還暦からのネイチャーフォト

mustachio.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2018年 04月 18日

新潟のギフチョウ

b0144049_18044595.jpg

何回かの例外はあるが毎年4月中旬になると家内と二人で新潟の日本海まで日帰りのドライブをする
早春のシンボルであるギフチョウを見る(撮影する)ためだ
15年近く続けていれば写真の数は十分あるのだが、この定例行事を行わないと春になった気持ちになれないので往復600キロをものともせず二人で出かけている
ギフチョウだけではなく、春の花を眺め、田んぼの畔でツクシを摘み、ノドグロやカレイなどの新鮮な日本海の魚を買って帰り酒の肴にする

ソメイヨシノ
新潟遠征のタイミングは基本的には桜の開花予想で決める
新潟地方のソメイヨシノの開花は東京より1週間くらいは遅いので4月中旬ごろになることが多いのだが、今年は東京の桜が早くタイミングを失してしまった
遠征決行は4月12日
東京の都内の桜はすっかり終わってしまっていて心配だったが、新潟方面は例年より少し早い程度でソメイヨシノはちょうど満開の時期に当たった
b0144049_18045995.jpg
b0144049_18054156.jpg
ギフチョウ
ギフチョウ発生とのタイミングもまあまあというところ
写真撮影には発生初期で新鮮な個体ばかりの頃が望ましいのだが、現地のギフチョウは新鮮なものとかなり擦れたものが混在していた
(過去に時期が早すぎてギフチョウに会えなかった経験もある)
カタクリの花もピークは過ぎていたが吸蜜中の蝶も十分撮影できて「2018年の春」を満喫することができた
b0144049_18055444.jpg
b0144049_18060530.jpg
b0144049_18061765.jpg
b0144049_18062613.jpg
b0144049_18075368.jpg
ヒオドシチョウ
他に出会った蝶は越冬したヒオドシチョウくらい
ミヤマセセリなどは見かけなかった
b0144049_18080546.jpg
カタクリ
カタクリの花はさ盛りを過ぎたものが多かったが、何分、数が多いので新鮮なものを探すことは可能である
このフィールドのカタクリはピンクが濃いものが多く美しい
b0144049_18081751.jpg
b0144049_18083304.jpg
b0144049_18084796.jpg
b0144049_18093882.jpg
オオミスミソウ
ミスミソウは「新潟の花」のイメージが強い(現地ではユキワリソウと呼ぶ)
このフィールドでは15年ほど前は至る所でこの花が見られたが盗掘のせいか毎年数が減っていき今年は数株程度しか花を見つけられなかった
b0144049_18595345.jpg
アズマイチゲ
例年のこのフィールドへの訪問は4月15日頃が多いのだがアズマイチゲは咲き始めたばかりの新鮮な個体が普通に見られる
今年は新潟でも春が早かったようで花が傷んだものが多くきれいな個体を探すのに苦労させられた
b0144049_19000946.jpg
b0144049_19003580.jpg
ミヤマカタバミ
こちらのミヤマカタバミは例年より数が多く見られた
勢力拡大中のようである
b0144049_19004540.jpg
トキワイカリソウ
高尾山のイカリソウはピンクだったが新潟のイカリソウは白花(トキワイカリソウ)である
b0144049_19005755.jpg
b0144049_19010817.jpg
エンレイソウ
もともとエンレイソウは少ないフィールドなのだが今年は2~3株しか見られなかった
おどけたような花に久しぶりで再会した
b0144049_19012095.jpg
ショウジョウバカマ
微妙に季節が違うせいだろうかショウジョウバカマは数が多かった
茶系からピンク系まで花の色に変化があって楽しい
b0144049_19285786.jpg
b0144049_19293989.jpg
b0144049_19300652.jpg
b0144049_19301923.jpg
スミレサイシン
高尾山とはスミレの種類がだいぶ異なる
サイシンはナガバノスミレサイシンではなくスミレサイシン
日本海側多雪地帯のスミレだ
b0144049_19303541.jpg
b0144049_19304575.jpg
b0144049_19305731.jpg
ナガハシスミレ
このフィールドで毎年出会うスミレ
こちらも日本海側のスミレだ
嘴を思わせる距の部分が以上に長い個性的な花である
b0144049_19311668.jpg
b0144049_19314978.jpg
b0144049_19320200.jpg
テリハタチツボスミレ
こちらも日本海側限定のスミレ
地味な花ではあるがこのフィールド以外で出会った記憶はない貴重なスミレである
b0144049_20140676.jpg
b0144049_20135716.jpg
b0144049_20141958.jpg
マキノスミレ
葉の裏が紫色のシハイスミレというスミレがあるがマキノスミレはこのシハイスミレの変種である
日本では西日本にシハイスミレ、東日本にマキノスミレと棲み分けができているが近畿地方などでは両種が混在し交配種などもあって同定が難しいようだ
こちらの新潟のスミレは10年以上前からの友人で間違いなくマキノさんのほうだと思う
昔は登山道の両脇にいくらでもこのスミレが見られたのだが最近は激減してしまい絶滅を心配している
花の色が濃いピンク色で美しい
b0144049_20144004.jpg
b0144049_20145441.jpg
b0144049_20150816.jpg
b0144049_20153954.jpg
ヒトリシズカ
高尾山のヒトリシズカは正真正銘の一人静だったがこちらは集団
光沢のある葉が輝いていて女子高性の雰囲気があった
b0144049_20163240.jpg
b0144049_20164962.jpg
コハコベ
ハコベも見かけたが今回も普通のハコベ、つまりコハコベのようだった
b0144049_20170304.jpg
ヒメオドリコソウ
今年はこのヒメオドリコソウとの出会いが多い
多少は趣向を変えてアップ気味に撮影した
b0144049_20423077.jpg
カキドオシ
こちらも普通の植物だが今年は初見である
その年の最初の出会いはどんな花でもうれしい
b0144049_20425231.jpg
タムシバ
タムシバもこのフィールドの常連である
コブシと同じように花が真っ白な期間が短く一部が茶色くなってしまうのが難点だ
今年は少しタイミングが遅く新鮮な花はわずかしか残っていなかった
b0144049_20432556.jpg
b0144049_20441224.jpg
b0144049_20442575.jpg
コシノコバイモ
今回新潟遠征の最大の成果は何といってもこの花に出会えたことである
名前は「越の小貝母」
富山や新潟などに見られるユリ科の植物で落葉樹林下に生える
このギフチョウのフィールドにもあるはずと毎年探していたのだが、今回偶然に発見することができた
見つけた場所は毎年通る登山道の脇で、他の植物を撮影中にたまたま目に入っただけなのだ(わずか10cmほどの大きさで花は地味、懸命に探してもまず見つからないような存在だった)
76年の人生で初めて出会った花である
b0144049_20444170.jpg
b0144049_20452106.jpg




by mustachio | 2018-04-18 18:00 | Comments(0)


<< 蝶鳥天国中部タイ撮影記(イントロ篇)      日影沢の野草 >>