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2018年 07月 17日

オオムラサキ三昧2018明野

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7月12日
中央道を韮崎まで走って毎年我が家恒例のオオムラサキ見物に出かけた
(ここ5年くらい春のギフチョウツアーと夏のオオムラサキツアーは欠かしたことがないと思う)
韮崎(正確には韮崎市ではなく北杜市明野町)に出かけるのはオオムラサキ見物のほかにクロヒカゲモドキの探索もあるのだが、7月中旬はクロヒカゲモドキにはちょっと早すぎるようだ
昨年は樹液を出している木が少なくオオムラサキもわずかしか見られなかったが、今年はあちこちで樹液に群がる自然のオオムラサキを観察することができた
タイミング的には今年は発生が早かったようで翅の傷んだ個体が多く、写真の出来はいまいちだが多数のオオムラサキが元気でいる姿を確認できたことで満足している
(クロヒカゲモドキのほうは全く気配がなく、今年は下旬以降別の地域の探索を計画している)
ちなみに昨年同時期の韮崎ツアーのレポートは次のとおりである

オオムラサキ
オオムラサキの発生数は年に寄ってかなりの波があるような気がする
数年前にはオオムラサキの群の中で一日過ごしたような記憶もあるが、昨年は2、3頭しか出会いがなく多少心配をしていた
今年は個体数が多く樹液を出す木も増えたようでひとまず安心してよいのではと思っている
時期的にはメスも発生していて「最盛期」のようだったが、7月初旬の集中豪雨のためか翅が破損している個体が多かった
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ジャノメチョウ
高原などいるところにはいるジャノメチョウだが韮崎のフィールドにはそれほど数が多いわけではない
ただクロヒカゲモドキを期待してススキを叩くと飛び出してくるのでこの時期必ず出会う蝶ではある
太陽光を好む行動力のある蝶だと思うが、最近の暑さで日中は葉陰で休んでいるようだ
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コミスジ
このエリアではよくホシミスジに出会うのだが今回見たのは普通種のコミスジだけであった
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ツバメシジミ
周辺にヤマハギやコマツナギなどのマメ科植物があるせいか毎年ツバメシジミに出会う
今年はメスが産卵中だった
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ヘリグロチャバネセセリ
久しぶりにヘリグロチャバネセセリに出会った
スジグロチャバネセセリとヘリグロチャバネセセリはよく似ているがヘリグロのほうが若干発生時期が早い
後翅の縁の毛が白いのがヘリグロの特徴のようだ
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ホソバセセリ
こちらは定番のホソバセセリ
かなりレアな種類なのに何故定番かというと、7月にクロヒカゲモドキを探しに行って必ず出会うセセリチョウだからだ
そしてホソバセセリが出る時はクロヒカゲモドキは出ない
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蛾3種
蝶を撮影するついでに蛾も撮影した
1番目と2番目はススキのたたき出しから飛び出したもの
3番目はオオムラサキの吸汁ポイントで撮影したものだ
ところが名前がわからない 蛾の図鑑が手元にないのだ 蛾の図鑑は東京の自宅ではなく群馬の山荘に置いてある

そんなわけで山荘に出かけるまで名称不明のまま写真だけ掲載することになるが、ご容赦いただきたい

その後検討の結果、上から順にキマダラツバメエダシャク、マイマイガ、オニベニシタバと推定した

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エゾハルゼミ
子供のころからセミの種類については知り尽くしているつもりだがハルゼミ類には弱い
エゾハルゼミで間違いないと思うが95%くらいしか自信がない
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スジクワガタ
楢系の木の幹で小型のクワガタを見つけた
よく見かけるコクワガタよりさらに小さい
年代物の甲虫図鑑(昭和30年発行)から「スジクワガタ」の名前を見つけ出した
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ムモンベニカミキリ
オカトラノオの花に赤いハナカミキリがいた
胸部が黒いのでムモンベニカミキリと推定している
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サキグロムシヒキ
同定に若干不確定要素があるのだがムシヒキアブの仲間であることは間違いない
ムシヒキアブは漢字で「虫引虻」、つまり他の昆虫を狩る獰猛な昆虫である
写真の虻は「狩りをしながら交尾」という離れ業をやってのけるツワモノだ
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イタチササゲ
ここからは植物編
毎年同じ場所へ通っていると植物の顔ぶれも重なって来る
このイタチササゲ(イタチに似た色のササゲ豆)もすっかり名前を覚えてしまった
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クマシデ
実に特徴のある木本の植物
ビールの原料であるホップのような実、とまでは思い出すのだが、現地では名前が浮かんで来なかった
四手のように実が垂れ下がる「クマシデ」の名前は帰宅後図鑑をチェックするまで思い出せなかった(来年は大丈夫だろうと思う)
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オオバジャノヒゲ
大葉蛇の髭
地味な植物だ(秋に成る青い実のほうがインパクトがある)
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オカトラノオ
ここからは平凡な植物が続く
オカトラノオはこの季節の花であちこちに咲いていたが、虎の尾状態の穂が垂れ下がった様子が撮影できなかった
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タケニグサ
植物は子供のころはあまり関心がなかったが仕事現役のころ(フィルム写真の時代)自己流で勉強した
タケニグサなども20年前に覚えた名前で今でもしっかり覚えている
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ヒヨドリバナ
どちらかというと秋の花かもしれないがヒヨドリバナが咲き始めていた
遠くから見るとただの白い塊だが、アップで見ると繊細な美しい花だと思う
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タカトウダイ
フィールドではすぐトウダイグサ科の植物とわかったが正確な名前は図鑑に頼らざるを得ない
調べてみるとどうもタカトウダイのようだ
ちなみに自分のホームページ(日本野草図鑑)を調べてみたらトウダイグサ科はノウルシとハクサンタイゲキしか載っていなかった
(今度のシーズンオフで整備していきたい)
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ツユクサ
昔は都会でも普通に見られたツユクサだが今ではもう無理だと思う
鮮烈なブルーに久しぶりにお目にかかったような気がする
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キツネノボタン
金平糖のような実をつけるキツネノボタン
こちらもしばらく見ていない野生の花だ
類似種にケキツネノボタンというのがあり茎に毛が生えているが、キツネノボタンは茎がすっきりしている
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クサノオウ
花の色は同じだがこちらはケシ科の4弁花
分布域が広いせいかこの花はあちこちで出会う機会が多い
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キツリフネ
あまり湿った場所ではなかったがキツリフネが咲いていた
明野のフィールドではあまり見かけたことがない
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ノアザミ
アザミ類はどちらかというと秋の花で夏から秋がシーズンである
が、例外もあってノアザミは春から夏にかけて咲く
昨年はこの時期、山梨の高原でノアザミを見ているが、今年は明野でもノアザミが咲いていた
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ナワシロイチゴ
イチゴの仲間は似たような種類が多く同定が難しい
特に実になってしまうとお手上げとなる
それでも葉の形状などからナワシロイチゴと推定している
イチゴは花よりも実のほうに人を引き付ける派手さがある
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フジカンゾウ
何年か前、明野のフィールドで見ているのだが、同じ場所でこの可憐なピンクの花に再会した(いろいろ記録を調べてみると4年ぶりのようだ)
名前も思い出せなかったのでまず葉の形状を記録しその後で花を撮影して、帰宅後図鑑をチェックした
名前は「藤甘草」、花が藤に葉が甘草に似ているから付いた名前だという
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ヘクソカズラ
「屁糞蔓」という超個性的な名前なのでこの花はすぐにわかる
前に何回も同じ場所で出会っているが今年も健在だった
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ヤブカンゾウ
毎年この時期に出会う常連
「妖艶」という形容詞がピッタリのイメージだ
八重の花弁の内側の部分は雄蕊が進化したものだというから凄い
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キキョウ
キキョウもオオムラサキを見に行くと必ず出会う花
秋の七草なのだが実際は7~8月に咲く夏の花である
今年は咲き始めたばかりの初々しさが残っていた
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by mustachio | 2018-07-17 11:00 | Comments(0)


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