還暦からのネイチャーフォト

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2019年 05月 20日

ネパールの鳥(第7部)

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連載「ネパールの鳥」もやっと最終号だ
通常生活の合間にブログアップを行っているが、高齢者の生活というのは傍で見るほど暇ではない
海外遠征の整理が終わらないと国内の「散歩」(自然写真の撮影)にも出かけられず、出かけても写真の処理ができないという事態になる
ここは後ひと踏ん張り ネパールを片付けて日本の野山に出かけることとしたい

インドコムクドリ Chestnut-tailed Starling
第7部は小鳥類が残っているがスタートはスターリングからだ
インドコムクドリは日本で見られるコムクドリとよく似ているが棲息地が異なるようで中(南)部アジアと東アジアで棲み分けている
インドコムクがChestnut-tailed で、日本のコムクがChestnut-cheekedというのも面白い
はっきり違いがあるのは嘴で日本のコムクは嘴が黒く、インドのコムクはオレンジ色で根元が青い
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オオルリチョウ Blue Whistling Thrush
インド、中国、インドシナ半島と南アジアに広く分布する鳥
以前ブータンを長期旅行した時は毎日のように登場した
全体は濃紺で嘴のオレンジが目立つツグミの仲間だが、遠目には真っ黒なカラスのように見えることが多い
光線が良ければオオルリチョウらしい写真が撮れるのだが、今回は登場回数も少なく「らしくない写真」ばかりになった
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ヒマラヤハイイロツグミ Tickell's Thrush
ツグミ類を見たのはほとんどダンプス
天候に恵まれず目の前にそびえたつはずのヒマラヤ山脈が見えない苛立ちをロッジの庭に現れるツグミたちが慰めてくれた
最初のツグミはヒマラヤハイイロツグミ
名前の通り灰色一色でわかりやすい
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ハイバネツグミ Grey-winged Blackbird
ツグミ類の英名は基本的にThrushだが、ヨーロッパなどに多いクロウタドリだけはBlackbirdである
このハイバネツグミ(オス)はクロウタドリにそっくりで羽根の部分だけがグレーであるため英名をGrey-winged Blackbirdという
メスは全体が灰色でGrey birdである(クロウタドリも同様だ)
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ノドグロツグミ Dark-throated Thrush
こちらはノドグロツグミ
喉限定ではなく顎から胸にかけてが黒い
写真の個体はメスまたは若鳥のようで黒さが不完全だが、成熟したオスはこの部分が完璧に黒くなるようだ
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ムナグロノゴマ White-tailed Rubythroat
夏の北海道で出会うノゴマにネパールで出会った、と思ったのだが実は別種だった
日本で見るノゴマ(Siberian Rubythroat)もシベリアと東南アジアを往復する渡り鳥なのでネパールで見てもおかしくはないのだがパッと見た印象が少し違う
こちらのほうが顔から胸にかけて真っ黒でより精悍な感じがするのだ
しいて言うならば喉の赤い部分の大きさは日本の(Siberian)ノゴマのほうが勝っているかもしれない
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シキチョウ Oriental Magpie Robin
東南アジアを旅行すればシキチョウには必ず会えるような気がする
英名の通りカササギのように明確な2色刷りのコマドリである(コマドリより少し大きい)
今回は久しぶりにグレーのメスにも会うことができた
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アカハラシキチョウ White-rumped Shama
やはり東南アジアの鳥だがシキチョウほど普通種ではない
今までにタイで2回あっただけである
今回はチトワンのジープサファリで撮影したが、鳥の位置が遠く特徴のある白い腰などは写せなかった(尾の裏側が白いところまでは確認できるが)
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クロジョウビタキ Black Redstart
前項のアカハラシキチョウと同じ色使いだが尾の長さはだいぶ違う
ジョウビタキの仲間でクロジョウビタキという
ヨーロッパからインドまでユーラシア大陸に広く分布する鳥で、日本にも迷鳥として記録がある

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カワビタキ Plumbeous Water Redstart
ネパールではカワビタキとシロボウシカワビタキが登場したが、写真撮影という点からは縁がなかった
カワビタキのほうはポカラの公園ではるか遠くの小さな島にいる個体を撮影したが単なる風景写真にしかなっていない
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ニシノビタキ Common Stonechat
要するにノビタキのことで、ユーラシア・アフリカに広く分布し夏はシベリア方面で繁殖し冬はアフリカ・インド・東南アジアへ渡る
呼び名(英名)のほうはEuropeanとかAfricanとかSiberianなどの形容詞がつき亜種レベルでは差異があるのかもしれない
いずれにしても棲息地では英名がCommonになる
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クロノビタキ Pied Bushchat
英語のPiedは白黒のという意味で一部に白い部分がある
生息域はノビタキほど広範ではなくインドからフィリピンぐらいまでのようだ
ノビタキに比べると喉も腹も黒いので印象は全く違った鳥になる
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モンツキイソヒヨドリ Blue-capped Rock Thrush
ピントは良くないがパステル調の色彩が気に入っているのでこの写真を使うことにした
鳥はモンツキイソヒヨドリ
イソヒヨドリという名前からは海の鳥をイメージするが、実際は英名Rock Thrushからわかるように山の鳥で、ブータンでは本種にもカオグロイソヒヨドリにも出会っている
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マユヒタキ Ultramarine Flycatcher
オオルリを小型にしたようなヒタキでとにかくファンが多い
東南アジアでは出会いのチャンスが多く自分も最初の出会いはタイだったと思う
ただマユヒタキという和名が思い出せなくてウルトラマリンと呼ぶ人も多いようだ
ネパールではダンプスの山中で出会った
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ロクショウビタキ Verditer Flycatcher
この鳥に初めて出会ったのは10年以上前
確かマレーシアで10メートルぐらいの距離で撮影した
外国にはこんな色の鳥がいるんだ、と認識した記憶が今でも残っている
その後は何回か撮影のチャンスがあり、ネパールでもダンプスでじっくり観察する機会があった
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ムネアカヒメアオヒタキ Blue-throated Flycatcher?
今回同行者の協議で作成したバードリストではこの名前が一番近いのでとりあえずタイトルとしたがどうも違うようだ
写真の鳥はBlue-throatedではなくRed-throatedである
ならば「ムネアカ」でよいではないかということになるが、ムネアカヒメアオヒタキは喉が青く胸の下部が赤いのである
以前タイで写真が撮れているのでその時のブログにリンクを貼っておく

ネパールのほうはノドアカヒメアオヒタキではないかとも思われるが自信はない
(特に腹の真ん中に見える黒い縦線が気になるのだが、そんな鳥は図鑑に載っていない)
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チビアオヒタキ Small Niltava
初めて出会う鳥つまりライファーである
今どき名前に「チビ」をつけるのは問題だが正式な名前のようだ
青いオスにも茶色のメスにも肩の部分にブルーの斑がありとても可愛い
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コシジロキンパラ White-rumped Munia
経験的に見てキンパラ、ギンパラなどは市街地近くで見ることが多いように思う
特に畑など農耕地近くのブッシュに群れているイメージがある
今回もカトマンズ近郊の花を栽培する畑近くの森に登場した
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ギンパラ Black-headed Munia
撮影地はチトワン国立公園
ギンパラの名前は同行者共通のバードリストに登場してこないのだが、鳥類図鑑をページごとに総当たりした結果「ギンパラのメス」という結論に達した
オスならば特定は簡単なのにメスは個性がないので識別が難しい
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オオハクセキレイ White-browed Wagtail
キセキレイやハクセキレイなど標準的なセキレイ類はユーラシア大陸では西から東まで広範囲に棲息する
例外なのは日本のセグロセキレイで日本と韓国の一部に棲息するだけだ
このオオハクセキレイも(正確な情報ではないが)インド周辺の鳥のようだ
以前インドで見ているが、オオハクセキレイはセグロセキレイによく似ていて違和感がない
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ヒメマミジロタヒバリ Paddyfield Pipit
アジアにはタヒバリの仲間がやたら多い
ビンズイ、タヒバリ、ムネアカタヒバリなど日本で見られる種類のほかムジタヒバリ、マミジロタヒバリなど似たような顔が並びベテランバードウォッチャーの中でも意見が割れたりする(こちらは知識もなく図鑑も持たないので現場ではおとなしくしている)
写真の鳥は同行ベテランの間でヒメマミジロタヒバリと認定されたようだ
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アカマシコ Common Rosefinch
ネパール編のラストバードはアカマシコ
赤い小鳥はバードウォッチャーの間では人気が高い
アカマシコは北欧からカムチャツカくらいまでユーラシア大陸の北部で繁殖し冬はインド・中国南部・東南アジアに渡る
過去にモンゴルで2回インドで1回撮影しているが、赤さが足りなかったり、遠かったりと条件は良くない
今回はチトワンのロッジの実がなっている木にやって来るアカマシコを撮影した
といってもネパールのアカマシコは動きが機敏ですぐ葉隠れとなってしまい、真っ赤な個体は確認できたのだが、写真の出来はいまいちだった
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by mustachio | 2019-05-20 17:00 | Comments(0)


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