還暦からのネイチャーフォト

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2019年 07月 03日

西北海道縦断自然探索(ニセコ・支笏湖)

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宿泊先がニセコだったので2日目の行程は楽だった
東へ向かって走り夜までに千歳空港へ着けばよいだけである
午前中はゆっくりニセコ周辺の自然探索を楽しむことができた

ニセコ町周辺
外国資本が土地を買いあさり路線価が急騰しているのがニセコ町である
われわれ夫婦はスキーで冬のニセコを訪れたことはあるのだが、夏のニセコは全く初めてだった
冬のニセコは雪質が良いのでオーストラリア人に人気が高いといわれるが、夏のニセコも捨てたものではない
西にニセコアンヌプリ、東に羊蹄山(蝦夷富士)を望む一帯は自然に恵まれた広大なリゾートを形成している
午前中はニセコ駅に近い桜ケ丘公園や羊蹄山麓にある半月湖などを散策した

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エゾシマリス
夏の北海道は数年ぶりなのでエゾシマリスに出会うのも数年ぶりだと思う
道路まで出てきて歓迎してくれたがすぐに隠れてしまった
(突然の登場だったのでカメラの設定が間に合わずボケた写真になってしまった)

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キビタキ
今年はなぜかキビタキの数が多い

北海道ニセコの山奥でもご多分に漏れずで、近距離のキビタキが撮影できた
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ヤマゲラ
羊蹄山麓の林道でヤマゲラに出会った
本州以南に棲むアオゲラによく似たオリーブ色のキツツキでヤマゲラのほうは額の部分が赤い(アオゲラは後頭部が赤く、腹に黒い横斑がある)
日本国内では北海道固有種で他のキツツキと違って路上に降りて採餌することもあるといわれるが、確かに道路で餌を探していた

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コチャバネセセリ
半月湖の湖畔に給水しているセセリチョウがいた
コチャバネセセリだ
群馬県や長野県などの山岳地帯では年1回の発生で発生時期は7月中旬くらいだと思う
北海道では少し発生が早いのだろうか

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クロヒカゲ
ニセコ周辺は自然が豊かだとコメントしたが、何故か蝶の姿は少なかった
春と夏の端境期なのだろうか
撮影したのはごく普通種のクロヒカゲである

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アイヌアカコメツキ
甲虫類も数が多く名前が覚えられない
半月湖への山道でコメツキムシを撮影した
帰宅後図鑑をチェックして見るとアイヌアカコメツキのようだ
名前にアイヌがつくので珍種かと思ったが、北海道では普通種らしい

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コウリンタンポポ
コウリンタンポポは至るところで咲いていた
外来種なのでどこに生えても不思議はないのだが、北海道以外でこの花を見た記憶がない
関東地方でこれだけ派手な花が一面に咲いていれば喜ばれると思うのだが

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ブタナ
北海道に来る少し前に新潟の村上でこのブタナを多数見ている
ヨーロッパ原産の外来種なので不自然さはなかったが、やはりこの植物は「北海道の花」のイメージが強い
北海道では異種の帰化植物が混生する傾向があり、コウリンタンポポとブタナは同じ場所で咲いていることが多い
どちらも野生植物なのだがオレンジと黄色の花が混生していると人工の花壇のように美しい

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ヘラオオバコ
前日に室蘭で見たヘラオオバコはニセコにも多かった
前の2種同様、外来種だが特に北海道に多く、前2種と混生する傾向もある
オオバコ科の植物だがオオバコとは全く違うイメージである

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黄色いキク科の花
咲いていたのは特殊な場所ではなく普通の駐車場脇のスペースである
写真を適当に撮影して帰宅後図鑑をチェックしてみたが該当種名がわからない
雰囲気はコウゾリナに似たキク科植物なのだが、花は舌状花ではなく管状のようだ
数もたくさん咲いていたので希少植物ではなく外来の帰化植物のような気がする

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エンレイソウ
羊蹄山麓の半月湖へのアクセスは結構厳しかった
駐車場の位置から湖の標高が数百m低い位置にあり、行きはよいよいなのだが帰りは急登になる
山道には木陰に咲く植物が多かったがほとんどが本州(関東甲信越)との共通種だった
エンレイソウはとっくに花が終わって実になっていた

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マイヅルソウ
関東甲信越ではエンレイソウは春の花、マイヅルソウは初夏の花だと思っていたが、北海道ではどちらも花が終わっていた
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ミミナグサ
路傍に小さなハコベを見つけた
花弁の切れ込み具合に多少違和感があるがミミナグサだと思う

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クルマバソウ
葉の形状に特徴があるクルマバソウ
白馬山麓などでは5月の花である
ニセコでは実もでき始めていたが一部花が残っていた

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キツネノボタン
地球岬でも新潟の村上でもみたキツネノボタンがニセコにもあった
類似種にケキツネノボタンという毛深い植物があるが北海道には分布しないようなのでわかりやすい

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コナスビ
コナスビとの出会いは数年ぶりだ
サクラソウ科の植物で村上の海岸にあったハマボッスに近い仲間のようだ
実がナスに似ているそうだが実を見たことがない

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オオハナウド
湖の湖面に近いところに大型のセリ科植物が花をつけていた
シシウドとは見た感じが異なりオオハナウドのようだ
セリ科はとにかく同定が難しい

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タチアザミ
同定が難しいのはアザミも同様である
水辺に近いところにあり総苞が反りかえっていないのでタチアザミと推定した

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ヤマオダマキ
一輪だけオダマキが咲いていた
距の先端が内側に巻きこんでいるのでオオヤマオダマキかもしれない

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ホオノキ
山に行けばどこにでもあるホオノキだが花の時期に花が目の高さに咲くことはめったにない(たいていは高い位置に咲くので下から見上げる形になる)
この花はヤマゲラを撮影した道路の近くで見つけた

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ふきだし公園
午後からは千歳に向かって東へ移動
途中、羊蹄山東側の京極町にあるふきだし公園というところに寄った
おそらく羊蹄山の伏流水だと思うが渓流や水が噴き出す泉があり、親水公園になっている


ヤマキマダラヒカゲ
今年の北海道は蝶が少ない
自然に恵まれた環境ではあったが見た蝶はごく普通種のキマダラヒカゲ程度であった

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ハクセキレイ
鳥も同様で鳥影はほとんどなく駐車場にハクセキレイが遊んでいる程度だった
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ツルアジサイ
周辺の樹木にはツルアジサイが絡んでいた
ガクアジサイなどと同じように散房花序の中央部分に多数の両性花があり、周囲に装飾花が配置される構造である
花は白いが葉の緑とうまくマッチして良い雰囲気を出していると思う

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オランダガラシ
水辺の近くには十字架植物が見られた
どうもオランダガラシのようだ  分かりやすくいえばクレソンである
北海道は自然も豊かだが外来生物の多い地域でもある

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オニシモツケ
シーズン的に早すぎるようだがオニシモツケの花を見つけた
オニシモツケは北海道の夏を代表するような植物で7月になると道路脇に生い茂り存在を主張する
京極町ではまだ咲き始めたばかりのようで初々しさが残っていた

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支笏湖
さらに東へ移動して支笏湖までくれば千歳空港は近い
湖畔を散策したが目ぼしい動植物は見られなかった
最後に立ち寄ったポイントは千歳市内にある名水ふれあい公園である
ここでは清流に棲むトンボなどを観察した

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ベニシジミとエゾシロチョウ
支笏湖周辺で見た昆虫はベニシジミとエゾシロチョウ
エゾシロチョウはモンシロチョウやスジグロシロチョウより多い

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ミヤコグサ
道路脇にはミヤコグサが咲いていた
群落を形成していてミヤコグサらしい存在感があった

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エゾムラサキ
名水ふれあい公園に咲いていたのはエゾムラサキ
この花はワスレナグサと同じように水辺(湿地)が好きなようだ

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ニホンカワトンボ
川岸のフキの葉には多数のカワトンボが止まっていた
ニホンカワトンボのようだ
翅が褐色のものと透明なものがいたが同一種だと思う

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モイワサナエ
ヒメサナエ、ヒメクロサナエ、ダビドサナエなど似たようなサナエトンボが多いがモイワサナエ以外は北海道に棲息しないようなので消去法でモイワサナエと同定した
モイワサナエには平成11年に北海道東部で出会っており8年ぶりの再会である
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by mustachio | 2019-07-03 11:00 | Comments(0)


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