オス)の尾が長いがこのテンニンチョウといい勝負だろう
(体が細いのでサンコウチョウよりこちらのほうが長く見える)
この鳥も初めて出会った鳥だ
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ツメナガセキレイ Yellow Wagtail
ツメナガセキレイはユーラシア大陸(北部)で繁殖し冬はアフリカや東南アジアに渡る
(日本は旅鳥として通過する 北海道では繁殖)
亜種が細分化されているのでこの鳥はニシツメナガセキレイが正しいかもしれない
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ハジロハクセキレイ African Pied Wagtail
日本のハクセキレイとは顔つきが異なる(過眼線が太いし喉の下に黒い横帯がある)
図鑑によればアフリカの普通種で分布範囲も広いという
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キムネツメナガタヒバリ Yellow-throated Longclaw
サバンナにはタヒバリ類がいた
こちらは英名でPipitではなくLongclawで呼ばれるツメナガタヒバリのほうだ
喉に黒縁の黄色いエプロンをかけた剽軽な鳥である
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ベニバラツメナガタヒバリ Rosy-throated Longclaw
こちらは色違い
エプロンの色が赤いので遠くからでも識別できる
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アフリカマミジロタヒバリ African Pipit
この鳥はアフリカマミジロタヒバリと推定しているが、もしかするとハシナガビンズイ(
Long-billed Pipit)かもしれない
両者は極めて類似しており図鑑を見ても相違点がわかりにくい
家内に聞いてみると日本国内ではタヒバリは冬鳥、ビンズイは夏鳥なのでまず間違えることはないが確かによく似ているという
今回のツアー記録では両方とも確認されており写真だけでは正直なところ判定不能である
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ムナフヒワ African Citril
セイキチョウやホオグロカエデチョウを撮影した休憩ポイントの水場にマヒワ(メス)のような小鳥がいた
ムナフヒワという平凡な和名だが要するに「アフリカのヒワ」のようだ
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キマユカナリア Yellow-fronted Canary
「タンザニアの野鳥」シリーズの締めくくりはカナリアだ
飼い鳥として有名なカナリアは西アフリカのカナリア諸島原産の鳥を人間が飼いならしたものでDomestic Canaryと呼ばれるが、アフリカにはそれとは別に野生のカナリアが生息しており種類も多い
見た目は黄色と黒の構成で前掲のムナフヒワにもよく似ている(ヨーロッパや北アフリカに多いセリンとも似ている)
写真はキマユカナリアだと思うが4枚目はキガシラカナリアかもしれない
セレンゲティのロッジ周辺にはこの黄色と黒のカナリアが多数遊びに来ていた
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長時間かかってしまったが以上でタンザニアサファリツアーの記録が終わる
東京では桜も散ってしまったがこれからフィールドに出て「春」を満喫したいと思っている



by mustachio | 2018-04-08 15:00 | Comments(0)


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