還暦からのネイチャーフォト

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2018年 08月 02日

栂池自然園の植物vol.1

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今年の夏は暑さが半端ないので生活の基盤を群馬の山荘に移し東京と行ったり来たりの生活を送っている
7月24日は山荘から車で長野県白馬方面へ出かけ「栂池自然園」を散策してきた
ここはゴンドラ・ロープウエーが標高1900mまで運んでくれるので、後期高齢者のわれわれ夫婦でも簡単に高山植物を楽しむことができる
(といっても園内は広く高低差もあるので奥まで行くとかなりのハードワークではある)
過去に何回も歩いた場所ではあるが、最近の訪問は8年前で、その時はタカネヒカゲの撮影が主目的で白馬大池まで足を延ばしている(この時はタカネヒカゲにはふられた)
今回は浮間湿原までの往復としたが、天候に恵まれ「7月の山の花」を堪能することができたので図鑑順に整理してご紹介することとしたい
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ヤマハハコ/キク科
植物を分類順(図鑑順)に整理するとトップバッターは双子葉合弁花類キク科ウスユキソウ属になる
今回ウスユキソウは見なかったのでヤマハハコがスタートだ
高山植物としては極めて普通の植物だ
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ミヤマアキノキリンソウ/キク科
基本的には秋の花で8~9月の花なのだがもう咲き始めていた
アキノキリンソウの高山型で頭花は大きく目立つため「黄金菊」とも呼ばれる
群落になると一面が真っ黄色に染まるのだが、7月なので数は少なかった
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オタカラコウ/キク科
栂池自然園は湿原がメインなので湿地を好む植物が多い
オタカラコウは最盛期のようで黄色い集団は遠くからでも目に付く
植物の写真としては3枚目のように山がバックに写ると見栄えがするようだ

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ヒトツバヨモギ/キク科
ヨモギ類がキク科であることは承知しているが、花が地味なのでカメラを向けることはあまりない
自分のホームページ(植物図鑑)も少しずつ充実させていきたいので、今回はとりあえず撮影し帰宅後名前を調べた結果、ヒトツバヨモギであることが判明した
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タテヤマアザミ/キク科
通常のノアザミなどとは全く印象が違うので、意識して撮影した
事後検討の結果、タテヤマアザミと推定している
葉の形状がアザミらしくないのがポイントだ
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カンチコウゾリナ/キク科
花茎に剛毛が見えるのでコウゾリナであることはすぐわかる
生育場所(標高)から推定してカンチコウゾリナのようだ
総苞が黒ずむのが特徴だ
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シロバナニガナ・ニガナ/キク科
平凡な花なので特に取り上げることもないのだが、ニガナ類は高地に多い
自然園近くの道路脇に多数咲いていた
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オオヒョウタンボク/スイカズラ科
木本の花なので野草図鑑には登場しないが面白い形の花をつける
亜高山帯に多い植物だ
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オオバミゾホオズキ/ゴマノハグサ科
沢筋など湿地に多い花
過去の経験から栂池自然園にはこのオオバミゾホオズキが多いとの印象を持っていたが、今回は数が少なかった
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エゾシオガマ/ゴマノハグサ科
エゾシオガマは高山植物
ロープウェイなどで簡単に高地へ来られるので感慨は少ないが、昔自力で登った高山の風景を思い出すことはできる
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ミソガワソウ/シソ科
シソ科の仲間は高山植物が少ないように思う(思いつくのは他にタテヤマウツボグサとイブキジャコウソウくらいか)
逆に高山でシソ科らしい植物を見かけたらミソガワソウと決めていいのではないだろうか
味噌川は木曽川の支流の名前だそうだ
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タテヤマリンドウ/リンドウ科
湿原の木道脇には小さなリンドウが多数見られた
春に多く見られるフデリンドウやハルリンドウによく似た花でタテヤマリンドウのようだ
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イワイチョウ/リンドウ科
湿原の木道脇にはミツガシワによく似た花が咲いていた
よく見ると花弁の形は全く違う
ミツガシワの花弁はすっきりした形状で表面に多数の白毛が生えている
イワイチョウの花弁は縁が縮れていて縦に走るヒダがある
湿地に生える植物でミズイチョウという別名もあるようだ
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ミヤマシシウド/セリ科
セリ科の植物は花が小さく似たようなものが多いので識別は難しい
シシウドなどはわかりやすいほうなのだが写真を見ただけでシシウドとミヤマシシウドの判別は困難である
今回は生育地(標高)からミヤマシシウドと推定している
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ハクサンボウフウ/セリ科
葉の詳細など撮影していないので同定には自信がない
シラネセンキュウやオオバセンキュウなども考えられるがセリ科植物ということで勘弁していただきたい
個々の花弁はアップで見るとなかなか美しいものだ
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ゴゼンタチバナ/ミズキ科
ゴゼンタチバナは高い山では普通に見られる植物
ただ時期的には6月に咲く花だと思う
栂池自然園では明らかに盛りを過ぎていて数も少なかった
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ミヤマアカバナ/アカバナ科
ミヤマアカバナは湿原ではなく渓流のそばの岩場に咲いていた
花弁の先が2裂する4弁花でとても可愛い
平地で見るアカバナより棍棒状の雌蕊の柱頭は小さいように感じられた
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シナノオトギリ/オトギリソウ科
オトギリソウは登山道などに多い普通の花
シナノオトギリは高山型で少し小ぶり、高山の岩場に多い
両者の差は葉の縁の黒点などにあるようだが、面倒なので生育地で判断している
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ハクサンフウロ/フウロソウ科
高山植物の定番であるハクサンフウロはいくらでもあるだろうと思っていたが、意外や意外、当日見つけたハクサンフウロはたった1輪だけであった
時期的には最盛期だと思うので生育環境の問題なのだろうか(栂池自然園は湿原が多く草原は少ない)
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オニシモツケ/バラ科
オニシモツケは真夏の花
長野山岳地帯の登山道脇とか北海道の道路脇などに群生することが多い
個人的には「生命力のある植物」のイメージが強い
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ヤマブキショウマ/バラ科
いつも思うのだがユキノシタ科のトリアシショウマとバラ科のヤマブキショウマはよく似ている
見わけのポイントは葉でバラ科のほうは名前の通り葉がヤマブキの葉に似ている
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ヤグルマソウ/ユキノシタ科
葉は5枚の小葉からなる掌状複葉で大きく迫力がある(葉に刺があるハリブキに雰囲気が似ている)
いつも葉のほうに目が行ってしまうので花のほうにはほとんど印象がない
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(以下vol.2へ続く)















by mustachio | 2018-08-02 17:00 | Comments(0)


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