2018年 04月 16日
3月の彼岸には桜が咲き始め、その後好天・高温が続いたのですぐ満開になった 本来ならタンザニア遠征の写真を整理しブログアップしてからゆっくり花見と思っていたのだが3月中に桜のピークが来てしまいパソコンデスクとフィールドの二者択一を迫られることになった あまり好天が続くので家内と秩父方面にドライブに出かけたのは4月3日だった 我が家は関越道入り口のすぐ傍にあるので秩父は近い 清雲寺の桜 秩父市内にある清雲寺は「しだれ桜」の名所としてそこそこ有名である リタイアする前なので15年以上前になるが春になると家内と二人秩父まで桜を見に出かけた(桜の前はセツブンソウやフクジュソウも秩父まで見に行った) リタイア後にも1度訪れたが人と車がいっぱいで苦労したためその後10年以上は出かけていなかった 久しぶりの秩父は途中の道路も整備され、人出もほどほど、桜はちょうど見ごろのタイミングだった 美の山公園は皆野と秩父にまたがる丘陵公園 ここの桜並木もお花見のスポットだ(桜は普通のソメイヨシノ) 清雲寺へ向かう途中だったのでこちらにも寄ってみた 桜は東京より半月ほど遅い感じで見ごろではあったが、ウィークデーでもあり人出はほとんどなく少し寂しい花見になった (10年ほど訪問していないがその間に桜の木がだいぶ老木になっていた) 帰路は浦山ダムに立ち寄った 荒川水系浦山川に20年前に建設された堤高156mの大型ダムである 周辺の園地にはエドヒガン系のピンクの濃い桜が咲いていた 東京近郊ではどちらも平凡な春の花である 平凡でないところは春でも早い時期に咲きだす早春の花であることだ 例年だと春を待ちかねて3月初旬頃からフィールドを歩くので春のブログには必ず登場する 清雲寺の駐車場近くに咲いていた このスミレも清雲寺近くの路傍で撮影した 最近スミレ類を撮っていないので現地ではどうしても花の名前が思い出せなかった 図鑑を調べればすぐわかるのだが、スミレ(一般的な意味でなく種名としてのスミレ)に近い種類のノジスミレである 葉が細長いのは両者共通の特徴だがスミレのほうは先が丸くノジスミレは先が尖る 花の色はスミレよりやや薄く側弁の内側は無毛である 「道の駅あらかわ」の近くにカタクリの自生地があった 土手の北側斜面で人が入れないようにネットが張ってある 管理をしている地主のご主人に聞いたが放置しておくと熊笹が生い茂りカタクリが消滅してしまうので世話が大変だそうだ 2018年初カタクリは埼玉県、これから5月まで何回もカタクリに対面すると思う コゲラには浦山ダムの下で出会った ただのアップの写真はたくさんあるので桜との共演を意識したが結果はいまいちだった Appendix 高尾山の桜 「紙面に余裕があるので」というわけでもないが、次号の「裏高尾日影沢撮影記」の写真が多くなりすぎるので「高尾山の桜」を繰り上げ紹介する 撮影は秩父訪問の翌日、詳しくは次号で説明するがケーブルで高尾山に昇り裏高尾の日影沢へ降りた 当日も快晴、春霞で富士山は見えなかったが山頂の桜は満開だった 高尾山のヤマザクラ 東京生まれ東京育ちなので高尾山はある意味「わが裏山」である 中学高校時代は捕虫網を担いで高尾山、小仏峠、景信山、陣馬山を歩き回ったし、リタイア後は花と昆虫の写真を撮りに日影沢、木下沢など裏高尾に通った 何年か前にミシュランの観光ガイドで高尾山が評価されてネコも杓子も出かけるようになってからは、完全に敬遠して寄り付かなくなってしまったが、タカオスミレなど春の植物に会いたくなっておそらく10年ぶりくらいでその高尾山へ出かけてみた次第である 山頂からもみじ台、一丁平、小仏城山と桜の状態は最高だった 高尾山頂から小仏城山への道はアップダウンの繰り返しが続くかなりきつい道だった (後期高齢者にとっては標高差100mくらいでも結構応える) 途中登山道脇にコブシの花が咲いていて近くで見る大きな花が疲れをいやしてくれた コブシの花とタムシバの花はよく似ているがコブシのほうが花の数がはるかに多く個々の花の下に必ず若葉が1個ついている 尾根道にはピンクのツツジが満開だった 木本の植物は苦手の分野だがミツバツツジで間違いないと思う 葉が3枚輪生するので「三つ葉躑躅」なのだが花の時期には葉が開いていない 天気が良く温度も高かったのでアカタテハが飛んで来た 越冬蝶で翅はだいぶ傷んでいた こちらは今年発生のミヤマセセリ ギフチョウとともに関東では早春に発生する蝶だったがギフチョウのほうは関東周辺では出会いが難しくなった ミヤマセセリは雑木林の蝶だがこれからは雑木林の維持も難しくなり数は減っていくと思う とはいえ、このミヤマセセリから今年の「蝶のシーズン」が始まる
by mustachio
| 2018-04-16 14:00
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