還暦からのネイチャーフォト

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2019年 11月 08日

吾妻渓谷と八ッ場ダム

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草津・万座を回った翌日は吾妻渓谷と八ッ場ダムを見に行った
どちらもわが山荘と関越道渋川ICの間にあり、山荘に来るまでの通り道にある
(というか、どちらも群馬県長野原町にあり、山荘とは同一町内の観光地だ)

八ッ場ダム
関東地方の方はたいていご存知と思うが読み方は「ヤンバダム」、昭和27年に計画され昭和42年に建設が決まった後、様々な反対運動があり、紆余曲折を経て現在建設中の大型ダムである
ダム本体部分が完成し今年の10月から貯水を開始したばかりなのだが、その直後台風19号の襲来があり数日で満水になって利根川下流域の水害防止に貢献したといわれている

建設工事が進む間、山荘と東京との往復の途中で何回も進捗状況を見に行ったが、満水になってからは初めての見学である
ダム建設現場が一望できる見晴台があるのだが、観光バスなどが詰めかけウィークデイにも関わらず見学者がごった返していた(大半が高齢者だったが)

写真をご覧いただければ一目瞭然だが、ダムの上流に当たるダム湖はまさに満水状態であった
ただ予想外の急速給水で水は泥水、美しいダム湖のイメージはかけらもなかった
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次の2枚は上流側を撮影したもの
水が澄んでくれば美しい湖になりそうだ

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見晴台から見た入り口方面
観光バスも走っている

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そして次の2枚がダムを裏側(下側)から撮影したもの
ダムの下流にあるのが吾妻渓谷で(現状では)吾妻渓谷の終点がダムの真下ということになる
八ッ場ダムには水がたまりすぎたようで、大量の水が放流されていた
(現状はアクセス禁止で望遠レンズでの撮影が精一杯である)
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吾妻渓谷
吾妻渓谷は吾妻川流域の渓谷で谷が深く秋の紅葉が美しい観光名所である
八ッ場ダム関連の工事が始まる前は渋川から草津へのアクセスは道路が吾妻渓谷に沿って走っていたため山荘への往復はいつも渓谷沿いの道路を走っていた
狭い道を大型観光バスが走ったりするので休日は慢性渋滞だった印象が強い
ダム建設に伴い周辺の道路整備が先行し高いところを高規格道路が走るようになったため吾妻渓谷に立ち寄る機会がなくなってしまったが、秋は紅葉が素晴らしいので家内と二人この渓谷沿いを歩いてみることにした

上流側にダム工事が始まったので通行制限などアクセスが不便になったが、渓谷の水量などは昔と変わらず、自然環境はしっかり維持されていた
ただタイミング的に紅葉シーズンに少し早く、景観はベストではなかった

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次の1枚は昔よく通った渓谷沿いの道路の写真
道路と並行して鉄道(吾妻線)が走っているがダム工事によりルート変更があり今は廃線になっている
写真にトンネルの入り口(出口)が写っているが、長い間「日本一短いトンネル」の記録を維持していた
今は鉄道が機能しなくなり「トンネル」に該当しなくなって寂しい
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以下の3枚は渓谷入り口付近の橋から上流側と下流側を撮影したもの
下流側には現在われわれが常用している高規格道路(新道)が写っている
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吾妻渓谷の野草
渓谷に沿った道路は工事関連車両以外は通行禁止となっているが、歩行者用の通路は整備されており自然を楽しむことはできる

山荘の所在地よりはるかに標高が低いので「秋の野草」がまだ路傍に残っていた

サラシナショウマ
渓谷(水流)の周辺は木が茂り薄暗い
薄暗い中に純白のサラシナショウマの花穂がよく目立った

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マムシグサの実
こちらも薄暗い環境の中で目立つマムシグサの実
サラシナショウマの白に対応するように鮮烈な赤い実だ

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ツルウメモドキの実
前日にバラギ湖畔で見かけたツルウメモドキの実が道路のフェンスに絡んでいた
秋の実は似たように真紅のものが多いので断定はできないが、ツルウメモドキで間違いないと思う
秋の日を浴びると赤い実は美しい

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キバナアキギリ
マイフィールドとしている群馬県の野反湖、バラギ湖、湯ノ丸高原などにはこのキバナアキギリがない(少なくとも見た記憶がない)
吾妻渓谷の駐車場付近には結構数が多く久しぶりの対面を楽しんだ
色彩的には地味だがシソ科の花で、花の形は園芸種のサルビアとよく似ている

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タチアザミ
渓谷へのアクセス道路脇に花が枯れてしまったアザミがあった
葉の形が特徴的でタチアザミと推定した
10月初旬のバラギ湖畔に咲いていたアザミである

葉に羽状切込みが見られないアザミが他に見当たらないのだ
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ヤクシソウ
林下の薄暗いところが好きなキク科の花だ
山荘の庭のヤクシソウはもう枯れてしまったが吾妻渓谷では元気に咲いていた
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ノコンギク
ムラサキの野菊はノコンギクだと思う
キク科の認定はとにかく難しい
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シロヨメナ
推定シロヨメナ
ハコネギクの可能性もなくはないが、暗く湿ったような場所にハコネギクは

場違いのようだ
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コメナモミ
ハキダメギクによく似ていて花弁(舌状花)が黄色い小さなキクを見つけた
図鑑でチェックするとメナモミかコメナモミのいずれかのようだ
実をいうと今まで意識してメナモミの仲間を見たことがなかった
先が3裂した舌状花や緑色のヒトデ状の総苞片などに「初対面の感動」を覚えた
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クマシデ
ビールの原料になるホップの花のような木の実を見つけた
こちらは初見ではなく、毎年7月にクロヒカゲモドキを探した山梨県韮崎のフィールドで見かけている
7月のクマシデにもこの実がなっていたが、果たして7月から10月までこの実が枝からぶら下がり続けているのかどうかはよくわからない
いずれにしても瞬間的にホップを想起させる変わった植物である
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山荘の野鳥たち

ダムや渓谷とは直接関係がないのだが、山荘滞在中にリビングルームから餌台に集まる野鳥たちを撮影したのでブログアップしておく
夏の間は周囲に餌が豊富なのであまり餌をやることはないのだが、秋から冬にかけては山荘のベランダに置く餌台(ヒマワリの種を入れたボウル)に小鳥たちが集まって来る
カラの仲間は混群を構成しているようで、来るときはまとまってやって来て順番待ちをしながら交代で採餌していく

コゲラ
このコゲラは餌台には来ない
家の周りの木の幹で虫を探していることが多い(アカゲラやアオゲラもいるのだが今回は写真は撮れなかった)
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コガラ
餌台の小鳥としては数が多い
シジュウカラやヒガラも餌台に来るのだが、コガラよりは数が少ない
他の鳥に比べてコガラ(小柄)なので、多少遠慮しながら餌を取っていくようである
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ゴジュウカラ
自然環境の中で見るゴジュウカラは木の幹にとまってコゲラのように虫を探しているイメージが強いのだが、この鳥は雑食性で何でも口にするようだ
スマートな外観の割には食い意地が張っているようで優雅さが感じられない
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ヤマガラ
大きさはゴジュウカラより幾分小さいようだが、気が強い性格なのだろうか
餌台の常連客の中では「親分」的存在である
ウッドデッキに出て彼らの存在を目の前に感じながらワインを飲んだりする生活は楽しい
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by mustachio | 2019-11-08 10:00 | Comments(0)


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