還暦からのネイチャーフォト

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2018年 09月 13日

モンゴル砂漠旅vol.4(野鳥編2)

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モンゴル砂漠旅の野鳥編は結局3部構成になった
1部が猛禽、3部が小鳥で2部は「その他中型野鳥」ということになる
モンゴルはユーラシア大陸でも中央部東寄りなので野鳥は日本と共通の種が多い
ツアー中に共通種(ある意味で普通種)が出てくると一応記録用にシャッターは押すがあまり気合は入らないものだ
特に今年のモンゴルは雨が多かったせいか鳥が水場に集まっておらず、集まったとしても非常に遠い位置にいるので残念ながらまともな写真が撮れなかった

一生懸命撮影して絵になったのは2部ではアネハヅルとサケイくらいなので、冒頭にお断りしておく

コガモ
掲載順は例によって分類順、トップはコガモになった
コガモを見かけたのは1回だけ
砂漠地帯なのでもともと水場は少ないはずなのだが、今年は砂漠に砂漠らしさがなくカモたちも水場を求めて集まったりしないようだ
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アオサギ
鷺の仲間はユーラシア大陸には種類が多いが基本的に南方系の鳥のようでモンゴルでは白鷺を見かけない
青鷺だけは例外で周囲に田んぼなどがない国でも大きな顔をしていた
砂漠地帯の池に十分な魚がいるのだろうか、疑問ではある
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アネハヅル
モンゴル固有種というわけではないがユーラシア大陸中央部で繁殖する美しい小型の鶴
秋になると集団でヒマラヤ山脈を越えてインドへ渡って行く鶴として有名である
渡りを始めるタイミングではないのか集団は形成されておらず、出会ったのは仲の良いペアばかりだった
赤い目と目の後ろの白い飾り羽がアネハヅルのチャームポイントである
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タゲリ
冬になれば日本でも普通に見られるタゲリがいた
タゲリの繁殖地はユーラシア大陸の中央部でヨーロッパから中国など広い範囲に棲息する
冬季は南部へ渡りをするのでアフリカ、中近東、東南アジアで見ることができる
モンゴルの砂漠地帯は冬は零下20度以下になるので留まるわけにはいかないようだ
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ツルシギ
ツルシギも旧大陸(ユーラシア・アフリカ)の鳥だが繁殖地はロシアなどの北極海に近い北部地域、冬は東南アジアやアフリカに渡るので日本では旅鳥ということになる
この時期モンゴルでは真っ黒な夏羽の個体と灰褐色の冬羽(あるいは幼鳥)の個体の両方が見られた
いずれも嘴の根元の下側だけが赤い
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アオアシシギ
ツルシギほど極端ではないが繁殖地はユーラシア大陸の北部で冬はアフリカ、南アジア、オーストラリアなどへ渡る
モンゴルは通過点ということのようだ
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ヨーロッパトウネン
トウネンとヨーロッパトウネンはユーラシア大陸を東西に棲み分けていて、ヨーロッパトウネンの冬越しはインド・アフリカ方面、トウネンのほうは東南アジアからオーストラリアということになるようだ
モンゴルは両者の境界線に近くどちらがいてもおかしくない
ヨーロッパトウネン(夏羽)は喉が白いのが特徴というが写真のように距離の遠い冬羽(幼羽)ではお手上げで、同定は同行者の判定に従った
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ユリカモメ
ユリカモメといえば海の鳥というのがわれわれ日本人の常識だと思うが、この鳥の繁殖地はユーラシア大陸の内陸部
つまりモンゴルの砂漠でユリカモメを見ることはけして意外でも想定外でもないのだ
とはいうものの、なんとなく納得がいかない光景ではあった
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セグロカモメ
同様にセグロカモメも日本では冬鳥で繁殖地はロシア北部やカナダ・アラスカなどである
つまりモンゴルは旅の途中ということのようだが、モンゴルのセグロカモメは亜種レベルでは別種で別名モンゴルカモメだとの説明が現地ガイドからあった(真偽は確認できていない)
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サケイ
砂漠の鳥といえばこのサケイ
英語ではSand Grouseという Grouseはライチョウのことだ
独立したサケイ科の鳥で中国北部・モンゴル・中央アジアの砂漠地帯に生息し飛翔能力があるのに渡りはしない
一面にニラの花が咲く砂漠の中を群を作って採餌する姿はとても可愛い
(もともと南ゴビでサケイの群を撮影する予定だったのに1羽もいないというハプニングもあったが、中央ゴビと南ゴビの間の草原で十分撮影ができたので満足している)
写真では5枚目の顔のオレンジが濃いのがオス、6枚目のあごの下に細く黒い首輪が見えるのがメスだ
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シラコバト
英名Europian Collared Dove からもわかるように首筋に黒い輪がある鳩
ヨーロッパ以外にインドや東南アジアでもよく出会うので素人の私でも識別ができる
中央ゴビの街中で見かけた
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ヤツガシラ
通称ヤッチャン
分布域はユーラシアからアフリカにかけて広くグローバルバードである
市街地など人家に近いところで見ることが多く、今回のモンゴルでは中央ゴビの電波塔のあるビルと草原の中の古城跡で出会った
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カササギ
こちらもヨーロッパから中国まで分布域の広い普通種
何十年か前、佐賀平野や筑紫平野などでは普通に見られたが、日本のカササギは人工的な移入のようだ
モンゴルにはオナガもいるのだが今回は写真が撮れなかった
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ベニハシガラス
モンゴルでも都会にはカラスが多い
最初にベニハシガラスを見た時は嘴と脚が赤いのに感動したものだが、今ではそれほどインパクトがない
日本のハシブトガラスにこの色彩感覚があればもう少し嫌われずに済むだろうななどとつまらないことを考えながらシャッターを押した
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ワタリガラス
こちらは草原(砂漠)のカラス
英語ではRavenでCrowとははっきり区分される野性味のあるカラスである
体が大きくハシブトガラスのようにオデコではないので風格を感じる
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ツバメ
モンゴルの燕は日本の燕と微妙に違う
亜種アカハラツバメと分類される鳥で腹が橙褐色なのだ
8月だったので元気に飛び回っていたが、秋の早いモンゴルではもう南へ旅立ってしまったかもしれない
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ツメナガセキレイ
ツアー同行者の判断を参考にツメナガセキレイ(冬羽)としたが、ツメナガセキレイは英名をYellow Wagtail というように黄色味があるはずなので個人的になんとなく疑問は残っている
ハクセキレイの1亜種の可能性もあるが、同一場所で同時にハクセキレイを見ているのでハクセキレイとは別種のようだ
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ハクセキレイ
こちらは前項のセキレイと撮影場所が異なるが間違いなくハクセキレイである
亜種レベル分類ではシベリアハクセキレイではないかと思われる
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マミジロタヒバリ
マミジロタヒバリは南北に渡りをするがアジア限定種のようだ
中国やモンゴルなどが主な繁殖地のようで写真では大きな顔をしている
(背景が草原ではなく電線止まりなのが少し残念だが、爪が長いのはよくわかる)
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by mustachio | 2018-09-13 12:00 | Comments(0)


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