還暦からのネイチャーフォト

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2019年 11月 08日

吾妻渓谷と八ッ場ダム

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草津・万座を回った翌日は吾妻渓谷と八ッ場ダムを見に行った
どちらもわが山荘と関越道渋川ICの間にあり、山荘に来るまでの通り道にある
(というか、どちらも群馬県長野原町にあり、山荘とは同一町内の観光地だ)

八ッ場ダム
関東地方の方はたいていご存知と思うが読み方は「ヤンバダム」、昭和27年に計画され昭和42年に建設が決まった後、様々な反対運動があり、紆余曲折を経て現在建設中の大型ダムである
ダム本体部分が完成し今年の10月から貯水を開始したばかりなのだが、その直後台風19号の襲来があり数日で満水になって利根川下流域の水害防止に貢献したといわれている

建設工事が進む間、山荘と東京との往復の途中で何回も進捗状況を見に行ったが、満水になってからは初めての見学である
ダム建設現場が一望できる見晴台があるのだが、観光バスなどが詰めかけウィークデイにも関わらず見学者がごった返していた(大半が高齢者だったが)

写真をご覧いただければ一目瞭然だが、ダムの上流に当たるダム湖はまさに満水状態であった
ただ予想外の急速給水で水は泥水、美しいダム湖のイメージはかけらもなかった
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次の2枚は上流側を撮影したもの
水が澄んでくれば美しい湖になりそうだ

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見晴台から見た入り口方面
観光バスも走っている

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そして次の2枚がダムを裏側(下側)から撮影したもの
ダムの下流にあるのが吾妻渓谷で(現状では)吾妻渓谷の終点がダムの真下ということになる
八ッ場ダムには水がたまりすぎたようで、大量の水が放流されていた
(現状はアクセス禁止で望遠レンズでの撮影が精一杯である)
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吾妻渓谷
吾妻渓谷は吾妻川流域の渓谷で谷が深く秋の紅葉が美しい観光名所である
八ッ場ダム関連の工事が始まる前は渋川から草津へのアクセスは道路が吾妻渓谷に沿って走っていたため山荘への往復はいつも渓谷沿いの道路を走っていた
狭い道を大型観光バスが走ったりするので休日は慢性渋滞だった印象が強い
ダム建設に伴い周辺の道路整備が先行し高いところを高規格道路が走るようになったため吾妻渓谷に立ち寄る機会がなくなってしまったが、秋は紅葉が素晴らしいので家内と二人この渓谷沿いを歩いてみることにした

上流側にダム工事が始まったので通行制限などアクセスが不便になったが、渓谷の水量などは昔と変わらず、自然環境はしっかり維持されていた
ただタイミング的に紅葉シーズンに少し早く、景観はベストではなかった

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次の1枚は昔よく通った渓谷沿いの道路の写真
道路と並行して鉄道(吾妻線)が走っているがダム工事によりルート変更があり今は廃線になっている
写真にトンネルの入り口(出口)が写っているが、長い間「日本一短いトンネル」の記録を維持していた
今は鉄道が機能しなくなり「トンネル」に該当しなくなって寂しい
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以下の3枚は渓谷入り口付近の橋から上流側と下流側を撮影したもの
下流側には現在われわれが常用している高規格道路(新道)が写っている
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吾妻渓谷の野草
渓谷に沿った道路は工事関連車両以外は通行禁止となっているが、歩行者用の通路は整備されており自然を楽しむことはできる

山荘の所在地よりはるかに標高が低いので「秋の野草」がまだ路傍に残っていた

サラシナショウマ
渓谷(水流)の周辺は木が茂り薄暗い
薄暗い中に純白のサラシナショウマの花穂がよく目立った

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マムシグサの実
こちらも薄暗い環境の中で目立つマムシグサの実
サラシナショウマの白に対応するように鮮烈な赤い実だ

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ツルウメモドキの実
前日にバラギ湖畔で見かけたツルウメモドキの実が道路のフェンスに絡んでいた
秋の実は似たように真紅のものが多いので断定はできないが、ツルウメモドキで間違いないと思う
秋の日を浴びると赤い実は美しい

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キバナアキギリ
マイフィールドとしている群馬県の野反湖、バラギ湖、湯ノ丸高原などにはこのキバナアキギリがない(少なくとも見た記憶がない)
吾妻渓谷の駐車場付近には結構数が多く久しぶりの対面を楽しんだ
色彩的には地味だがシソ科の花で、花の形は園芸種のサルビアとよく似ている

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タチアザミ
渓谷へのアクセス道路脇に花が枯れてしまったアザミがあった
葉の形が特徴的でタチアザミと推定した
10月初旬のバラギ湖畔に咲いていたアザミである

葉に羽状切込みが見られないアザミが他に見当たらないのだ
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ヤクシソウ
林下の薄暗いところが好きなキク科の花だ
山荘の庭のヤクシソウはもう枯れてしまったが吾妻渓谷では元気に咲いていた
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ノコンギク
ムラサキの野菊はノコンギクだと思う
キク科の認定はとにかく難しい
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シロヨメナ
推定シロヨメナ
ハコネギクの可能性もなくはないが、暗く湿ったような場所にハコネギクは

場違いのようだ
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コメナモミ
ハキダメギクによく似ていて花弁(舌状花)が黄色い小さなキクを見つけた
図鑑でチェックするとメナモミかコメナモミのいずれかのようだ
実をいうと今まで意識してメナモミの仲間を見たことがなかった
先が3裂した舌状花や緑色のヒトデ状の総苞片などに「初対面の感動」を覚えた
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クマシデ
ビールの原料になるホップの花のような木の実を見つけた
こちらは初見ではなく、毎年7月にクロヒカゲモドキを探した山梨県韮崎のフィールドで見かけている
7月のクマシデにもこの実がなっていたが、果たして7月から10月までこの実が枝からぶら下がり続けているのかどうかはよくわからない
いずれにしても瞬間的にホップを想起させる変わった植物である
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山荘の野鳥たち

ダムや渓谷とは直接関係がないのだが、山荘滞在中にリビングルームから餌台に集まる野鳥たちを撮影したのでブログアップしておく
夏の間は周囲に餌が豊富なのであまり餌をやることはないのだが、秋から冬にかけては山荘のベランダに置く餌台(ヒマワリの種を入れたボウル)に小鳥たちが集まって来る
カラの仲間は混群を構成しているようで、来るときはまとまってやって来て順番待ちをしながら交代で採餌していく

コゲラ
このコゲラは餌台には来ない
家の周りの木の幹で虫を探していることが多い(アカゲラやアオゲラもいるのだが今回は写真は撮れなかった)
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コガラ
餌台の小鳥としては数が多い
シジュウカラやヒガラも餌台に来るのだが、コガラよりは数が少ない
他の鳥に比べてコガラ(小柄)なので、多少遠慮しながら餌を取っていくようである
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ゴジュウカラ
自然環境の中で見るゴジュウカラは木の幹にとまってコゲラのように虫を探しているイメージが強いのだが、この鳥は雑食性で何でも口にするようだ
スマートな外観の割には食い意地が張っているようで優雅さが感じられない
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ヤマガラ
大きさはゴジュウカラより幾分小さいようだが、気が強い性格なのだろうか
餌台の常連客の中では「親分」的存在である
ウッドデッキに出て彼らの存在を目の前に感じながらワインを飲んだりする生活は楽しい
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by mustachio | 2019-11-08 10:00 | Comments(0)
2019年 11月 05日

草津・嬬恋の紅葉

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10月最後の週は群馬の山荘で過ごした
今年の10月は雨が多く東京では3週間連続で雨が降ったそうだがとにかく最後の週は好天に恵まれ「秋」を満喫することができた
われわれ夫婦は基本的にアウトドア好きなのだが、春は「自然観察」に過ごす時間が多いのに対し、秋は「自然観察」とゴルフが半々くらいになる
(昆虫や花など生命力があふれる春に比べて、秋は「自然」の魅力がいくぶん低減する傾向がある)
そんなわけで今秋も山荘滞在の何日かを友人たちとのゴルフで過ごしたが、カメラを持って自然の中を歩いた日もあるので記録しておきたい

草津の紅葉
「秋といえば紅葉」なのだが、紅葉には「終末」のイメージがあって「生命感」が感じられないので、ネイチャーフォトの撮影対象としてどうもしっくりこないのだ
もちろん毎年紅葉の写真を撮ってはいるが「風景写真」としてとらえているように思う
写真は草津の街で撮影したもの、草津白根など山岳部はとっくに紅葉が終わってしまっていて、街中の紅葉が見ごろだった
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万座の秋
ご承知の方が多いと思うが草津温泉から長野県の志賀高原に向けて「志賀草津高原ルート」と称する道路が走っている
以前は有料だったが、今は無料だ
ただく草津白根山が噴火警戒レベル2なので、通行時間の制限があり、天候不順などですぐ閉鎖になる
10月末は通行可だったので草津温泉からこのルートで万座温泉へ向かった
(ちなみにこの道路は自転車・二輪車は通行禁止で、4輪車もオープンカーは通れない)
道路は標高2千メートルの峠を通過するため紅葉はすでに終わっており、道路の周辺は冬景色で、おまけに噴火警戒のため全域駐停車禁止だった
峠を越えて万座温泉側に降りても冬景色は変わらず、秋の色を見つけるのに苦労したが写真をアップしておく
今年は秋が遅い傾向があるが、やはりこのコースは10月上旬が最適なようだ
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晩秋のバラギ湖
万座から山荘へ帰る途中バラギ湖に立ち寄った(同じ嬬恋村内で、特に回り道をしたわけではない)
バラギ湖は10月初旬に訪れたばかりで観察対象に変化はないが、周辺は人気がなく冬の気配が感じられた
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ベニシジミ
標高千数百メートルになるバラギ湖は温度が低い
見かけた蝶はベニシジミ1頭だけ
冬はすぐにやって来るようだ
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ハキダメギク
今年の秋はハキダメギクとの出会いが多い
小さな花がまだまだ元気に咲いていた
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コウゾリナ
とにかくこの花は春から秋まで花期が長い
といってもこの花は後1ヶ月は持たないと思う
来年の再会がもう待ち遠しくなる
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リンドウ
何といっても秋の花だ
ムラサキのリンドウは湖の畔のあちこちに元気に咲いていた
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マムシグサ
この季節、花の姿が極端に少なくなり、実が目立つようになる
真っ赤に熟しているのはマムシグサの実だ
花は地味な植物なのに実の色は衝撃的に赤い
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ツルウメモドキ
落葉つる性植物
こちらも地味な植物で夏の間は存在感がないが、秋になると急に目立つようになる
蒴果は黄色で、熟すと三つに裂け、中から赤い種が顔を出す
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ズミ
湖畔にはズミの木が多い
このズミに関する限り、実よりは初夏の湖畔を白く染める花のほうが美しいと思う
もちろん秋の実もそれなりに美しいのだが、実が小さいのでぼボリューム感に欠けるようだ
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ニシキギ
葉が紅葉していながら真っ赤な実をつける植物を見つけた
枝にコルク質の翼が発達するのが特徴のニシキギだ
考えてみればツルウメモドキもマユミもニシキギ科の植物で、ツリバナなども含め華やかな「秋の実軍団」を構成している
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マユミ
何といっても秋の終わりにバラギ湖を彩る植物の花形はマユミだろう
(周辺にもみじのように真っ赤に紅葉する木が少ないのでピンクの塊が目立って見える)
10月初旬にはピンク色だったマユミの蒴果は下旬になるとはじけて中から赤い実が顔を出し、全体的印象がピンクから赤に変わる
夏には全く意識されなかったこの植物が急に存在感を表すのは「不思議」でもある
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by mustachio | 2019-11-05 16:00 | Comments(0)
2019年 10月 23日

2019上信の秋(10月バラギ・美ヶ原編)

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「2019上信の秋」を3部構成にしてしまったが、今になってバランスが悪いことに気が付いた
10月バラギ・美ヶ原編と9月野反湖編の内容に重複が多いのだ
同じ年の同一県内の写真であれば重複が多いのは当然かもしれないが、見る人の立場からすると「秋」ではなく「飽き」を感じるのは間違いない

もう一つ、vol.3をバラギ・美ヶ原編としたが、大半がバラギ湖周辺で撮影した植物ばかりで美ヶ原の植物がない(vol.1の風景やアキアカネは美ヶ原撮影だが)

このブログはある意味で記録用なので、秋に飽きた方は読み飛ばしていただくよう最初からお断りしておく

アキノキリンソウ
スタートは前号同様アキノキリンソウ
(今回は不精してファイルを50音順に並べたのでご了承いただきたい)
東京近郊ではあまり見かけない植物だが、群馬県ではどこでもアキノキリンソウが見られる
そういえば一時は日本中に広がるのではないかと懸念された外来種のセイタカアワダチソウをあまり見ないがどこへ行ってしまったのだろうか
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イワアカバナ
こちらも野反湖と共通種
柱頭が球状なのでアカバナではなくイワアカバナのようだ
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キンミズヒキ
このキンミズヒキも花がでかい
ミズヒキというのは小さな花が規則正しく並ぶというイメージが強く、大きな花がいくつ並んでもミズヒキのイメージがなくなってしまう
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クサフジ
クサフジが残っていたが写真のように枯れかかっていた
この花は夏の草原に咲くイメージが強く、秋の花ではないように思う
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コウゾリナ
春から咲いているのがこのコウゾリナ とにかく花期が長い
とはいうもののよく見ると枯れた花が目立つようになった
「高齢化」ということだろうか
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ゴマナ
個々の花は直径1.5㎝ほどと小さいけど植物全体は大きく存在感がある
バラギ湖周辺では秋の花の代表格だ
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サラシナショウマ
サラシナショウマは半分ぐらいが花が落ちて実がなっていた
もう冬が近づいているのだ
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タムラソウ
久しぶりにタムラソウを見つけた
典型的な秋の花である
ご存じの方が多いと思うがアザミと違ってタムラソウには刺がない
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ツリガネニンジン
数は少なかったがツリガネニンジンも見られた
ピークは過ぎたようで寂しそうな姿だった
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タチアザミ
バラギ湖周辺にはアザミが多い
ごく普通に見られるのがノハラアザミで前出のタムラソウも見られる
写真のように頭花が少し垂れ下がるアザミもあり、昨年まではトネアザミと思っていた
しかし今年撮影したアザミは葉の羽状切れ込みがなく、昨年までのアザミと少し様子が違う
図鑑などチェックしてみるとどうもタチアザミの葉の形状がいちばん近いようなので写真はタチアザミということにしたい
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ナギナタコウジュ
ナギナタというのは日本刀に長柄がついたような武器で女性のような補助戦闘員や僧兵などが使用する
ナギナタコウジュは花穂が反り返り、花が片側だけにつく形状からナギナタがイメージされたようだ
夏のバラギ湖では目につかないが、10月探索時は数が多かった
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ノコンギク
いわゆる野菊というのはこのノコンギクだという
紫色の野菊もシオン系とヨメナ系があり判定が難しい
数はノコンギクが多いようなのでノコンギクとしておけば当たる確率も高いようだ
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ノハラアザミ
ノハラアザミは普通のアザミ
頭花は垂れずに上を向いて咲くのが正常である
よく似たアザミにノアザミがあるがこちらは春に咲きノハラアザミは秋に咲く(8月ごろは両方が咲く)
総苞に触って粘りがあればノアザミだというが、写真ではわからないので撮影日(季節)で区分してしまうこともある
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ハキダメギク
野反湖で見たハキダメギクがバラギ湖にもあった
外来種の小さなキクなのに生命力は異常に強いようだ
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マユミ
マユミの木に実がついていた
この木は5~6月に淡緑色の花を咲かせるが、地味な花でまず気づくことがない
ところが実になると色がピンク色なのでよく目立つのだ(赤い実がなる木は多いがピンクの実は他に思い出せない)
11月ごろが一番目立つ時期なのだが10月初旬でも立派に実になっていた
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ミゾソバ
バラギ湖の周辺に湿原を構成する部分がありミゾソバは多い
野反湖で撮影した時から半月経過しているが、こちらのほうが若干標高が低いのでほとんど花が開く前だった
(実は蕾のほうがピンクで美しい)
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ヤマトリカブト
毒草として有名になってしまったトリカブトだが、形がユニークで大好きな花の一つ
秋というと紅葉など赤・黄のイメージが強いが、キキョウ、リンドウ、トリカブトなど青紫も秋を代表する色だ
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ヤマラッキョウ
ラッキョウに季節感を感じたことはないが、ヤマラッキョウは間違いなく秋の花だ(開花期9~11月)
何十年も前から通っているバラギ湖だがヤマラッキョウの存在を認識したのは今回が初めてではないかと思う
結構数が多く、くす玉のようなピンクの花がキャンプサイトのあちこちに見られた
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ユウガギク
数が多いノコンギクによく似た野菊だが、花が白いので何年か前からユウガギクと判定している
漢字は柚果菊だが図鑑によると柚の香りはしないという
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リンドウ
草津周辺にはオヤマリンドウやエゾリンドウが多いのだがどちらもあまり花冠が平開しない傾向があり「花」の印象が弱い
その点リンドウは花が開き内部がよく見えるので「花」を見る感じが強い
バラギ湖周辺のリンドウはすべて「花」が開く「リンドウ」だ
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以上でバラギ湖周辺の植物は終わり
タイトルを「バラギ・美ヶ原編」としてしまったので長野県で撮影した植物を追加しておく

ハバヤマボクチ
要するに枯れたアザミである
オヤマボクチやハバヤマボクチは花全体がドライフラワーになって冬を越す
写真はオヤマボクチと思って撮影したが八島湿原のホームページをチェックしたらハバヤマボクチと書かれていたのでハバヤマボクチなのだろう
大型のアザミで迫力があった
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マムシグサ
枯れてしまった湿原に目立つのがマムシグサの実
湿原に限らずいろいろなところで見られるマムシグサは秋に実が赤くなるころが最も存在感が増す
赤と緑の混在する中間的な状態もなかなか風情がある
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ススキ
花がない枯野の証拠写真として撮影したススキ
青空をバックにするとなかなか美しい
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ヤクシソウ
最後の花はバラギ湖でも美ヶ原でもなくわが山荘の庭で撮ったヤクシソウ
今年は雨が多くヤクシソウが見られないかと心配していたがどうにか咲いてくれた
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by mustachio | 2019-10-23 16:00 | Comments(0)
2019年 10月 21日

2019上信の秋(9月野反湖編)

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久しぶりに野反湖を訪れた 3ヶ月ぶりである
今どき珍しく自然環境が保持されているフィールドで、初夏から夏にかけて花が咲き乱れる
今年はその最盛期を見逃してしまったが9月でも花は残っていた
標高が高いのでここを訪れるのは今年が最後になるかと思うが、逆に秋の野反湖は初めてだと思うので整理しておきたい

アキノキリンソウ
昔は植物図鑑はキク科から始まるのが当たり前だったが最近は様子が変わって双子葉植物は後から登場する
長年の習慣なのでこちらもキク科からスタートするが、秋の花がキク科で始まるのは極めて自然だと思う
まずはアキノキリンソウ
どこへ行ってもこの花が見られたが、名前の通り秋の花だ
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キオン
キオンとハンゴンソウも秋の花だがどちらかというと晩夏の花
キオンは残っていたがハンゴンソウは見当たらなかった
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コウゾリナ
剃刀(髪剃)菜、この花はけして秋の花ではない
春から秋まで山野に普通に見られるキク科の花である
特徴は茎や葉にある剛毛、20年くらい前に植物写真を始めた頃すぐになじみになった植物だ
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ヤナギタンポポ
ヤナギタンポポという植物を意識したのは2年前のことである
昔、愛用していた図鑑1985年発行山渓カラー名鑑「日本の野草」に掲載がなかったこともあって気が付かなかったのだが、同じ山渓社の「秋の野草」(1991年発行)にはこの植物が載っていることに後で気が付いた
タンポポに似ているが当時の分類ではキク科ミヤマコウゾリナ属だった
このヤナギタンポポの花は茎の上部に枝分かれして付き、コウゾリナによく似ているので見落としていたのだと思う
花茎や葉に剛毛がないのでフィールドで確認しないと事後の写真判定でわからないことが多い
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ハコネギク
野菊らしい野菊
ただ、この時期は似たようなキクが多く、同定にはいつも苦労させられる
その点野反湖のキクはハコネギクとわかっているので気楽である(何十年も前から看板にハコネギクと表示されているからだ)
とっくにピークは過ぎていくつかが咲き残っていた
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ゴマナ
9月になると群馬の山岳部ではあちこちにゴマナの群落が見られる
野反湖も例外ではなく、茎の先端に小さな頭花を多数水平状につけるゴマナの花盛りとなる
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ハキダメギク
こちらは帰化植物
情けない名前は牧野富太郎氏の命名だというが、日本における最初の発見は東京都内の掃きだめだったそうだ
頭花は5ミリほどで非常に小さく地味な植物で、都会地よりは山岳地で見ることが多い
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ウスユキソウ
ウスユキソウは夏の花だと思う
頭花の部分は枯れて茶色になってしまっているが、薄雪が積もったように見える苞葉は真っ白で秋になっても元気そうに見えた
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ヤマハハコ
ヤマハハコも夏の高山に見られるが花期が長いようで秋にも健在である
というか花弁がカサカサしていて、冬になっても自然のドライフラワーになっていることも多い
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オニアザミ
野反湖は群馬県の湖だがちょうど分水嶺に位置していて水は太平洋側ではなく日本海側に流れる
日本海側の植物であるオニアザミも生育している
鋭い刺のある大きな葉が特徴のオニアザミは夏に咲くアザミだが、9月中旬でも花が残っていた
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サワアザミ
野反湖の奥のキャンプ場への連絡道沿いに大型のアザミの群落がある
頭花が垂れて下を向いているのでサワアザミのようだ
主として日本海側の水辺に近いところに生えるという
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マルバダケブキ
8月のお盆のころに湖の周辺を黄色く染めるマルバダケブキはすっかり枯れてしまって寂しかった
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イワアカバナ
アカバナは夏の花だが9月はまだ盛りだ
今までアカバナとイワアカバナの区別を意識してこなかったが、柱頭が球形なのでこの花はイワアカバナのようだ
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アレチマツヨイグサ
何十年も前からだが野反湖畔にはマツヨイグサが見られる
基本的にマツヨイグサ類は外来種(帰化植物)なので湿原を湖に変えた工事の際に侵入したのだろうか
昼間から花を咲かせているのでアレチマツヨイグサだと認識している
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シラネセンキュウ
路傍に繊細なセリ科の花が咲いていた
花が小さいのでシャクと思ったが、シャクは春の花なので9月では現実的でない
一応シラネセンキュウと推定している
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シシウド
幹も太くごついセリ科なのでシシウドの仲間は間違いないが狭義のシシウドと断定するには自信がない
セリ科は似たような種類が多く難しいのだ
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イヌトウバナ
花の紫色が濃いのが少し気になるが形状からしてイヌトウバナで間違いないと思う
同定用に花と萼の鮮明なアップを撮っておけばよかったと反省している
(萼に毛が生えているのが確認できればよかった)
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キンミズヒキ
ミズヒキがタデ科イヌタデ属なので誤解しやすいが、キンミズヒキはバラ科キンミズヒキ属の花
アップで見るとよくわかるが穂を構成する個々の花は直径1cmほどのちゃんとした5弁花である
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サラシナショウマ
薄暗い林下に咲くことが多く白い花穂は遠くからよく目立つ
似た仲間にイヌショウマがあるがイヌショウマは花軸から直接花が咲き、サラシナショウマのほうは花柄があるのでわかるように撮影する必要がある
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ミゾソバ
似た植物といえばこのミゾソバにもよく似たママコノシリヌグイがある
幼児虐待を連想させるママコノシリヌグイは茎に鋭い刺があるのが特徴だが、このミゾソバにもわずかに刺が生えているので、茎の刺にきちんとピントを合わせて撮影しなければならない
この花は夏から咲きだすが結構晩秋まで咲いている
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シラタマノキ
人があまり歩かない入り口と反対側の周遊山道脇にシラタマノキが見られた
亜高山帯~高山帯に生える常緑矮性低木である
9月ではさすがに花は終わっており白い実がなっていた
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ゲンノショウコ
咲き始めは夏なのだがゲンノショウコは花期が長いようで晩秋まで花が見られる
9月の野反湖は標高が高いのでちょっと盛りを過ぎたタイミングであった
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ハクサンフウロ
同じフウロソウ科フウロソウ属でもハクサンフウロは夏の花
野反湖畔でも夏の間はピンクの花が至る所に見られるが、この時期は1,2輪を見つけるのがやっとだった
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ウメバチソウ
野反湖のウメバチソウは8月にも見られるが道路脇にパラパラと散見される程度である
ところが今回はウメバチソウの群落に出会った
この花は夏の花ではなく秋の花であると改めて認識した
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ヤマトリカブト
トリカブトは種類が多く分別が極めて難しい
面倒くさいので山地で見るトリカブトをヤマトリカブトとしてしまうことが多いが、厳密な意味のヤマトリカブトは関東地方西部と中部地方東部の特産種だという
群馬県北部にはジョウシュウトリカブトという種類もあるようだが、今回も深く追求せずヤマトリカブトということにしておく
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マツムシソウ
マツムシソウは秋の高原の代表種のようなイメージ
実際は8月から咲き始め9月中旬では花びらが落ちてしまっているものも多い
野反湖では花と実の数がバランスして見頃だった
美しい薄紫の花も今年は見納めとなりそうだ
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ネジバナ
路傍にピンクのネジバナを見つけた 立派な「野生蘭」である
どちらかというとこのネジバナは春の花で、標高の高いところに秋まで花を咲かせているのは珍しいといえるだろう
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ハナイカリ
イカリソウ(メギ科イカリソウ属)は春の花
今まであまり意識しなかったが、こちらのハナイカリのほうはリンドウ科ハナイカリ属で秋に咲く花なのだ
初めて見る花ではないが、新しい発見(認識)だった
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ツリガネニンジン
ツリガネニンジンはキキョウ科の植物なので秋の花だ
しかし実質的には夏から咲きだしていて野反湖周辺では少しピークを過ぎていた
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エゾリンドウ
その点こちらのエゾリンドウはまだ咲き始めで新鮮な花が多かった
もっともこのエゾリンドウの花は蕾の状態からあまり花が開かないので若々しく見えるのかもしれない
いずれにしても秋景色の中でエゾリンドウの青紫はくっきりと目立っていた
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イタドリ
湖畔のイタドリはもう実がなっていた
イタドリの実は翼のある外花被片に包まれ特徴のある形になる
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ススキ
写真としてはあまり面白味がないのだが「秋の花」としては欠かせないのでススキを取り上げておく
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ワレモコウ
ワレモコウも枯れて実になっていた、といいたいがこれは嘘
赤茶色の部分は実ではなく花穂である
もっと厳密にいうとこの花穂には花弁がなく、4個の萼片が花弁のように花を構成しその花がまとまって花穂になっている
それでもこの花穂の色は秋の色だ
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ヤナギラン
野反湖の植物の締めは枯れたヤナギラン
もちろん花は終わっていた
湖畔にはヤナギランが多く8月中旬ごろはあたりが一面にピンク色に染まる
今年はヤナギランの群落を見損なってしまったが、赤くなったヤナギランの葉を見ながら来年の花を思い浮かべることにした
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by mustachio | 2019-10-21 16:00 | Comments(0)
2019年 10月 19日

2019上信の秋(昆虫編)

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今年の秋もすでに後半に入った
とにかく暑い秋、雨の多い秋だったことは間違いない

9月初めにはジャワ島遠征で日本を留守にしたが、帰国後は東京と群馬の2拠点で「今年の秋」を過ごした

9月の野反湖
9月中旬群馬滞在時は久しぶりに野反湖へ出かけた
今年は6月上旬に野反湖でシラネアオイを楽しんだが、その後3ヶ月もブランクが生じていた
つまりニッコウキスゲなど夏の花のシーズンには出かけていないのだ
9月の野反湖はヤナギランやマルバダケブキなど見慣れた花たちはすでに枯れてしまっていたが、秋の花はまだまだ元気だった
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10月のバラギ湖
バラギ湖へは10月初旬に出かけた
山荘から近いので行くのは簡単なのだが、最近では観光地化が進み、ある意味で「自然環境」が劣化して出かける楽しみが薄れてしまっている
(それでも今回は大型の蛾との出会いがあったので後にご紹介する)
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美ヶ原と八島湿原
晴天が続いたのでバラギ湖を散策した翌日、早起きして信州へ遠征した
(土曜日だったが上州から信州への道は渋滞もなく快適だった)
美ヶ原は10年ぶりくらいだと思うが、景観は依然とあまり変わらず北アルプスや八ヶ岳方面への展望を十分満喫することができた
ただ標高が高いこの地域では「秋」が終わって「冬」が始まっている
ついでに足を延ばした八島湿原も同様で風景写真を撮ることはできたものの、ネイチャーフォトの対象に関しては収穫が少なかった
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以上で「風景写真」は終わり
ここから本編(ネイチャーフォト)の昆虫編となる

クスサン
正直に言って標高1000m地帯の秋の昆虫(特に蝶)は面白くない
要するに「夏の生き残り」がほとんどで、見た目もみすぼらしい個体が多いのだ

と思い込んでいたが、意外と10~11月に発生する大型の蛾がいるということを今回勉強した
その「大型の蛾」というのがクスサンなどヤママユの仲間である
今までにオオミズアオやエゾヨツメなどを撮影しこのブログでも取り上げているが、オオミズアオは夏、エゾヨツメは春の成虫発生である
クスサンはヒメヤママユと同様、秋の蛾だそうで、今回出会ったのも元気な個体だった

見つけた場所はバラギ湖畔のトイレ、それも女子トイレで第一発見者は私ではなく家内である(前の晩に灯火に集まってきた個体が朝まで残っていたらしい)
周囲には誰も人がいなかったので多少マナー違反で撮影をさせてもらった
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ヒメヤママユ
クスサンを見つけた現場にもう1種、ヒメヤママユがいた
クスサンよりやや小型で翼長は10cmくらい
胴体部分の赤色が目立つのでクスサンよりは派手なイメージである
実をいうとクスサンもヒメヤママユも初見で、改めて大型の蛾の美しさと迫力に圧倒された
「日本の蝶」はほとんど制覇(撮影済み)してしまったので来年からは蛾の世界も覗いてみようと思ったが、蛾は蝶よりも一桁種類が多いのでわが年齢を考慮すると制覇はとても無理のようだ
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イカリモンガ
前翅裏面にオレンジ色の錨型の紋があるのでイカリモンガ
群馬の高原では普通の蛾で、野反湖でもバラギ湖でも毎年晩夏になると数が多い
蝶のように昼間花に集まる蛾で、今年の秋も色々なところでお目にかかった

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キチョウ
昔はキチョウだったが何年か前にキタキチョウとミナミキチョウにスプリットされたので正確にはキタキチョウである
東京でも見られる普通種だが標高の高い地域でも健気に生息している
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モンキチョウ
図鑑では都市部でも普通に見られると記述されているが、個人的な感覚ではモンキチョウは山岳性の蝶だと思う(少なくとも約80年の間、東京の公園でモンキチョウを見た覚えはない)
子供のころの記憶ではモンキチョウは別名をオツネンチョウ(越年蝶)といい、成虫越冬をすると理科の教科書に出ていたのだが、最近ではキチョウと異なり、モンキチョウは幼虫越冬であることが確認されている
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ヤマトシジミ
ワレモコウにシジミチョウが止まっていたので一瞬ゴマシジミかと思ったが、ごく普通のヤマトシジミだった(ヤマトシジミとゴマシジミは大きさがだいぶ違うが裏面の斑紋はよく似ている)
ゴマシジミはワレモコウを食草とするが、絶滅危惧種でおそらく昨近の群馬県には生息していないと思う
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ルリシジミ
ヤマトシジミほど普遍的な存在ではないが、ルリシジミも生息域が広い
都会地でも山岳地帯でも姿を見かける
この蝶は食草にバリエーションがあり、環境対応能力が強いためだと思う
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ベニシジミ
このベニシジミも子供のころから慣れ親しんだ蝶
さすがに都内(区部)ではあまり見かけなくなったが、郊外に出れば今でも出会いがある
群馬の各フィールドでもまだまだ健在である
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ゴイシシジミ
幼虫が竹・笹に着くアブラムシを食う肉食系のシジミチョウ
子供のころは都会地でも社寺など笹の茂みがあるところでは結構姿が見られたが、都会からは姿を消してしまった
一方、山岳部ではクマザサなど笹の勢力が強くなり、ゴイシシジミの数は減っていないように思う
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ウラナミシジミ
ゼフィルス以外のシジミチョウでは大型の部類なので、小学校時代の遊び仲間
ただこの蝶に出会うのは(東京では)季節的に秋季限定だった
もともと南の蝶で、日本では春から秋にかけて世代交代を繰り返しながら北上して来るため、海岸などの南部地域を除く関東地方では秋の蝶になる
今年の秋は美ヶ原や八島湿原など花が少なくなった信州の高原でウラナミシジミを数多く見かけた
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ミドリヒョウモン
「老残」という表現がピタリと来るが、これがこの時期(10月初旬)のミドリヒョウモンの実態である
撮影場所はバラギ湖畔、オスの姿は見当たらず吸蜜しているのは産卵を終えた(はずの)メスばかりだった
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アサギマダラ
ヒヨドリバナが終わり、ピークは過ぎていたものの9月中旬の野反湖はまだアサギマダラが健在であった
これから暖かい地域に移動して行くのだろうか
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クジャクチョウ/アカタテハ
こちらも9月中旬の野反湖だが、クジャクチョウもアカタテハも新鮮な姿のまま登山道で遊んでいた
どちらも越冬蝶で季節的にはまだまだ余裕がある時期だ
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イチモンジセセリ
同様に9月中旬の野反湖
夏の間はオオチャバネセセリが多いエリアなのだが、いつの間にかセセリチョウはイチモンジセセリに変わっていた
ウラナミシジミと同じようにこのイチモンジセセリも世代交代を繰り返しながら北上し、秋になると急に数が増える蝶である
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アキアカネ
秋の昆虫の締めくくりは月並みだが赤トンボになった
10月初旬、美ヶ原では多数のアキアカネが水溜りに産卵していた
例外もあるが大半は連結態の産卵である
地表をバックに飛翔個体を撮影するのは難しい
オートフォーカスにするとバックの草などがピンを拾ってしまうからである
周囲の一般観光客の方からは不審の目で見られていたかも知れないが、道端で長い時間を過ごしてしまった
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by mustachio | 2019-10-19 15:00 | Comments(0)
2019年 10月 05日

ジャワ島東部探鳥記vol.5野鳥編3

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ジャワ島東部探鳥記最終版に登場するのは小鳥たちだ
アジアの小鳥たちの割には地味な色彩の鳥が多かったが、バリエーションがあり面白かった

アイイロヒタキ
美しい小鳥といえばこのアイイロヒタキがトップクラスだろう
アジアのあちこちで見られるライトブルーのロクショウビタキによく似ているが、少し小さく、腹部が白色である点が異なる
ジャワ島東部ではいろいろな場所で登場したが、遠くからも視認できる目立つ小鳥だった
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ワキアカムジチメドリ
おそらく初めての鳥だと思う
地味なので過去の記憶が定かではないが、良く見ると顔立ちが可愛い魅力的な鳥だ
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スンダルリチョウ
ルリチョウの仲間は英名を Whistling-thrush といい、大型で真っ黒なツグミの仲間である
スンダルリチョウにには今回初めてお目にかかったが、瑠璃色というよりはカラスのように全身が真っ黒だった
とはいうもののカラスのように憎らし気な顔つきではなく、良く見ると可愛い端正な顔つきだった
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オオルリチョウ
英名は Blue Whistling-thrush
体型や体色はスンダルリチョウに似ているが、嘴の色が派手な黄色なので見た目はまるで違う
こちらのルリチョウはタイやブータン、ネパールなどで何度もお目にかかっている
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ヒメエンビシキチョウ
エンビシキチョウというのは形態的に個性的な鳥である
英名を Forktail というが長い尾が2本に分かれフォークのようになっているからだ(それも白と黒の横縞模様に統一されている)
今までにエンビシキチョウは写真が撮れておらず、セボシエンビシキチョウという近似種の写真を3年前にブータンで撮っている
今回登場したのはヒメエンビシキチョウといってエンビシキチョウより一回り小さく、頭部は全体ではなく額の部分だけが白い
この個体は水辺のシーンや駐車場をちょこちょこ歩く姿など、いろいろなポーズでモデルになってくれた
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ムネアカヒタキ
日本名はムネアカヒタキと簡単だが、腹がオレンジで背中側が濃紺のヒタキ(オス)は結構多く紛らわしい
この鳥の英名は Snowy-browed Flycatcherでこの方がわかりやすい(オスは目の上に白い眉がはっきり確認できる)
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ハジロマユヒタキ
こちらも白い眉のあるヒタキで、日本名もハジロマユヒタキと明快である
逆に英名は白黒ヒタキ( Little Pied Flycatcher) と眉のことはふれていない
この鳥は初見ではなくジャワ島のすぐお隣のバリ島で以前撮影している
4、5枚目の写真は地味だがハジロマユヒタキのメスだ
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カッショクトラツグミ
ハイドの中でヤイロチョウを待っている時にこのトラツグミが登場した
日本で見られるトラツグミとさして変わらない鳥で地表を歩き回って採餌している
種のレベルでは別種のようで褐色という説明がつく(英名では Scaly Thrush だ)
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ソデグロムクドリ
野鳥編に鹿が登場して不思議に思われる方がおられるかと思うが、鹿の背中に止まる白と黒の小鳥がこの項の主役である
非常に遠い距離から450ミリの望遠レンズで撮って引き延ばしたので画像は鮮明ではないが鳥の特徴はお判りいただけるはずだ
実はこのソデグロムクドリ、超絶滅危惧で世界に数百羽くらいしか棲息していないといわれる希少種だという
撮影できたのはほんの一瞬だったが、この鳥の姿は脳裏に焼き付いている
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キバラタイヨウチョウ
インドネシアは南国なのでもっとタイヨウチョウが多いかと思っていたが、見かけたのは一度だけだった
それも遠い位置で逆光だった
タイヨウチョウが蜜を吸いに来るような木の花がほとんど見られなかったからだろうか
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コシグロキンパラ
野鳥を分類順に並べるとキンパラ類が最後になることが多い
このコシグロキンパラは地味な鳥だが英名を Javan Munia といい、ジャワ島を代表するキンパラのようだ
群を作っていることが多かった
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シマキンパラ
最後の小鳥はシマキンパラ
コシグロキンパラの群の中に混じっていた
腹は白ではなく複雑なデザインの模様がある
このキンパラは東南アジアに多くいろいろな場所で出会っている
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by mustachio | 2019-10-05 18:00 | Comments(0)
2019年 10月 04日

ジャワ島東部探鳥記vol.4野鳥編2

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野鳥を分類順に並べるとだいたい大きな鳥から小さな鳥へ並ぶことになる
「野鳥編2」は中型の鳥、カワセミやピッタ(ヤイロチョウ)がメインになる

ルリカワセミ
このカワセミが現れた時は日本のカワセミ(Common Kingfisher)かと思った
大きさも配色もそっくりなのである
印象としては頭部や背中のブルーが青紫に近く、腹部はオレンジが濃い
見分ける最大のポイントは目の後ろ(耳に当たる部分)で、カワセミはここが褐色(腹と同色)なのにルリカワセミはここがブルー(頭や背中と同色)であること
この特徴からルリカワセミの英名は Blue-eared Kingfisher という
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ヒメアオカワセミ
写真では大きさがわからないが、非常に小さいカワセミでオーストラリアのカカドゥで見たヒメミツユビカワセミによく似ている
背中と同色の胸帯がかわいい
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ジャワショウビン
ジャワ島とバリ島限定の固有種
英名も Javan Kingfisher でジャワ島を代表する大型の美しいカワセミだ
ハイドで待機していたが、ちょっと顔を出してすぐ行ってしまった
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キタタキ
8年前にボルネオで撮影したことがあるキタタキにバルラン国立公園で再会した
クマゲラによく似たキツツキだが全身真っ黒ではなく腹部が白い
はるか遠く高い木に止まっていたが順光のおかげで引き延ばしができるクリアな写真を撮ることができた
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キマユシマヤイロチョウ
このヤイロチョウも今回フォトツアーのメインターゲットの一つだった
ただ撮影第1日に登場し、きれいな写真を撮らせてくれたので有難味は少し薄れてしまった
もちろん今回初めて見る鳥であり、色彩も素晴らしいので、じっくり見ると新たな感動が湧いてくるような印象的な鳥である
ちなみに最後の2枚はメスでデザインはオスに似ているが色彩は地味で眉も黄眉ではない
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カオグロオオサンショウクイ
英名を Sunda Cuckooshrike という
Sunda はジャワ島の東側に連なるスンダ列島のこと
Cuckooshrike は直訳すればモズカッコウで、オオサンショウクイとかオニサンショウクイとかに訳されている
以前オーストラリアのタスマニアでオーストラリアオニサンショウクイを撮影したことがあるが、このオオサンショウクイと同様、顔黒であった
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タカサゴモズ
日本では南西諸島で見られるモズ
東南アジアでは出会う機会が多い
今回はバルラン国立公園で撮影したが、平凡な野鳥でも近くできれいな写真が撮れるとうれしい
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アカボシヒヨドリ
ヒヨドリというと日本のヒヨドリをイメージしてしまうが、海外のヒヨドリ(Bulbul)それほど大きくなく可愛いものが多い
このアカボシヒヨドリは目の前(嘴の付け根)にオレンジの斑があり、英名も Orange-spotted Bulbulという
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問題は次の写真だが、オレンジの斑が見当たらないので撮影した時は次項のムナフヒヨドリだと思っていた
帰宅後良く見てみるとムナフヒヨドリほど胸斑の部分が広くなく、顔つきもアカボシヒヨドリによく似ている
もしかすると赤斑が見えないアカボシヒヨドリなのかもしれない
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ムナフヒヨドリ
このヒヨドリの英名は Javan Bulbul または Sunda Bulbul でこの地域では標準種なのだと思う
胸斑は腹のほうまで広がり、目の周りが白い
日本のヒヨドリよりはるかに小さい可愛い小鳥である
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スンダモリムシクイ
英名はSunda Warbler
全身の写真が撮れず残念だったが可愛いムシクイだった
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ジャワハイノドメジロ
一般的なメジロとはだいぶイメージが異なる
アイリングが明瞭ではなく目の周りが全体的に白い
ジャワハイノドメジロで間違いないと思うが背中側の絵しかないので断定はできない
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ズグロムジチメドリ
チメドリというとなんとなく目つきの悪い鳥をイメージするが、このチメドリは愛らしい小鳥だった
ヤイロチョウを狙って待機している時に現れて愛嬌を振りまいていた
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by mustachio | 2019-10-04 10:00 | Comments(0)
2019年 10月 02日

ジャワ島東部探鳥記vol.3野鳥編1

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シリーズのタイトルを「ジャワ島東部探鳥記」としたので今までは序論、ここからが本論である
今年の春に出かけたネパールは自然は豊かなのだがエンデミック(固有種)の野鳥は1種類しかいないという
その点、インドネシアは島国のため国境を越えた鳥の移動が少ないようで、種名に「ジャワ」がつく野鳥も、固有種も多い
今回探鳥の最大ターゲットは絶滅危惧といわれる猛禽、つまりジャワクマタカの撮影だったが(タイトルバックの写真でお判りのように)これは目標を達成した
以下分類順に整理して撮影した野鳥をご紹介していきたい

ジャワミヤマテッケイ
ミヤマテッケイという鳥は初見ではない
9年前台湾のBWでハイドに入って撮影している
キジ(コジュケイ)の仲間で漢字では「深山竹鶏」と書く
アジアに多い鳥で各地に種が異なるミヤマテッケイがいてジャワミヤマテッケイのように頭にご当地名がつくネーミングシステムがあるようだ
用心深い鳥のようで普通に山道を歩いても見るのは難しく、撮影はハイド(ブラインド)に入って待つしかないようだ
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ご参考までに台湾で撮影したミヤマテッケイのブログにリンクを貼っておく
人間と同じように(などと書くと問題が起きるかもしれないが)台湾のほうが黄色みが強く、インドネシアのほうは赤黒い

マクジャク
インドクジャクは今までに飽きるほど見ているが、マクジャクという孔雀をジャワのバルラン国立公園で初めて見た
インドとスリランカに棲息するのがインドクジャク(普通の孔雀)でマクジャクのほうはインドシナ半島、ジャワ島、中国南部などに棲息する
今回撮影したマクジャクはオスの尾羽が抜ける時期でちょっと残念だったが、インドクジャクより色使いが豊富で印象深い鳥だった
(インドクジャクは青緑ベース、マクジャクは黄緑ベースで顎の部分の鮮やかな黄色がインパクトになっている)
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セキショクヤケイ
漢字で書けば赤色野鶏、要するに色が赤い野生のニワトリのことで東南アジアには広く分布する
おそらくニワトリの先祖に当たる鳥で、昔から日本で飼われてきた褐色のニワトリにそっくりだ
今回はオスメスのカップルを見ているが、撮影できたのはメスだけだった
写真の出来も悪いのでブログからカットしてもよかったのだが次項のアオエリヤケイとの関連もあるのでアップした次第である
オスのセキショクヤケイは過去に何回もブログに載せているのでご参照ありたい
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アオエリヤケイ
セキショクヤケイはアジアに広く分布するがヤケイの仲間で地域限定の種類もある
インドのハイイロヤケイ、スリランカのセイロンヤケイ、インドネシアのアオエリヤケイがそれだ
アオエリヤケイはインドネシアでもジャワ島とバリ島にしか生息しない希少種で、われわれはジャワ島東端で目撃(撮影)することができた
肩から襟にかけての色がセキショクヤケイは赤く、アオエリヤケイは青い
アオエリヤケイはオスのトサカの色が薄く青(水色)まで入っているのが特徴的だ
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ミカドバト
ジャワ島にはベニガシラヒメアオバトという美しいハトがいるのでいろいろ探しまわったが、チラ見だけで撮影はできなかった
撮影した鳩は大型のミカドバト
アジアには優雅で大型のミカドバトの仲間が多いのだが、いつも遠くにいてきれいなアップの写真が撮れない
今回も逆光気味で写真の出来はいまいちだった
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ジャワガマグチヨタカ
こちらも名前の頭にジャワがつくガマグチヨタカ  英名では Javan Frogmouth だ
現地ガイドの Javan の発音がジャパンと聞こえて慣れるまでに時間がかかった
ガマグチヨタカの仲間はアジアに広く分布し、昼間でも同じ場所にじっとしているので、夜の撮影は珍しいと思う
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ジャワクマタカ
ここでヒーローの登場である
鷹なので顔つきが精悍であることはいうまでもないが、頭に冠羽があるのが最大の魅力でわれわれはこの冠羽を撮影するためにジャワ東部へ出かけたといっても過言ではない(ジャワクマタカは世界的にも絶滅危惧種なのだ)
撮影ポイントはジャワ島東部探鳥記vol.1に登場した若い男女のデートスポットになっている橋の上だ
二日かけてこの橋へ通ってもクマタカが現れずあきらめて別の場所へ移動した後に、現地ガイドのお仲間からクマタカが来たとの連絡が入った(インドネシアでも携帯は完璧に機能している)
大急ぎで橋へ戻り枝に止まるジャワクマタカを比較的近い距離で撮影できたので同行者一同ハッピーエンドの大満足となった
本来ならその日の夜は祝杯を挙げるところなのにイスラム圏にはビールがないので欲求不満は残ってしまったが
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次の3枚の写真は巣立ち前のジャワクマタカの雛
橋の上で成鳥の撮影に成功した後、別の日に雛に給餌する親鳥を狙って2時間ほど待機したが親鳥は現れなかった
(ジャワクマタカは雛でも冠羽が確認できる)
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ヤマキヌバネドリ
キヌバネドリの英名は Trogon
羽根を構成する色彩の要素が多様で繊細な美しさがある
過去の経験ではキヌバネドリは枝に止まってじっとしていることが多く、暗い場所でもスローシャッターが効くと思い込んでいたが、今回はすぐ飛んでしまった
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キタカササギサイチョウ
今回のツアーでサイチョウを見たのは一度だけだった
はるか遠くのキタカササギサイチョウである
実をいうとこのキタカササギサイチョウは望遠レンズの最短撮影距離以内の至近距離で遭遇したことがあり、われわれ夫婦の間で語り草になっている
ご参考までにその時のブログにリンクを貼っておく
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by mustachio | 2019-10-02 21:00 | Comments(0)
2019年 09月 28日

ジャワ島東部探鳥記vol.2蝶・動物編

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蝶編
海外バードウォッチングツアーに参加して海外の蝶の写真を撮るのは自分の得意技である
海外の蝶の情報(特に日本語の情報)はなかなか入手できず、専門のガイドもいないが、野鳥に関するツアーは日本でも専門の会社が複数あり、簡単に参加することができる
こちらは野鳥の写真をメインに撮りながら、チャンスがあれば「蝶撮影」という形で各国の蝶を撮影してきた

今回のジャワ東部フォトツアーでもその線を狙ったのだが、インドネシアはそれほど蝶の数が多くはないようで、おまけに野鳥撮影はハイドの中で待機することが多く、蝶に関しては撮影機会が極めて少なかった
(蝶撮影用に100ミリマクロを持参したが使用するチャンスが全くなく、アップする写真はすべて野鳥撮影用の望遠レンズで撮ったものばかりである)

キシタアゲハ
蝶の写真に関して最大の成果はキシタアゲハが撮れたことである
この蝶はBirdwing(トリバネアゲハ)の仲間で、前翅が黒で後翅が黄色の大型のアゲハチョウである
トリバネアゲハは過去に何回か撮影しているがキシタアゲハとの出会いは今回が初めてで感動を覚えながらシャッターを押した
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アカネシロチョウ
シロチョウの仲間なので色の基本構成は黒、白、黄色
チャームポイントは後翅裏面基部にある赤い斑だ
この蝶を初めて見た(撮影した)のは12年前、撮影場所は香港の郊外である
自分でも仕事リタイア直後で海外撮影旅行経験も浅いころだったが、南国の蝶の美しさを意識するきっかけになった蝶でもある
今回のジャワ島では一度しかチャンスがなかったが久しぶりの再会を楽しむことができた(後翅の破損が残念だが)
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ウラキカザリシロチョウ
前種と同様カザリシロチョウ類でこの仲間を英名では Jezabel という
(アカネシロチョウは Redbase Jezabel でウラキカザリシロチョウは Redspot Jezabel だ)
こちらの蝶は赤斑の配置場所が後翅裏面基部ではなく後翅裏面上端である
オーストラリアなどでは変ったデザインで色は真っ黒に近いカザリシロチョウが見られるが、ウラキカザリシロチョウは写真でもおわかりのように翅表は全体が黄色で黒縁があり、日本の蝶ではウスキシロチョウなどに似ている
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種名不詳の蝶
ピントの合ったきれいな蝶の写真を撮るのは静止状態を狙うのが基本で、飛翔状態では確率が悪い
もっとも飛んでいる蝶は思うように止まってくれないのでやみくもにシャッターを押すこともある
下の写真もピンボケで鑑賞に堪えるものではないが、同定が可能な程度の特徴は写っていると思っていた
ところが、アジアの蝶の資料をいろいろ探してみても該当する蝶が見つからない
シロチョウ科ではなくタテハチョウ科のように思えるのだが現時点で種名不詳のままである(もしかしたら蛾かもしれない)
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リュウキュウミスジ
種名はリュウキュウミスジだが沖縄の固有種というわけではなくアジアの普通種
英名では Common Sailer という
日本の南国の蝶には琉球や台湾を冠する名前のものが多いが(ほとんどがアジアでは普通種で)、命名者が近視眼的で世界を知らないことを宣伝しているようでちょっと寂しい
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タイリクキミスジ
英名 Common Jester、学名 Symbrenthia Lilaea、日本ではただのキミスジで通用する
ミスジチョウの黄色(オレンジ色)版だ
もともと日本には生息しなかったが2005年に西表島で迷蝶として発見されたあと定着が確認されている
私自身も石垣島で本種を撮影している
後翅に尾状突起があり、翅裏のデザインが翅表と全く異なるのがミスジチョウ類との相違点だ
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種名不詳の蝶2(キミスジの特徴を持つミスジチョウ)
この蝶も名前がわからない
撮影時点ではミスジチョウの仲間であることに疑いを持たなかったが、ピッタリのミスジチョウがアジアの蝶の図鑑に見つからないのだ
帯(筋)が白色なのでキミスジではないのだが、尾状突起があり翅裏の模様が翅表と違うなどキミスジの特徴を備えているのが面白い
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クロタテハモドキ
東南アジアにはタテハモドキの仲間が多いが、このクロタテハモドキは英名をChocolate Soldier といいごく普通に見られる
日本の南西諸島にはタテハモドキやアオタテハモドキなど日本に定着してしまったタテハモドキ類が多いのだが、このクロタテハモドキはまだ迷蝶のレベルのようで日本の蝶にはなっていない
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コウラナミジャノメ
日本で普通に見られるヒメウラナミジャノメの近縁種で英名は Common Fivering
後翅裏面の眼状紋(蛇の目)の数がヒメウラナミジャノメ同様5個なのでFiveringという
といいながら写真をよく見ると眼状紋が6個なのだが Sixring という蝶はいないようなので、個体変異ということにしておこうと思う
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ヒメタイワンアサギマダラ
アサギマダラの仲間を見たのは一度だけだった
図鑑をチェックしてみるとヒメタイワンアサギマダラのようだ
アサギマダラに比べるとだいぶ地味な印象の蝶だ
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キコモンセセリ
山道を歩いていて葉陰に止まるセセリチョウを見つけた
アクセスが難しく望遠レンズで何とか撮影したが全身が見えていないので判定が難しい
模様の特徴からキコモンセセリと推定した
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動物編
ジャワ島はインドネシアではメインの島であり人口も多いため野生動物を見る機会は非常に少ない
哺乳類の写真を撮ったのはジャワ島東北端にあるばバルラン国立公園だけだが、広大なサバンナにいろいろな動物が見られて楽しかった

カニクイザル
東南アジアにはこのカニクイザルが多い
外見はニホンザルによく似ていて頭頂部の中央の毛が丁髷のように立っているのが特徴である(特に蟹を好んで食べるような習性はないらしい)
ニホンザルも観光客の食べ物を横取りしたりするが、インドネシアのカニクイザルもこちらのズボンのポケットからペットボトルを略奪していった
この猿は歯でキャップを空けた後中身を飲んだが、ただの水だったのですぐ放り出してしまった
(こちらもボトルカバーは回収した)
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オナガザル
カニクイザルとは別種の黒い猿がいた
尾が非常に長く、顔の周りが白いフードをかぶったような個性的な猿である
シャイな性格のようで、カニクイザルのように人に近づく気配はなかった
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ムンカクジカ
アジアに広く分布するホッグジカと思ったが、国立公園のガイド(ホームページ)にムンカクジカの名前が出てくるので「ムンカクジカ」としておく
サバンナには結構数が多くこれからも野鳥編で野鳥と一緒に何回か登場する
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野生の水牛
水牛は家畜化されていることが多いので今までに何回も写真を撮っている(沖縄などでも家畜の水牛はいくらでも見られる)
バルラン国立公園ではマクジャクの集まる水溜りに悠然と登場し、水を飲んで静かに帰って行った
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by mustachio | 2019-09-28 17:00 | Comments(0)
2019年 09月 26日

ジャワ島東部探鳥記vol.1旅程・植物編

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9月初旬、インドネシアを旅してきた
回った先はジャワ島の東部、旅の主目的は野鳥の撮影である
インドネシアはけして初めての国ではなく、ビジネスとして仕事現役時代に数回訪問し、リタイア後もバリ島とワイゲオ島・西パプアに出かけている
ジャワ東部は初めてのエリアだったが旅行社のバードフォトツアーに参加したのでお任せの気楽な旅ではあった

自分のブログでは探訪した地域の自然や人々の生活をトップにご紹介するのを慣行にしているが、今回の旅は野鳥撮影のためにハイドで待機したりする時間と車(マイクロバス)での移動時間がやたら長かったのとインドネシアが慣れた国だったこともあって強いインパクト(新鮮味)が感じられなかったため、旅行記の第1巻を纏める意欲がわかず、着手するまでに3週間もかかってしまった

パスルアン・バトゥ 森林地帯
ご存じかと思うがジャワ島は東西に長い島で首都のジャカルタは島の西端にある
今回探訪した東部には国内便で東へ戻る形になり、中心都市はスラバヤだ
スラバヤは大都市なのだが、鳥のツアーは市内観光など一切せず南のパスルアンまでマイクロバス(下の写真の赤いバス)で移動し森林地帯から旅程が始まる
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野鳥の観察フィールドは標高1000m以上の森林地帯
9月といえば太陽が赤道の真上に来る真夏だがこの地域は昼でもTシャツ1枚では寒い
道路のすぐ脇からジャングルが広がる自然豊かなエリアでジャングルの向こうには活動する火山が見える
このフィールドで2日間、われわれはヤイロチョウやジャワクマタカなどを待機し撮影した
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前の写真でお判りのように周辺には長大な滝が落ちており渓谷は深い
その渓谷には鉄骨の頑丈な橋が架かっていて、われわれはその橋の上からジャワクマタカを観察した
ところがその橋は現地の若者たちのデートスポットにもなっていてカップルがひっきりなしに単車に乗ってやってくる
イスラムの世界では女性は頭にスカーフのような被り物をして髪の毛を隠すのがルールのようだが、デートの女性たちは単車用のヘルメットはつけてもスカーフ(サリー)はつけていなかった
(橋で撮影したクマタカの写真はのちほど野鳥編でゆっくりご紹介したい)
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続く写真は第2日目のレストラン(第1日目は深夜午前様のホテル到着で宿泊のみ)とレストランの前の公園の電飾
街にはまともなレストランなどなく、食料品が並べてあるような店で夕食を食べた
最大の惨劇はビールが手に入らなかったこと
イスラム圏なので当たり前といえば当たり前なのだが、インドネシアでもジャカルタやバリ島などの観光地では外国人は普通に酒が飲める
ところがジャワ東部では外国人を全く見かけることがなく、酒を売る店が存在しないのだ
飲食店でも酒類の提供が判明すればすぐ営業停止だそうで、この日を皮切りにわがパーティーは3,4日の間ドライデイズが続くことになった
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ジャワ島東端へ

ツアー3日目はバトゥでジャワミヤマテッケイやスンダルリチョウなどを撮影した後東へ向かう
さすがにこの道は途中宿泊地のジェンベルまで5時間、さらに東端のバルラン国立公園までも同じように時間がかかる
大した写真はないのだが車窓からのコンデジ撮影画像をアップしておく
インドネシアは火山の国で富士山に似た「ジャワ富士」的な山が多いことを改めて認識した

ジャワ島も東端まで行くと目の前にバリ島を見ることができる
国立公園ではマクジャクやソデグロムクドリなど希少種の野鳥を観察することができた
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西へ戻り南の海へ
ツアーの後半はまた西へ引き返し南の海に向かう(海はインド洋だ)
実をいうと鳥に関しては「外れ」で、期待したシラオネッタイチョウやマミジロアジサシを見ることができなかったが食堂では「海の幸」を堪能することができた
この後マランの街に宿泊し、翌日は田園の中に設営されたハイドでカワセミ類を観察した後、スラバヤに戻りジャカルタを経て帰国した
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ジャワ東部の人々の生活
前にも触れたのだが今回のツアーは鳥を待って待機する時間とマイクロバスでの移動時間がべらぼうに長く、現地の人々との触れ合いはほとんどなかった
したがって車窓からの観察がほとんどになるが、東部ジャワの人々の「印象」だけを整理しておこう
町の生活は車に依存することが多いようだ
メインは2輪車だが4輪車も数が多くほとんどが日本車だ(インドネシアは車が左側通行で日本車はピッタリのようだ)
インドほどではないが道路は渋滞でなかなか前へ進まない
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意外だったのがコンビニの普及
どの町へ行ってもチェーン店のコンビニがあり日用品は(酒を除いて)すべて調達できるようだ
われわれのような旅行者はこのコンビニをトイレ休憩のポイントとして利用することができる(日本ほど清潔ではなく男女共用の個室が一つあるだけで柄杓で水を流す手動水洗ではあるが)
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子供たちは「制服」が一般的のようだった
女子学生はサリー(スカーフ)の上からキャップをかぶっていたが、リゾート(といってもプールのような水浴び場)では頭髪を隠さない女性も見受けられた
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びっくりしたのは路上の朝市
野鳥観察の都合からジェンベルの宿舎を出発したのは早朝の4時頃だったが、路上では真っ暗な中で朝市が開かれていた
野菜主体の物々交換かもしれないが、一般の人々の生活がこんな時間から始まっているのは全く意外だった
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ジャワ東部の植物
季節のせいか植物(花)は少なかった
高山植物を別にすると日本でも野生の花は春に多く夏は少ない
密林の多い南国では葉が茂りすぎて花が少ないのは当然なのかもしれない
目に着いた野草(木本の花が多い)の写真を何枚かアップするが、図鑑もないので名前を調べようがない
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エンジェルトランペット
唯一名前がわかるのがエンジェルトランペット
日本名はキダチチョウセンアサガオで原産地はアメリカのようだがアジアに広く分布している
ただこの植物は熱帯の花ではなく低温地の花なのでネパールなどアジアの高地に多い
ジャワでも標高1000m以上の高地に咲いていた
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オオカッコウアザミ
こちらも原産地はアメリカでアジアでは帰化植物になる
といっても生命力が強い植物のようでアジアに広く分布し、ネパールの都市部の公園では一面紫色が広がっていた
ジャワ島では群生は見られなかったがところどころで出会った
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コーヒーの花と実
インドネシアはコーヒーの産地である
コーヒーの木は人為的に栽培されたものだが、見つけたのは広大な農園ではなく普通の山の中に数本が花と実をつけていた
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上弦の月
バードウォッチングでは夜探(よるたん)といってフクロウ類を日没後に探索することがある
ジャワ島ではジャワガマグチヨタカなどを探したが、その時に見た上弦の月は日本で見る時とだいぶ形が違うような感じがした
南半球のせいだからだろうか
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ジャワ的な風景
ジャワのイメージを意識させる風景写真がこれ(車窓からのコンデジ撮影だが)
空にイワシ雲、遠くにアスピーテ型の火山、近景は黄色く色づいた棚田である
インドネシアでは年に3、4回も米が獲れるので特に季節感はない
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by mustachio | 2019-09-26 21:00 | Comments(0)