還暦からのネイチャーフォト

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2018年 08月 03日

栂池自然園の植物vol.2

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栂池自然園探訪記の続編である(写真が80枚ほどになったので2等分した)
続編はユキノシタ科のチダケサシからスタートする

チダケサシ/ユキノシタ科
チダケサシはけして高山植物ではなく低い山にも普通に見られる
高山帯に生え白い花が密集するタイプをハナチダケサシとして別種扱いすることもあるようだ
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ズダヤクシュ/ユキノシタ科
ユキノシタ科の植物は変化に富む
ネコノメソウ、ウメバチソウやシラヒゲソウもユキノシタ科だ
このズダヤクシュは地味な植物の典型である
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サンカヨウ/メギ科
純白の花をつけるサンカヨウは好きな花の一つ
高山では夏山シーズンに出会うこともあるが、残念ながら栂池ではすでに花が終わって実になっていた
この実は熟すると青紫の美しい姿になる
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ミヤマキンポウゲ/キンポウゲ科
群生というほどではなかったがキンポウゲはいろいろな場所で見られた
標高から判断してただのキンポウゲではなくミヤマキンポウゲのようだ
考えてみれば平地のキンポウゲは春の花で、高地のミヤマキンポウゲは夏の花だ
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ミヤマカラマツ/キンポウゲ科
カラマツソウの仲間はミヤマカラマツとモミジカラマツの2種があった
両者は葉の形状が異なるのですぐ識別できる
花びらのように見えるのは雄蕊で白色のものから赤紫系のものまで変化がある
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モミジカラマツ/キンポウゲ科
こちらがモミジカラマツで葉が掌状に裂けていてすぐわかる
花はすべて白色のようで普通のカラマツソウによく似ている
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オオレイジンソウ/キンポウゲ科
オオレイジンソウを始めて見たのは20年以上前、場所は福島と山形の県境にある西大巓だったと記憶している
当初レイジンは麗人と思っていたが実際は伶人(舞楽の奏者)で、花の形が伶人のかぶる冠に似ているからレイジンソウなのだそうだ
花が黄色いオオレイジンソウはその後何回も見ているが、淡紅紫色の本家レイジンソウには出会ったことがない
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シナノキンバイ/キンポウゲ科
シナノキンバイは久しぶりの再会だ
昨年よく似たキンバイソウを山梨県の高原で見ているが、シナノキンバイのほうがカップが深いような気がする
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イブキトラノオ/タデ科
栂池ではイブキトラノオも見られた
群馬県のフィールドで毎年見ているのでそれほどの感動はないが、ピンク色の花はいつ見ても可愛い
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オオバノトンボソウ/ラン科
現場で撮影した時にトンボソウの仲間であることは推定できた
帰ってから検討してみるとどうもオオバノトンボソウのようだ
初見参だと思う
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ヒオウギアヤメ/アヤメ科
湿原には紫色のアヤメが多かったがすべてヒオウギアヤメだった
葉が剣状で幅広く葉脈は目立たない
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コバイケイソウ/ユリ科
コバイケイソウは初夏の湿原の定番だがすでにピークは過ぎていた
アップに耐えるほど新鮮な個体がなかったので風景的な遠景写真が多くなった
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タマガワホトトギス/ユリ科
逆にホトトギスは感覚的には秋の花である
高地は秋が早いのかロープウェイ乗り継ぎのポイントにタマガワホトトギスが咲いていた
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ニッコウキスゲ/ユリ科
全国的な鹿の食害によりニッコウキスゲの名所といわれる草原は姿を消してしまったと思っていたが栂池湿原のニッコウキスゲは健在だった
標高が高いので鹿がやって来られないのだろうか
木道の脇には黄色の花が咲き乱れ、久しぶりにニッコウキスゲを満喫した
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クルマユリ/ユリ科
栂池自然園のユリはコオニユリではなくクルマユリだ
木道の近くに咲いているクルマユリが多く、クルマユリらしい写真を多数撮影することができた
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オオウバユリ/ユリ科
オオウバユリとウバユリは日本国内で分布を分ける
中部以北がオオウバユリ、関東以西がウバユリのようだ
栂池のオオウバユリは盛りを過ぎていて名実ともに大姥百合だった
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タケシマラン/ユリ科
葉腋から細い柄をたらし地味な花をつけるタケシマランは中部山岳固有の高山植物だ
近似種にオオバタケシマランがありこちらは花が緑色を帯び花柄がねじれる
(写真は花柄がまっすぐで花が赤褐色なのでタケシマランのほうだ)
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マイヅルソウ/ユリ科
初夏の花であるマイヅルソウが林道脇に咲き残っていた
今年はあまり山を歩いていないので初見かもしれない
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オオバユキザサ/ユリ科
奥の林道脇でユキザサを見つけた
いつも見るユキザサより大きく花もごつい感じなのでオオバユキザサだと思う
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キヌガサソウ/ユリ科
栂池ツアーのハイライトはこのキヌガサソウだろうか
輪生する葉の中央に花を一輪つけるこの植物にはなんとなく高貴なイメージがある
最初は純白な花弁が淡紅色に変化しさらに淡緑色に変わるのも面白い
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エンレイソウ/ユリ科
春の花なので期待もしていなかったエンレイソウだが、あちこちで姿が見られた
もちろん花は終わって実がついている
大きな葉と同じように実の形も三角形で3倍体のユリ科であることを主張している
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ワタスゲ/カヤツリグサ科
分類順に整理したのでラストバッターはワタスゲになった
高層湿原のシンボル的な存在なので毎年見る機会は多いが今年は初めてだと思う
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by mustachio | 2018-08-03 17:00 | Comments(0)


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