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2019年 05月 29日

平成~令和「大連休」春景色(信濃編)

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大連休の後半は信州へ出かけた
正確にいえば5月7日、連休明けの日である
目的地は白馬山麓、ギフチョウ・ヒメギフチョウと春の花に会う我が家の定例行事の「白馬行」なのだが今年はタイミングを失して連休明けになってしまった

結論を先に言うとギフ・ヒメギフは空振りだった
当日、朝は曇り昼からは晴天だったのだが温度が異常に低く、ギフチョウ類の飛ぶ姿は全く見られなかった

白馬の春
毎年同じポイントを訪ねると季節の進行状況がよくわかる
今年の白馬山麓は「季節が速い」ようで、フクジュソウはもうすでに終わり カタクリも終盤を迎えていた
その割に農作業のほうは遅れ気味のようで水田に水が入っておらず、水面に映る白馬連峰は見ることができなかった
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念のため昨年の「白馬の春」をチェックしてみると、今年と同じように春の進行は速かったようだ
昨年のブログにリンクを貼っておく


キビタキ
季節進行が同様なので植物の状況は去年と変わらない
変化を感じたのは野鳥で、例年あまり見かけないキビタキの数が多かった
白馬山麓に限らず群馬県の山荘周辺も数が多いように感じている
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フクジュソウ
フクジュソウは完全に終わっていた
年によっては一面黄色の絨毯を敷き詰めたような場所もあるのだが、今年は花を1輪見つけただけだった
ご存知かと思うがフクジュソウの花が目立つのは葉が出る前で、葉が茂って来るとフクジュソウのイメージがなくなってしまう
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カタクリ
カタクリの開花とギフチョウの出現はシンクロする
今年は枯れかけた花がわずかに残っていた程度なので、ギフチョウが見られなかったのは当然かもしれない
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キクザキイチゲ
キクザキイチゲは例年と変わりがなかった
一方アズマイチゲのほうは姿が見られなかった
個人的にはアズマイチゲは関東に多くキクザキイチゲは日本海側の多雪地帯の花というイメージだが、アズマイチゲは全国に分布し新潟にも長野にも咲く
キクザキイチゲの花は菊の花に似ると記述する図鑑もあるが、菊に似ているのは葉のほうで花はあまり変わらないように思う
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ニリンソウ
姫川源流周辺はニリンソウの天下だった
長野県の山道に多い野草だが5月中旬から下旬にかけての花だと思う
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スミレサイシン
スミレ類の主役はスミレサイシン
日本海側の多雪地帯の林下に生える大型のスミレで4~5月に新潟・長野の山を歩くと普通に見ることができる
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アカネスミレ
アカネスミレに白馬山麓で出会ったのはおそらく初めてだと思う
全国に分布するスミレなので何の不思議もないが、日本海側のスミレのイメージはない
写真でお判りのように全身毛だらけのスミレである(特に側弁の毛が目立つ)
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ケマルバスミレ
こちらも毛深いスミレだが花が白くケマルバスミレだと思う
葉の幅と長さが同じの卵円形であるマルバスミレの仲間
距に紫の斑があり後部が上方に膨らむのが特徴のようだ
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ヒカゲスミレ
同じように花が白いスミレだが前種とはだいぶ印象が異なる
花弁の形が違うし紫の筋が長い
葉には紫褐色の班があるのでヒカゲスミレで間違いないと思う
昨年は「側弁に毛がない」とコメントしているが、良く見るとわずかながら毛が確認できるので矛盾はなくなったようだ
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ツボスミレ
こちらも花が白いスミレ
といっても前2種に比べて明らかに小さいので間違えることはない
典型的な普通種で白馬山麓では水田の周りなどに多い
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タチツボスミレ
ツボスミレよりさらに普通種なのがこちらのタチツボスミレ
日本のスミレの代表種だ
群落を形成することも多く美しいスミレなのだが、平凡すぎて写真は少ない
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エンレイソウ
漢字で書くと延齢草、長寿を祝う花と勝手に解釈している
葉も花弁も3枚構成なので昔から典型的なユリ科植物だったが、いつの間にかシュロソウ科エンレイソウ属に戸籍が移ってしまった
白馬山麓ではギフチョウが飛ぶフィールドに多い
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シロバナエンレイソウ
同じくエンレイソウの仲間
シロバナの名前がつくが白いのは内花被片で外花被片は緑色である
エンレイソウと違って清楚なイメージの植物だ
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ミヤマキケマン
東京近郊も含めてムラサキケマンは至るところで見られるが花が黄色いキケマン類のほうは数が少ない
数年前まで黄色いタイプはすべてキケマンと思い込んでいたが、キケマンはどちらかというと海に近い地域に分布し、山に生えるのはミヤマキケマンであることを学んだ
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ヤマエンゴサク
白馬山麓では定番の植物
カタクリと同じような場所に咲くので今年は無理かと思っていたが、ピンク系もブルー系もきれいに花を咲かせていた
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ヒメオドリコソウとカキドオシ
どちらも普通の植物なので省略してもよかったのだが、切り捨てるのもかわいそうなので掲載する
そのうち環境劣化で「希少種」にならなければよいと思っている
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ショウジョウバカマ
この花の色はピンク系だが濃淡があって面白い
新潟十日町の花は薄いピンクだったが白馬のショウジョウバカマは赤紫に近い濃い色だった
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フッキソウ
フッキソウは富貴草 常緑の葉が茂る様子を繁栄に例えたものだという
白馬の姫川源流と戸隠森林公園でこの時期に見られる地味な花だ
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フキ
姫川源流へのアクセス路で毎年見るフキ
毎年変わり映えしないが渓流との対比が面白い
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ネコノメソウ
毎年見るネコノメソウ
無意識にネコノメソウと決めていたがヤマネコノメソウかもしれない
次回は葉のつき方(対生か互生か)も観察したい
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ユリワサビ
山の湿り気のある礫地に生える植物で姫川巌流では毎年同じ場所に咲いている
純白の花は咲き始めたばかりのように見えた
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バイカモ
漢字で梅花藻
姫川源流の流れの中にこのころ花をつける
今年も連休には咲き始めていた
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リュウキンカ
この花はミズバショウとセットで見ることが多い
白馬には落倉自然園とか居谷里湿原とかミズバショウの群落があるが、今年は居谷里を省略し落倉自然園に寄っただけだった
もともとリュウキンカは少ないフィールドだが1株を見ただけで少し寂しい思いをした
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ザゼンソウ
ザゼンソウも数が少なかったが、もう葉が伸びていて結構きれいな写真を撮ることができた
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ミズバショウ
最後はミズバショウ
春の花の定番でやはりこの花を見ないと1年がしっくりこない
落倉自然園ではもう終わっているかと心配したがギリギリセーフできれいな花(正確には苞)もいくつか残っていた
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by mustachio | 2019-05-29 10:00 | Comments(0)
2019年 05月 27日

平成~令和「大連休」春景色(越後編)

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4月29日は群馬から新潟へ車を走らせた
行先は昨年同じ日にギフチョウを探しに出かけた十日町である
ここは新潟県でも内陸部にあり春が遅い
連休のころに春の花とギフチョウが見られるので今年も出かけてみた

新潟の山
例年4月中旬ごろに日本海側まで出かける時は関越トンネルを抜けて新潟に入ると辺り一面雪景色なのだが、5月連休のころになれば様子が変わる
それでも新潟の山々はまだ白装束で、フィールドからは四方に美しい姿を望むことができる
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ムシカリ
雪が解けたばかりの山道にもうムシカリ(オオカメノキ)の花が咲いていた
標高の高いところでは春が始まると一気に初夏へと突入していく
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オオバキスミレ
十日町を訪ねた目的の一つがこのオオバキスミレ
花が黄色いスミレというと北海道や高山に咲くスミレしか思い浮かばなかったので去年このフィールドで群落を見つけた時は感動した
このスミレは以前蝶が岳で見ているのだが、必ずしも高山限定ではない
ただ日本海側にしか見られないスミレであることは間違いないようだ
今年も「群落」は健在だった
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ナガハシスミレ
他のスミレは日本海側の新潟のスミレと共通
4月中旬に標高の低いフィールドでギフチョウを撮りに行くときに咲いている種類とラップする
距が長くて一目でわかるナガハシスミレも多い
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スミレサイシン
こちらも日本海側のスミレ
太平洋側には葉が長細いナガバノスミレサイシンが咲く
われわれ夫婦が毎年ギフチョウを見に行くフィールドには必ずスミレサイシンを見ることができる
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マキノスミレ
東日本の日本海側に多いとされるマキノスミレ
花が紫色ではなくピンク色なのでとても可愛い
毎年4月中旬に出かける日本海に近いフィールドでもこのマキノスミレが多いのだが、十日町のマキノスミレはだいぶ花が大きいようで華やかな感じがする
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シハイスミレ
マキノスミレに似ていて少し花の色が違うスミレを見つけた
可能性が高いのが葉の裏側が紫色のシハイスミレ(紫背菫)なのだが、シハイスミレは基本的に西日本のスミレのようだ
(葉の裏は完全に紫だが、実はマキノスミレの葉裏も紫なので決め手にはならない)
葉に光沢があり少し幅広い三角形なので一応シハイスミレということにしておく(図鑑によれば東日本でも見られるということなので)
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スミレ
スミレ全般のことではなく「スミレ」という種名のスミレである
花は濃い紫色で葉は長楕円状披針形で先が丸い
葉柄に翼があるのも特徴である
昔は普通に見られた記憶があるが、最近は目にする機会が少ない
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キバナイカリソウ
こちらも日本海側植物
春の新潟では普通に見られる
太平洋側に生えるイカリソウはピンク色でキバナイカリソウと好対照をなす
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フキ
フキは雌雄異株で写真は雄株のようだ
普通フキノトウのころに食用にしてしまうので、雄株雌株の違いを意識することは少ない
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タネツケバナ
ツマキチョウの食草なので子供のころから馴染みがあるのだが、花の形状など詳細な記憶はない(アブラナ科なので4弁十字花であることは承知だが)
果実が棒のように細長い円柱形で個性的である
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キュウリグサ
山で見かけることの多いヤマルリソウに似た植物だが、花が小さく数も少ないのでずっと地味なイメージである
もちろん子供のころはなじみがなく齢をとってから図鑑で覚えた植物だ
葉をもむとキュウリの匂いがするという
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フデリンドウ
路傍に小さなリンドウが咲いていた
根元にロゼットがないのでハルリンドウではなくフデリンドウだと思う
ここ数年フデリンドウを見る機会が多いのだが、ハルリンドウを見ていない
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ショウジョウバカマ
こちらも春の定番
ショウジョウバカマで吸蜜するギフチョウを撮影したことも何回かある
開花時期が早いので枯れた花を見る機会が多いが、若い花を探して撮影した
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オオイワカガミ
日本海側の多雪地帯というオオイワカガミの生育条件にぴったりな十日町
花は普通のイワカガミとあまり変わらないがとにかく葉がでかい
日当たりの良い所では葉が赤くなる傾向がある
今年もギフチョウを探しながらオオイワカガミの花を楽しむことができた
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ギフチョウ
最後に取り上げるのはギフチョウ
タイミングは少し遅かったが何とか間に合ったようで数はかなり見ることができた
問題は採集者の多いこと
フィールドで5人以上の採集者に出会った
こちらは彼らが腰を据えているポイントを避けざるを得ない
長野県では希少種の蝶の採集禁止がかなり徹底しつつあり、山梨県でも今年からルールができたようで「採集規制」は浸透しつつあるようだが、十日町のギフチョウは規制の対象外でどうもすっきりしない1日だった

唯一楽しい思いをしたのは雪椿の花で吸蜜するギフチョウに出会ったこと
今まで何度となく新潟のギフチョウを観察しているが、雪椿との絡みは初めてである
右の尾状突起欠落が残念だったが、色取りの美しい写真を撮ることができた
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by mustachio | 2019-05-27 10:00 | Comments(0)
2019年 05月 24日

平成~令和「大連休」春景色(上州編)

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われわれ夫婦の強みは食べ物に「好き嫌い」がないこと
どこの国へ行っても現地の料理に全く抵抗がない
といいながら10日間も外国飯を食っていると本物の日本食が食べたくなるのは「日本人の性」で自然の成り行きではある
(外国で食べる「日本料理」はうまいとは思わない)

ネパールの写真整理が長く続いたので、心のどこかでは「日本の春景色」を渇望していた
そして例の「10連休」
リタイアしたわれわれにとっては毎日が連休なので10連休は逆に迷惑なのだが、そこは世間に逆らわずおとなしく「日本の春」を楽しむのが毎年の慣例である

群馬の山荘に出かけたのは10連休の初日、午後から東京をスタートすれば渋滞に会わず高速が走れる

上州(長野原)の春景色
群馬の奥地である長野原・草津は標高が高いこともあって春が遅い
それでも年によってばらつきがあり、連休前に桜が終わってしまうこともあれば連休が「満開」に間に合うこともある
今年は後者の方で周辺の山は大半が冬景色、桜はまさに満開だった
キャベツ畑は苗の植え付けのタイミング、桜の花の間から北に白根山、南に浅間山が覗き「日本の春」をのんびり楽しむことができた
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セイヨウタンポポ
春の田舎道を歩くのは楽しい
タンポポが輝くように咲いているが残念ながらカントウタンポポではなく「自然劣化の指標」とされるセイヨウタンポポである
花の下部の総苞を確認しなければどちらかわからないので最近はただのタンポポを楽しめばよいと割り切っている
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オオイヌノフグリ
東京近郊の平地では1月頃から咲きだす早春の花(といっても花期は長い)
厳寒の時期にオオイヌノフグリを見るとある意味で「春が来た」と心が躍るのだが、逆にそれから本当の春までが長い
路傍にはブルーの花が満開だった
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ヒメオドリコソウ
こちらも早春から咲く花
東京の郊外でもちょっとした空き地にピンクの群落を形成する(個々の花は小さく数がまとまらなければ美しさは出ない)
よく考えてみると、セイヨウタンポポもオオイヌノフグリもこのヒメオドリコソウも外来種、日本の植物ではない
日本人が帰化植物で春を感じているようでは少し寂しいが、そういう時代なのかもしれない
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ナズナ
春の七草の構成要員であり間違いなく「日本の春の花」
子供のころから「ペンペン草」として親しんだ植物である
「ペンペン草も生えない」といえば極端な荒廃地の表現だと思うが、最近の都会の市街地は完全な荒廃地になってしまった
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カキドオシ
シソ科のカキドオシ
この花も春の花だ
花のころは茎が立ち上がるが、その後は茎が倒れ蔓になって地上を這う
これが垣通しの名前の由来である
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ヤマブキ
ヤマブキは木本、草の花ではなく木の花である
ただ木の幹に当たる茎が草のように細いので風が吹くと揺れる
山から風が吹いて揺れるから「山吹」の名がついたという話を聞いたことがある
アップの写真が揺れて撮りにくいのでこの日も枝を手で押さえて撮影した
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カタクリ
春の花といえばまず思い浮かべるのがカタクリ
長野原にはこのカタクリの群生地があるので毎年寄ることにしている
今年も出かけてみたが若干遅かったようで盛りを過ぎた花が多かった
例年、野鳥撮影用の望遠レンズで撮影するのだが、今年はボディが軽いミラーレスのカメラに35ミリのマクロという野草撮影用の装備で対応したので多少雰囲気の違う写真を撮ることができた
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ヤマエンゴサク
ヤマエンゴサクはどこにでもあるような植物ではない
ただカタクリの咲く時期に同じ場所で会う機会がある
毎年見るのが長野原のカタクリ群生地と白馬山麓と決まっていて他ではあまり見た記憶がない
北海道で見るエゾエンゴサクのような派手さはないのだが、好きな花だ
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アズマイチゲ
カタクリ群生地で一輪だけアズマイチゲを見つけた
関東では普通に見られる花だが、最近めっきり数が減ったような気がする
葉が菊の葉に似るキクザキイチゲのほうは見る機会が多いのだが
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エイザンスミレ
エイザンスミレも1輪だけ咲いていた
このスミレは葉の形状が特殊なのですぐわかる
東京近郊では高尾山まで行けば必ず見られるが、群馬の山荘付近ではほとんど見たことがない
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フモトスミレ
もう1種スミレを見つけた
葉に斑があり、花は白っぽいピンクで紫の筋がある
フモトスミレで間違いないと思う
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アケボノスミレ
最後のスミレはわが山荘の庭に咲くスミレ
毎年咲いてくれるのだが今年は少し登場が遅れた
連休初めの平成時代には影も形もなかったが、連休終わりの令和になって姿を見せてくれた
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by mustachio | 2019-05-24 22:00 | Comments(0)
2019年 05月 20日

ネパールの鳥(第7部)

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連載「ネパールの鳥」もやっと最終号だ
通常生活の合間にブログアップを行っているが、高齢者の生活というのは傍で見るほど暇ではない
海外遠征の整理が終わらないと国内の「散歩」(自然写真の撮影)にも出かけられず、出かけても写真の処理ができないという事態になる
ここは後ひと踏ん張り ネパールを片付けて日本の野山に出かけることとしたい

インドコムクドリ Chestnut-tailed Starling
第7部は小鳥類が残っているがスタートはスターリングからだ
インドコムクドリは日本で見られるコムクドリとよく似ているが棲息地が異なるようで中(南)部アジアと東アジアで棲み分けている
インドコムクがChestnut-tailed で、日本のコムクがChestnut-cheekedというのも面白い
はっきり違いがあるのは嘴で日本のコムクは嘴が黒く、インドのコムクはオレンジ色で根元が青い
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オオルリチョウ Blue Whistling Thrush
インド、中国、インドシナ半島と南アジアに広く分布する鳥
以前ブータンを長期旅行した時は毎日のように登場した
全体は濃紺で嘴のオレンジが目立つツグミの仲間だが、遠目には真っ黒なカラスのように見えることが多い
光線が良ければオオルリチョウらしい写真が撮れるのだが、今回は登場回数も少なく「らしくない写真」ばかりになった
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ヒマラヤハイイロツグミ Tickell's Thrush
ツグミ類を見たのはほとんどダンプス
天候に恵まれず目の前にそびえたつはずのヒマラヤ山脈が見えない苛立ちをロッジの庭に現れるツグミたちが慰めてくれた
最初のツグミはヒマラヤハイイロツグミ
名前の通り灰色一色でわかりやすい
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ハイバネツグミ Grey-winged Blackbird
ツグミ類の英名は基本的にThrushだが、ヨーロッパなどに多いクロウタドリだけはBlackbirdである
このハイバネツグミ(オス)はクロウタドリにそっくりで羽根の部分だけがグレーであるため英名をGrey-winged Blackbirdという
メスは全体が灰色でGrey birdである(クロウタドリも同様だ)
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ノドグロツグミ Dark-throated Thrush
こちらはノドグロツグミ
喉限定ではなく顎から胸にかけてが黒い
写真の個体はメスまたは若鳥のようで黒さが不完全だが、成熟したオスはこの部分が完璧に黒くなるようだ
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ムナグロノゴマ White-tailed Rubythroat
夏の北海道で出会うノゴマにネパールで出会った、と思ったのだが実は別種だった
日本で見るノゴマ(Siberian Rubythroat)もシベリアと東南アジアを往復する渡り鳥なのでネパールで見てもおかしくはないのだがパッと見た印象が少し違う
こちらのほうが顔から胸にかけて真っ黒でより精悍な感じがするのだ
しいて言うならば喉の赤い部分の大きさは日本の(Siberian)ノゴマのほうが勝っているかもしれない
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シキチョウ Oriental Magpie Robin
東南アジアを旅行すればシキチョウには必ず会えるような気がする
英名の通りカササギのように明確な2色刷りのコマドリである(コマドリより少し大きい)
今回は久しぶりにグレーのメスにも会うことができた
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アカハラシキチョウ White-rumped Shama
やはり東南アジアの鳥だがシキチョウほど普通種ではない
今までにタイで2回あっただけである
今回はチトワンのジープサファリで撮影したが、鳥の位置が遠く特徴のある白い腰などは写せなかった(尾の裏側が白いところまでは確認できるが)
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クロジョウビタキ Black Redstart
前項のアカハラシキチョウと同じ色使いだが尾の長さはだいぶ違う
ジョウビタキの仲間でクロジョウビタキという
ヨーロッパからインドまでユーラシア大陸に広く分布する鳥で、日本にも迷鳥として記録がある

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カワビタキ Plumbeous Water Redstart
ネパールではカワビタキとシロボウシカワビタキが登場したが、写真撮影という点からは縁がなかった
カワビタキのほうはポカラの公園ではるか遠くの小さな島にいる個体を撮影したが単なる風景写真にしかなっていない
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ニシノビタキ Common Stonechat
要するにノビタキのことで、ユーラシア・アフリカに広く分布し夏はシベリア方面で繁殖し冬はアフリカ・インド・東南アジアへ渡る
呼び名(英名)のほうはEuropeanとかAfricanとかSiberianなどの形容詞がつき亜種レベルでは差異があるのかもしれない
いずれにしても棲息地では英名がCommonになる
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クロノビタキ Pied Bushchat
英語のPiedは白黒のという意味で一部に白い部分がある
生息域はノビタキほど広範ではなくインドからフィリピンぐらいまでのようだ
ノビタキに比べると喉も腹も黒いので印象は全く違った鳥になる
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モンツキイソヒヨドリ Blue-capped Rock Thrush
ピントは良くないがパステル調の色彩が気に入っているのでこの写真を使うことにした
鳥はモンツキイソヒヨドリ
イソヒヨドリという名前からは海の鳥をイメージするが、実際は英名Rock Thrushからわかるように山の鳥で、ブータンでは本種にもカオグロイソヒヨドリにも出会っている
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マユヒタキ Ultramarine Flycatcher
オオルリを小型にしたようなヒタキでとにかくファンが多い
東南アジアでは出会いのチャンスが多く自分も最初の出会いはタイだったと思う
ただマユヒタキという和名が思い出せなくてウルトラマリンと呼ぶ人も多いようだ
ネパールではダンプスの山中で出会った
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ロクショウビタキ Verditer Flycatcher
この鳥に初めて出会ったのは10年以上前
確かマレーシアで10メートルぐらいの距離で撮影した
外国にはこんな色の鳥がいるんだ、と認識した記憶が今でも残っている
その後は何回か撮影のチャンスがあり、ネパールでもダンプスでじっくり観察する機会があった
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ムネアカヒメアオヒタキ Blue-throated Flycatcher?
今回同行者の協議で作成したバードリストではこの名前が一番近いのでとりあえずタイトルとしたがどうも違うようだ
写真の鳥はBlue-throatedではなくRed-throatedである
ならば「ムネアカ」でよいではないかということになるが、ムネアカヒメアオヒタキは喉が青く胸の下部が赤いのである
以前タイで写真が撮れているのでその時のブログにリンクを貼っておく

ネパールのほうはノドアカヒメアオヒタキではないかとも思われるが自信はない
(特に腹の真ん中に見える黒い縦線が気になるのだが、そんな鳥は図鑑に載っていない)
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チビアオヒタキ Small Niltava
初めて出会う鳥つまりライファーである
今どき名前に「チビ」をつけるのは問題だが正式な名前のようだ
青いオスにも茶色のメスにも肩の部分にブルーの斑がありとても可愛い
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コシジロキンパラ White-rumped Munia
経験的に見てキンパラ、ギンパラなどは市街地近くで見ることが多いように思う
特に畑など農耕地近くのブッシュに群れているイメージがある
今回もカトマンズ近郊の花を栽培する畑近くの森に登場した
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ギンパラ Black-headed Munia
撮影地はチトワン国立公園
ギンパラの名前は同行者共通のバードリストに登場してこないのだが、鳥類図鑑をページごとに総当たりした結果「ギンパラのメス」という結論に達した
オスならば特定は簡単なのにメスは個性がないので識別が難しい
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オオハクセキレイ White-browed Wagtail
キセキレイやハクセキレイなど標準的なセキレイ類はユーラシア大陸では西から東まで広範囲に棲息する
例外なのは日本のセグロセキレイで日本と韓国の一部に棲息するだけだ
このオオハクセキレイも(正確な情報ではないが)インド周辺の鳥のようだ
以前インドで見ているが、オオハクセキレイはセグロセキレイによく似ていて違和感がない
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ヒメマミジロタヒバリ Paddyfield Pipit
アジアにはタヒバリの仲間がやたら多い
ビンズイ、タヒバリ、ムネアカタヒバリなど日本で見られる種類のほかムジタヒバリ、マミジロタヒバリなど似たような顔が並びベテランバードウォッチャーの中でも意見が割れたりする(こちらは知識もなく図鑑も持たないので現場ではおとなしくしている)
写真の鳥は同行ベテランの間でヒメマミジロタヒバリと認定されたようだ
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アカマシコ Common Rosefinch
ネパール編のラストバードはアカマシコ
赤い小鳥はバードウォッチャーの間では人気が高い
アカマシコは北欧からカムチャツカくらいまでユーラシア大陸の北部で繁殖し冬はインド・中国南部・東南アジアに渡る
過去にモンゴルで2回インドで1回撮影しているが、赤さが足りなかったり、遠かったりと条件は良くない
今回はチトワンのロッジの実がなっている木にやって来るアカマシコを撮影した
といってもネパールのアカマシコは動きが機敏ですぐ葉隠れとなってしまい、真っ赤な個体は確認できたのだが、写真の出来はいまいちだった
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by mustachio | 2019-05-20 17:00 | Comments(0)
2019年 05月 19日

ネパールの鳥(第6部)

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ネパールの鳥(第6部)は個性的な鳥が集まった
主体はチメドリとガビチョウなのだがいずれも日本には住んでいない鳥ばかりなのだ
もともとチメドリやガビチョウは地上生活者が多く飛翔力が弱い傾向がある
東南アジアのBWではいろいろなチメドリ、ガビチョウに出会うが、共通種は少なく、ローカルな鳥が多い

クロアゴモリチメドリ Black-chinned Babbler
初対面の小さなチメドリ
ダンプスと最終日のカトマンズ郊外で観察した
黒い首輪が特徴だがその首輪が中央部(顎の下)では欠落している
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インドチメドリ Tawny-bellied Babbler
この鳥の種名判定は独断である
同行者6名(ガイドを加えると7名)で「鳥合わせ」を行い毎日観察した鳥をリスト化していくがそのリストに該当する鳥がないのだ
帰国後の写真整理でこの鳥の写真を見つけ、鳥類図鑑をしらみつぶしに当たった結果この名前にたどり着いたが、素人の判断で間違っているかもしれない
ある意味で特徴がないプレーンな鳥だった
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アカガシラチメドリ Chestnut-capped Babbler
この鳥のデザインは前号(第5部)登場のズアカエナガによく似ている
頭、顔、背中、胸、腹と色使いが全く同じでまさにそっくりなのだ(大きさは異なり、ズアカエナガのほうは喉の部分に黒斑があるので識別は可能である)
昆虫の世界ならともかく、野鳥同士が「擬態」をする意味もないようなので、単なる「他人の空似」ということにしておく
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キンメセンニュウチメドリ Yellow-eyed Babbler
目の黄色い細身のキンメセンニュウチメドリにはチトワンのジープサファリで出会った
この鳥は生息範囲が広いようで以前スリランカとインドで観察している
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ツチイロヤブチメドリ Jungle Babbler
こちらもチトワンの「ジープ観察」である
ヤブチメドリというのは集団で暮らすチメドリで森の中の地表に近い場所で昆虫などを食べて生活している
ツチイロヤブチメドリは海外のバードウォッチャーから「セブンシスターズ」の愛称で親しまれており、地域によっては人の近くの路上までなれなれしく出てくることもある
目つきが良くないのがこの鳥の欠点だ
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ノドジロガビチョウWhite-throated Laughingthrush
東京近郊でも数が増えてしまい特定外来種として嫌われ者になっているガビチョウの仲間
ネパールでは前にブータンで出会った2種のガビチョウに再会した  場所はゴダヴァリとダンプス
ネパール北部はブータンと環境が似ているので共通種は多いようだ(ヒマラヤ山脈は別にすれば、標高はブータンのほうが高い)
ノドジロガビチョウは端正なルックスの鳥で、ネパールではクリアな写真を撮影することができた
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シロスジガビチョウ Striated Laughingthrush
こちらも撮影地はダンプス
薄暗い藪の中で撮影条件は最悪だったが、シロスジを綺麗に撮ることができた
食べている植物(おそらく花)の形状とガビチョウの白筋とのマッチングが面白い
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ズアカガビチョウ Chestnut-crowned Laughingthrush
写真は最悪だが「記録」として掲載しておく 撮影地はダンプス
頭が赤く、羽根はオリーブ、背中は白黒となかなかフォトジェニックなガビチョウなのに撮影のタイミング(技術?)が悪く残念である
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ネパールメジロチメドリ Nepal Fulvetta
ガビチョウの後にもう一度チメドリが登場することになった
ガビチョウの前のチメドリはBabbler、このメジロチメドリはFulvetta、他にSibiaやYuhinaなどが和名ではチメドリ(知目鳥)と称している
もともと日本にはいない種類なのでネーミングが系統だっていないのはやむを得ないのかもしれない
写真のネパールメジロチメドリはネパール固有種ではないようだが、名前に国名を背負っているだけに風格を感じた
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チャエリカンムリチメドリ Whiskered Yuhina
Yuhinaという英名は日本語ではカンムリチメドリと訳されている
ブータンで何種かこのYuhinaを見ているがネパールではチャエリカンムリチメドリに出会った
近似種のチャバラカンムリチメドリ(写真はないがネパールにもいた)とそっくりで、識別ポイントは襟の部分(首筋)にオレンジの帯があるかどうかだ(お腹もチャバラカンムリチメドリより少し白い)
目の周りが白く愛くるしい小鳥である
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ブータンの記録を再度チェックしてみたところ、このチャエリカンムリチメドリも撮影していたことを確認した
ネパール(北部)とブータンでは共通種が多いことも再認識した次第である

オジロゴジュウカラ White-tailed Nuthatch
ゴジュウカラはブータンと共通種のオジロゴジュウカラとチャバラゴジュウカラがいたが写真が撮れたのは普通種のオジロゴジュウカラだけ
チャバラゴジュウカラはカトマンズとチトワンで出たが撮影機会がなかった
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カベバシリ Wallcreeper
われわれ夫婦にとって今回ネパールツアーの最大の成果といえば、このカベバシリの撮影であろう
ちょうど10年前になるがオーストリアのインスブルックへ二人でバードウォッチングに出かけた
ヒゲワシなどの猛禽やこのカベバシリを見ることが目的で山深い谷筋の山道を重い機材を担いで何キロも歩いたが結果として空振りに終わった
カベバシリは断崖で採餌する鳥で全体はグレーだが飛ぶと真っ赤な斑紋が見える美しい鳥である(インスブルックではアルプス動物園の檻の中で実物を確認している)
その後インドの山奥やモンゴルでこのカベバシリに挑戦したが撮影はおろかチラ見もない状態で10年を過ごした
今回最終日に出かけたカトマンズ郊外の崖は冬場なら必ずカベバシリが見られるというポイントだったが、時期が遅かったので期待はしていなかった
それが、遠い位置ではあったが何とか姿を確認し、一応撮影にも成功したのである
きれいでもない写真を8枚も並べるのは心苦しいが「10年目の感動」の披歴なのでお許しいただきたい
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モリハッカ Jungle Myna
カベバシリを撮影した崖にはモリハッカが営巣していた
モリハッカはジャワハッカ(White-vented Myna)と同一種とする図鑑もあるが、どうも別種のような気がする
ハッカチョウもよく似ていて紛らわしいが写真の鳥は下尾筒が白いのでモリハッカで間違いないと思う
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インドハッカ Common Myna
こちらは市街地でも見られる普通種のインドハッカ(カバイロハッカともいう)
目の周りの裸出部がオレンジ色で区別は易しい
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by mustachio | 2019-05-19 12:00 | Comments(0)
2019年 05月 17日

ネパールの鳥(第5部)

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タイトルバックの写真にはムシクイを使用したが第5部はオナガやカラス、ヒヨドリなど中型の鳥が多い
嘴が丸く弧を描くマルハシなども登場する

サンジャク Red-billed Blue Magpie
第4部がカワリサンコウチョウで終わったが、第5部も尾の長い鳥からスタートする
サンジャクはオナガの仲間  漢字では山鵲と書く
中国からインドシナ方面分布しヒマラヤ周辺にも棲息する
近似種では台湾でヤマムスメ、ブータンでキバシサンジャクを撮影しているが、サンジャクの写真は初めてだと思う
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チャイロオナガ Rufous Treepie
こちらはインドとの共通種
以前北インド、アッサムで出会っている
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タイワンオナガ Grey Treepie
名前はタイワンオナガでもちろん台湾にもいるのだが、広く東南アジアに棲息するオナガ
過去に台湾、タイ、ブータンなどで出会っている
モノトーンで色彩的にはけして派手ではないのだが美しい鳥だ
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イエガラス House Crow
モノトーンといえばカラスもモノトーン
ネパールのカラスは黒とグレーの2色刷りだ
もちろん日本と共通の真っ黒なハシブトガラスも棲息するのだがイエガラスのほうが圧倒的に多い
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キバラシジュウカラ Green-backed Tit
ネパールでは、カラスの色が異なるようにシジュウカラも色が違う
腹の色が白でなく黄色なのだ  もちろん腹の白いシジュウカラもいるのだが数は黄腹のほうが多い
黄色のシジュウカラはブータンでも普通だったし、日本に近い台湾でも見ることができる
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キホオカンムリガラ Black-lored Tit
こちらは黄腹でも頭に冠があるタイプ
英名でYellow-cheeked Tit(セホシカンムリガラ)という別種もいるようだがこちらはネパールの東端部限定種
英語のloreというのは「鳥の嘴と目の間の面」の意味だそうで、写真の鳥は確かにその部分が黒い
いずれにしても初対面のカラであった
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ズアカエナガ Black-throated Tit
エナガといえば「可愛い小鳥」のイメージだが、ネパールのエナガは一味違った
小さくて可愛いことは可愛いのだが、いかにもとぼけた表情なのだ
英名がTitなのでダルマエナガではなくエナガの仲間だと思うが、ブータンで出会ったBlack-throated Parrotbill(キバネダルマエナガ)によく似ていた
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コシアカツバメ Red-rumped Swallow
普通の燕ほどグローバルではないがコシアカツバメもユーラシア・アフリカ大陸では普通種
かなり顔が赤いコシアカツバメだった
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コウラウン Red-whiskered Bulbul
タイやインドなど南アジアにはヒヨドリの仲間が多くネパールも同様だった
コウラウンは漢字で紅羅雲、かっこいい名前だと思うが、見た目もなかなかのものでヒヨドリのイメージを越えている
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ホオジロヒヨドリ Himalayan Bulbul
頬が白くクレストがあるところはコウラウンに似ているが、目の下と尻の赤がないのでインパクトがない
名前にヒマラヤがつくのでご当地ヒヨドリのようだ
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シリアカヒヨドリ Red-vented BUlbul
東南アジアの普通種のヒヨドリ
コウラウンと同じで尻が赤いが他の部分が茶色一色で美しさがない
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ミヤマヒヨドリ Mountain Bulbul
地味で白い顎鬚が目立つ山地性のヒヨドリ
(こちらも顎鬚が白くなっているので親近感を覚える)
以前タイで出会ったことがあるヒヨドリだ
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クロヒヨドリ Black Bulbul
Bulbulもこれで5種目
インドではあまりヒヨドリが多くなかったと思うがネパールはヒヨドリ王国だった
このクロヒヨドリはブータンで一度見ているので再会、大きくて赤い嘴が目立つスマートな鳥であることを改めて認識した
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バフマユムシクイ Hume's Leaf Warbler
海外のバードウォッチングでいつも苦労するのがWarblerの仲間である
姿かたちがよく似ていてベテランでなければ識別不能のお手上げなのだが、今回は登場した種類が少なかったので何とか識別できている
最初は割と普通種のバフマユムシクイ 眉と羽根に明色の帯があるのがポイントだ
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ヤナギムシクイ Greenish Warbler
特徴のない地味なムシクイ
同行のベテランが3種の名前を選定してくれているのでその中から1種を選ぶのは易しい
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ハイガシラモリムシクイ Grey-hooded Warbler
こちらは色彩的には個性があるムシクイ  頭がグレーで腹が黄色い
ダンプスで何回も登場した
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ホオアカマルハシ Rusty-cheeked Scimitar Babler
Scimitarという英語は以前ブータンでこの鳥に出会った時に覚えた
意味は「半月刀」  この嘴が英語では半月刀であり日本語では「丸嘴」となる
ツアーの最終日、カトマンズ郊外でこのマルハシに再会した
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by mustachio | 2019-05-17 17:00 | Comments(0)
2019年 05月 16日

ネパールの鳥(第4部)

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前にも述べたようにネパールの自然はインドと共通だ
ヒマラヤの高山地帯を除けば「同じ」といってもよいのではないかと思う
つまり登場する野鳥たちはインドで見た野鳥と重複する
第4部の主役はカワセミやゴシキドリだが、過去に観察して慣れ親しんだ鳥が多かった
個人的にインパクトを感じたのは最終項のカワリサンコウチョウだった

アオショウビン White-throated Kingfisher
ネパールには日本のカワセミ(Common Kingfisher)も棲息する(写真は撮れていないが目で確認している)
しかしこのアオショウビンはカワセミよりはるかに大きく存在感がある
ブルーと茶と赤の組み合わせはあまり美しいとは言えないが遠くからはよく目立つのだ
東南アジアには美しいカワセミが多いのにネパールではこのアオショウビンだけが目に付いた
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ヒメヤマセミ Pied Kingfisher
このヒメヤマセミもインドやアフリカで見ている
インドのダムダマ湖では空中でホバリングしながら魚を獲るシーンまで撮影できているが、ネパールではチトワン国立公園で一度出会っただけだった
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インドブッポウソウ Indian Roller
日本の仏法僧(Oriental Dollarbird)は外見が黒っぽくてあまり美しくないが、全世界で見るとブッポウソウはカラフルな鳥である
インドとインドシナ半島周辺に棲むインドブッポウソウもピンクとライトブルーのパステルカラーを基調とした美しい鳥だ
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シロボシオオゴシキドリ Lineated Barbet
野鳥の同定については海外旅行の同行者がベテランばかりなので自分で判断せず人任せにすることが多い(帰宅後の確認時以外自分で鳥類図鑑も見ない)
今回初めて気が付いたのがこのシロボシオオゴシキドリとミドリオオゴシキドリが非常によく似ているという事実(生息域もほとんど同じだ)
両者の相違点は嘴の色でミドリオオゴシキドリは赤、シロボシオオゴシキドリは黄色(肌色に近い)
他に肩(羽の付け根部分)に白点があるかどうかもチェックポイントになる
過去のツアーではインド(2回)、スリランカで嘴の赤いミドリオオゴシキドリを確認しているが今回はこちらのシロボシオオゴシキドリしか見られなかった
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アオノドゴシキドリ Blue-throated Barbet
タイとブータンで出会ったことのある赤い頭と青い喉の派手な色使いのアオノドゴシキドリは今回ネパールで数回見る機会があった
特に印象的だったのはポカラの日本山妙法寺の境内で見た個体(2羽)
茂みの中ではなくオープンな状態で美しい写真を撮らせてくれた
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ムネアカゴシキドリ Coppersmith Barbet
このゴシキドリは小型だが額と胸に目立つ赤があってかなり目立つ鳥である(過去にタイとバリ島で見ている)
今回はチトワンで撮影したのだが撮影時に意識がなく帰宅後に写真を見てムネアカゴシキドリであることに気が付いた
おそらく若鳥で特徴の赤い斑がなかったからだろう
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オオゴシキドリ Great Barbet
大型なので名前はわかりやすいがゴシキドリというイメージはあまりない
(尻の真っ赤な部分が見えると五色鳥らしくなるが)
鳥との距離は少し遠かったが、アオノドゴシキドリを撮影したポカラの妙法寺境内でゆっくり撮影した
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インドコサイチョウ Indian Grey Hornbill
ネパールも含めインド周辺にはサイチョウは少ないようだ
頭にインドがつくこのサイチョウはインドを代表するサイチョウかもしれないが、小柄で地味な鳥である
インドのサイチョウ類勢力拡大のための繁殖活動中を撮影できたが...
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キタカササギサイチョウ Oriental Pied Hornbill
ネパールで見たもう1種のサイチョウはキタカササギサイチョウ
この鳥はボルネオのロッジでわずか1、2メートルの至近距離で出会っているため、遠い梢の上の個体には撮影の熱が入らない
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コモンアカゲラ Fulvous Breasted Woodpecker
ネパールにはアカゲラ類の種類も多いようだが、今回はこの地味なコモンアカゲラに出会っただけだった
それも赤斑のないメスのようで証拠写真のようなものしか撮れていない
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ヒメアオゲラ Lesser Yellow-nape
前にブータンで鬣の黄色いアオゲラを見ている
その時は撮影条件が悪くひどい写真しか撮れなかったが、今回は結構きれいな写真が撮れた
ブータンのはGreater Yellow-nape(キエリアオゲラ)で今回のネパールはヒメアオゲラ(Lesser Yellow-nape)だった
Greaterには赤い部分がないがLesserは頭と額が赤い
どちらもヒマラヤなどインド、インドシナの山岳地方の鳥のようだ
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オオオニサンショウクイ Large Cuckooshrike
無彩色の地味な鳥なのでどこかで出会っているはずなのだが思い出せない
(その後ブータンで写真を撮っていることを確認した)
今回はカトマンズに到着したその日に市内の公園で出会ったが、距離が比較的近かったので迫力を感じた(英名のカッコウモズのイメージにぴったりの大型の鳥である)
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ヒイロサンショウクイ Scarlet Minivet
この鳥の仲間は種類が多く同定が難しい(こちらは人任せで気楽だが)
どの種類もオスが赤くメスが黄色で、オスメスが一緒に行動することが多い
今回は最終日のカトマンズ郊外で撮影した
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タカサゴモズ Long-tailed Shrike
インドから台湾までアジアに広く分布する普通種のモズ(アジアのBWツアーでは必ず登場する)
紛らわしいのは頭がグレーのタイプと黒いタイプがあることで、両者は棲み分けていない
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チベットモズ Grey-backed Shrike
頭がグレーのタカサゴモズは他に姿かたちが似たモズが多く、このチベットモズもその一つである
見分けるポイントは額(嘴の上部)でタカサゴモズは黒いがチベットモズのほうは頭と同様グレーなのだ
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ニシコウライウグイス Eurasian Golden-oriole
現地の図鑑では英名はIndian Orioleとなっているが同一種のようだ
全身が黄色で羽根と目の周囲が黒い
ルンビニで一度だけ見かけた
旅鳥として日本に来ることもあるコウライウグイス(Black-naped Oriole)は中国など東アジアの鳥のようで後頭部(襟の部分)に黒い帯がある
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ズグロコウライウグイス Black-hooded Oriole

目と嘴が隠れていてお粗末な写真だが種名は十分判定できるのであえて掲載しておく
前種と同じコウライウグイス(Oriole)の仲間だが頭部が真っ黒なズグロコウライウグイスだ
チトワンやルンビニなど南部で登場した
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オウチュウ Black Drongo
オウチュウもアジア全般に多く日本にも渡来する(一昨年鹿児島の甑島でオウチュウを撮影している)
オウチュウの仲間も種類が多いが写真はただの「オウチュウ」である
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カンムリオウチュウ Hair-crested Drongo
同じく真っ黒な鳥だがこちらはカンムリオウチュウ
英名はSpangled Drongoともいい、全体的に光沢があり頭部には髪の毛状の冠がある(今回の写真では確認できない)
もう一つの識別ポイントは尾で、先端が外側にカールしているのでわかりやすい
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キバラオウギビタキ Yellow-bellied Fantail
地味で小さくオウギビタキらしくもないので記憶に残っていなかったが、過去の記録をチェックしてみてブータンで一度出会っていることが判明した
撮影地はゴダヴァリだがダンプスでも確認している
ネパールの鳥はインドと同じなどとコメントしてしまったが、北部の鳥はブータンとの共通種が多い
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カワリサンコウチョウ Asian Paradise Flycatcher
アイドルグループなら総選挙でセンターに選ばれるレベルの美しい鳥
今回ネパールツアーのメインターゲットバードだ
探した場所はチトワンの川岸にある小さな森、到着日にすぐ探しに行き姿を見ることができたのだが写真が撮影できず、翌々日の朝再挑戦して一応メスの写真撮影に成功した
尾が長く純白(頭部は黒と濃紺)なオスのほうは写真が撮れずに諦めていたところ、ツアー最終日のカトマンズ郊外でその白い尾に再会した
飛翔写真は頭部がぶれてしまったが、葉の間に見える真白な長い尾の写真は何とかものにすることができ、ネパールツアーの最大の思い出になった
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by mustachio | 2019-05-16 12:00 | Comments(0)
2019年 05月 15日

ネパールの鳥(第3部)

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続く第3部は鳩、インコ、ハチクイ、フクロウの構成となる
ネパールのアオバト類は色使いが素晴らしく今でも強く記憶に残っている

キジバト Oriental Turtle-dove
トップバッターは普通のキジバト
インドから日本までアジア東南部に広く分布する
次種のカノコバトとよく似ているが識別ポイントは首筋の斑 キジバトの斑は濃紺とライトブルーの縞模様である
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カノコバト Spotted Dove
日本では見られないがアジアではキジバトよりこちらのカノコバトのほうが優勢のようだ
ネパールではカノコバトは南部のチトワンとルンビニ、キジバトはカトマンズ、ポカラなど北部で観察された
首筋の模様は鹿の子模様である

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ヨコジマオナガバト Barred Cuckoo Dove
大型の存在感がある鳩 ダンプスの森のはるか奥の木の枝にじっと止まっていた
過去にブータンで出会ったことがあり、この時は首筋のエメラルドのような斑は撮影したが胸側の横縞は確認できなかった
今回は逆に背中側を見ることができなかったが、胸のBarはしっかり確認した

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ムネアカアオバト Orange-breasted Green Pigeon
過去のデータを完全にチェックしたわけではないが、この鳩は初対面だと思う
背中がオリーブグリーンなのはアオバトの特徴だが、このアオバトは胸がオレンジで美しい(写真ではわかりにくいがオレンジの上部は赤紫で全体としては虹色のイメージを出している)
脚がピンク色なのも魅力の一つだ
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ハイビタイアオバト Ashy-Headed Green Pigeon
個人的にはムネアカアオバトよりも好きなのがこのハイビタイアオバト
チトワンの川で対岸から撮影した
羽が臙脂色のほうがオスでグリーンがメス、嘴の根元から頭頂部までの明るいグレーが「灰額」の由来である
原色ではなく中間色のソフトな配色に好感を持っている

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キアシアオバト Yellow-footed Green Pigeon
キアシアオバトは初対面ではなく、以前インドアッサムのカジランガ国立公園で出会っている
ネパールではチトワンの川でハイガシラアオバトの群に交じって採餌していた
胸と脚の黄色が遠くからでも目立つ個性的なアオバトである
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オナガアオバト Wedge-tailed Green Pigeon
このアオバトは南部のチトワンやルンビニではなく高地のダンプスの山の中で出会った
胸が黄色いところはキアシアオバトに似ているが脚まで黄色くはない

集団を離れた孤高のアオバトといったイメージだった

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キンバト Emerald Dove
キンバトは日本の南西諸島にも定着しているが東南アジアやオーストラリアに広く生息する
写真では背中が見えないが英名の Emerald は背中のエメラルドグリーンに由来するものでゴールドのイメージはない
北部オーストラリアで十分すぎるほど観察した鳩だが、アジアではタイとバリ島で見ただけでインドなどでは見ていないように思う

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オオホンセイインコ Alexandrine Parakeet
ここからはインコが登場する
すべてParakeetの仲間で最も大きいのがこのオオホンセイインコ
ホンセイインコととの識別点は大きさと肩口の赤斑
チトワンの川ではこのインコがアオバトの群に交じって採餌していた
(ピンクと黒の首輪がこのインコのチャームポイントだが、雌には首輪がない)
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ホンセイインコ Rose-ringed Parakeet
オオホンセイインコと同様、雄には首輪があり、英名では Rose-ringed を名乗っている
東京近郊でペットが野生化したワカケホンセイインコはこのホンセイインコの亜種だという(ワカケの意味が分からなかったがどうも「輪掛け」らしいと今気が付いた)
写真はオスメスのラブシーン、カトマンズ市内の公園で撮影した

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ダルマインコ Red-breasted Parakeet
ダルマインコの特徴は胸がピンク色であることと顎髭のように見える真っ黒な首輪
1枚目の写真ははっきりその特徴が見えるが、2、3枚目は胸の色が青い
顔も黄色っぽいがこの個体が幼鳥であるためのようだ(顔は達磨大師の顔だ)
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オオバンケン Greater Coucal
バンケンはアジアのいろいろなところで出会うのだが、顔に似合わずシャイなので撮影は結構難しい
オオバンケンとバンケンの識別も難しく、今回は見た目の大きさだけに頼っている

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バンケン Lesser Coucal
こちらはサイズが小さい普通のバンケン
世間の恐ろしさを知らない若鳥のようだ

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ツツドリ Oriental Cuckoo
ネパールの鳥類図鑑には Himalayan Cuckoo として載っている
撮影はダンプスの山中、鳴き声を頼りに現地ガイドがはるか遠くの木の中で鳴いているのを見つけてくれた
カッコウ類の識別は難しいのだが写真は間違いなくツツドリである

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アオムネハチクイ Blue-bearded Bee-eater
ハチクイの仲間は全体が緑色で頭部が茶色という色彩配置が多いがこのハチクイは茶色がなく青と緑の構成である
初対面ではなくブータンで出会ったことがあるのだが、今回も胸(英名の顎鬚のほうが適切な表現だ)の輝くようなライトブルーを確認することができた

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ミドリハチクイ Green Bee-eater
ハチクイの中ではポピュラーな部類
タイ、インド、スリランカなどで何回か出会っている

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チャガシラハチクイ Chestnut-headed Bee-eater
頭部だけでなく胸のあたりまで茶色と黄色のハチクイだ
マレーシアやバリ島などで前に見ているので南方系のハチクイだと思う
撮影地もネパール南部のチトワン国立公園である
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ミナミシマフクロウ Brown Fish-owl
北海道に棲むあのシマフクロウの親戚筋だ
英名もFish-owlで魚を食うフクロウだと思う
撮影したのはポカラのフェワ湖畔、現地ガイド仲間の情報を頼りに手漕ぎボートでアクセスした
シマフクロウと同様ミミズクタイプのフクロウで大きく迫力があった

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オオスズメフクロウ Asian Barred Owlet
Owlet(スズメフクロウ)というのは小さいフクロウという意味だが、その中では大きい方なのだと思う
ポカラのフェワ湖ダムサイトの公園にいたが逆光で写真はきれいに撮れなかった

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モリスズメフクロウ Jungle Owlet
こちらはチトワン国立公園のフクロウ
名前のように小さなフクロウだ(白い眉のラインが個性的である)

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インドコキンメフクロウ Spotted Owlet
割と普通種のフクロウのようで過去2回のインド旅行で2回とも出会っている
今回のネパールでもカトマンズの公園とポカラの公園で2回遭遇した

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フーアアオバズク Brown Hawk Owl
見た目は日本のアオバズクと同じ 英名も同じである
現地ガイドの説明によると比較的最近種がスプリットされ名前が変わったとのことだった
撮影地はチトワン国立公園である

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by mustachio | 2019-05-15 09:00 | Comments(0)
2019年 05月 13日

ネパールの鳥(第2部)

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第2部の構成は前半が猛禽類で、後半は鶴、ケリ、シギなど水辺の鳥になる
チトワン国立公園などネパール南部の撮影が多い

チョウゲンボウ Common Kestrel
チョウゲンボウは旧大陸(ユーラシア・アフリカ)に広く分布するハヤブサの仲間
繁殖地は北欧やロシアなど北国でネパールは越冬地になるようだ
ヨーロッパなどでは市街地にも営巣するようだが、ネパールでは山間部でしか見かけなかった
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カタグロトビ Black-winged Kite
アジアとアフリカに棲息する南方系のトビ
写真ではわからないが肩が黒いので「肩黒鳶」だ
インド他アジアの他地域で何回も黒い肩を撮影してているので、ホームページ(喜寿からのネイチャーフォトライフ)をご覧いただきたい

ちなみにこのカタグロトビは石垣島に定着して、立派な「日本の鳥」として認定されているようだ
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ウオクイワシ Grey-headed Fish Eagle
チトワンのジープサファリでウオクイワシをしっかり撮影した
アジアでは南部に多い鷲のようで以前ボルネオで出会っている
日本のオオワシやオジロワシなども立派な「魚食い鷲」だと思うが、魚を食う鷲は世界的には珍しいのだろうか
(今回ミサゴは確認しているが写真は撮れなかった)
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エジプトハゲワシ Egyptian Vulture
名前はエジプトハゲワシだがアフリカの鳥ではなくアジアに広く生息する
以前インドのタージマハール周辺で撮影したことがあるが、今回はポカラで巣の中にいる幼鳥を見ることができた
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ハゲワシといってもエジプトハゲワシは頭部が禿げていない
成鳥の写真でもはっきりわかるのでインドで撮影したブログにリンクを貼っておく


ヒマラヤハゲワシ Himalayan Vulture
昨年モンゴル南部で出会ったヒマラヤハゲワシに再会した
ヒマラヤを背後に控えたネパールだけあってこの鷲は国内全域に分布するようだ

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ミナミカンムリワシ Crested Serpant-eagle
和名をミナミカンムリワシとしているが、英名も学名も沖縄にいるカンムリワシと同一なので同じ種だと思う
チトワンのジープの上から近い距離で撮影したので、日本のカンムリワシよりは「巨大な」印象だったが...
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タカサゴダカ Shikra
小型の鷹でアジアでは普通種のようだが、今までインドで一度見ただけだと思う
高い木の上に悠然と止まっているタイプではなく、林の中から驚いてグレーの背中を見せながら飛び立つパターンが多いようだ
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ミナミツミ Besra
もともと野鳥は素人なのだが猛禽の飛翔となると同定は全くお手上げである
同行の鳥屋さんの判定に任せるしかないのだが、このミナミツミなどは写真と図鑑の絵が一致してなるほどと納得している
アジア南部に広く分布するツミのようだ
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ハチクマ Oriental Honey-buzzard
夏鳥としてあるいは春秋の「鷹の渡り」として日本でも見ることができるハチクマ
分布域は広くシベリア方面を繁殖地とするものもいるが、留鳥としてインドやインドシナ半島にとどまるタイプもいて興味深い
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ヒマラヤノスリ Himalayan Buzzard
今回のツアーではノスリをほとんど見なかった
カベバシリを探しに行った最終日のカトマンズ郊外でこのヒマラヤノスリを1羽見ただけである
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ボネリークマタカ Bonelli's Eagle
カワリクマタカ Changeable Hawk-eagle
クマタカ Mountain Hawk-eagle
クマタカ3種のうち「クマタカ」(写真3、4枚目)は日本のクマタカと同一種だという
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シロハラクイナ White-breasted Waterhen
鷲鷹が終わったのでこのあたりからは水辺の鳥が登場する
シロハラクイナはアジア南部の代表的な鳥(日本でも南西諸島には定着し普通に見られる)  といってもネパールでの出会いは一度だけだった
場所はチトワンのラプティ川、ホテイアオイが群生する岸辺で遊んでいた
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セイケイ Purple Swamphen
セイケイも分布域が広い
ヨーロッパ、アフリカ、南アジア、フィリピン、オーストラリアと南北アメリカ以外どこにでもいるような気がする
地域によって微妙に色が異なるのが面白いところで、昨年北部オーストラリアで見たセイケイは真っ黒だったが、ネパールのセイケイは色が薄くほとんどグレーだった
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バン Common Moorhen
わが家に近い石神井公園の池にもいるバンだが、この鳥もグローバルバード
旧大陸限定ではなくアメリカ大陸でも見られる(オーストラリアだけはいなかったように思う)
ルンビニの蓮の花が咲く池で遊ぶバンは神秘的な美しさがあった
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オオバン Common Coot
オオバンもグローバルバードでオーストラリアに多いがアメリカ大陸にはいない
ただ繁殖力(生命力)の強い鳥でどこへ行っても勢力を拡大しているようだ
そのうち対米進出があるかもしれない
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オオヅル Sarus Crane
昨年秋オーストラリアのアサートン高原で夕方の帰巣を観察したオオヅルに聖地ルンビニで再会した
世界最大の鶴である
亜種のレベルではシロエリオオヅル、ヒガシオオヅル、オーストラリアオオヅルと三つに分かれるようで、ネパールのオオヅルはシロエリオオヅルだ
真っ赤な首のすぐ下の部分が純白で紅白の対比が印象的だった
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カタグロツメバゲリ River Lapwing
ツバメではなくツメバ
羽(翼)の肘に当たる部分に爪があるケリでアフリカにツメバゲリ、アジアにカタグロツメバゲリがいる
以前インドのナメリ国立公園で爪羽が確認できる飛翔写真を撮っているが、今回はチトワン国立公園の川の浅瀬で静止状態を撮ることができた
肩が黒いのははっきり確認できる
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キトサカゲリ Yellow-wattled Lapwing
ルンビニでこのトサカゲリを見た時に以前何回も見ていると思って写真は適当にしか撮らなかった
後で考えてみるとどうもオーストラリアに棲むズグロトサカゲリと勘違いしていたようで、アジアのキトサカゲリは初めて見たのではないかと思う
どちらも黄色い嘴の付け根に黄色い肉垂があるトサカゲリだ
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比較のためにタスマニアで撮影したズグロトサカゲリのブログ(記事は最終項)にリンクを貼っておく
当時のコメントにある「ズグロトサカゲリはアジアにもいる」というのはどうも間違いのようだ

次回チャンスがあればキトサカゲリのしっかりした写真を撮りなおしたい


インドトサカゲリ Red-wattled Lapwing
インドトサカゲリはインド限定ではなくタイなどアジアに広く分布する
目や嘴など目立つ部分が真っ赤なのでキトサカゲリとは印象が違うのだが他の部分は全く同じようなので、頭の中でキトサカゲリ、ズグロトサカゲリとの混同が生じたようである
ネパールではルンビニでインドトサカゲリを撮影した
写真が不鮮明なので、過去にインドで撮影したインドトサカゲリの写真があるブログにリンクを貼っておく
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アオアシシギ Common Greenshank
ルンビニ周辺の池では渡りをするシギ類が見られた
繁殖地は北欧やシベリアなどユーラシア大陸の北部で、冬はアフリカやアジア南部で暮らすため日本は旅鳥として通過するシギたちである
こちらはアオアシシギで間違いないと思う
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タカブシギ Wood Sandpiper
とりあえずタカブシギとしたがクサシギの可能性もある
クサシギの英名は Green Sandpiper で脚が黄緑だというが、写真の鳥の足の色を黄色とみるか黄緑と見るかは微妙なところだ
こちらは学者でもないのでどちらかということにしておく
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アジアレンカク Bronze-winged Jacana
レンカクといえば関東地方にも迷鳥として飛来したことがある尾の長いスイレンの葉の上を歩く優美な鳥のことだが、実はインドなど南アジアにはレンカクとアジアレンカクの2種が棲息する
アジアレンカクのほうは尾が短く武骨なイメージの大きな鳥だがレンカクより数が少ないらしい
ただ自分の経験ではインドで2回アジアレンカクのほうを見ており、レンカクのほうは日本(茨城県)のほかは本場の台湾とスリランカで出会っただけである
今回のネパールでも美しいレンカクとの出会いがなく、写真を撮ったのはアジアレンカクだった
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by mustachio | 2019-05-13 15:00 | Comments(0)
2019年 05月 12日

ネパールの鳥(第1部)

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帰国後40日を過ぎてしまったが、「ネパールの鳥」の写真整理がやっと終わった
滞在10日間で確認できた鳥は235種程度だったが、撮影し同定できた鳥は140種
写真の出来もきっちりピンがあったものから、ピンボケで何とか種名が判別できる程度のものまでテンデンバラバラである

整理した基準は現地の野鳥図鑑(Birds of Nepal)なので掲載は図鑑分類順になるが、ブログとしては第1部から第7部までの連載となるのでご期待いただきたい


ムナグロシャコ Black Francolin
撮影地はチトワン国立公園
ジープサファリでの撮影でシャッターチャンスは一度しかなかった
シャコは地上にいることが多いので撮影は草越しになりオートではピント合わせが難しい
写真の出来が悪くて申し訳ないが、雄のシャコで精悍な風貌をしている
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セキショクヤケイ Red Junglefowl
ニワトリの原種に当たる赤色野鶏
東南アジアでは普通といいたいが、アジアでは鶏が放し飼いなので野鶏の撮影は結構難しい
写真の出来は最低レベルだが、他の国できれいなセキショクヤケイを撮影しているのでホームページ(喜寿からのネイチャーフォトライフ)をご参照ありたい
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インドクジャク Indian Peafowl
大雑把な見方をすればネパールの生物相はインド北部の生物相と同じである
インド北部に多いインドクジャクはネパール南部のチトワン国立公園にたくさんいた
子供のころ動物園で見た優雅なオスのディスプレーもしっかり撮影できたが、ネパールのクジャクは特にメスが元気だったような印象だ
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リュウキュウガモ Lesser Whistling-duck
インドからインドシナ半島に広く分布するアジアの鴨
かっては日本の琉球列島に棲息していたというが今は記録が絶えているようだ
首と脚が長いスマートな体型で、飛翔時に脚が尾の後ろまで突き出す鴨は日本では他に見られないという
ネパールでは南部に多くお釈迦様の生誕地ルンビニの池では大群が遊んでいた
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アカツクシガモ Ruddy Shelduck
こちらもアジアの鴨だが冬鳥として日本に飛来することもある
30年以上前になると思うが東京湾に飛来したこの鴨を家内のお供で幕張の海岸へ見に行った記憶がある
今はビル街と化した幕張の埋め立てが始まる前の話だ
ネパールではチトワンの川で優雅に遊んでいた
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アカボシカルガモ Indian Spot-billed Duck
日本のカルガモとは亜種レベルで異なるという
位置が遠いので写真ではわからないが顔の正面(嘴の付け根)にオレンジ色の斑があるのでアカボシというらしい
3列風切が白く目立つのも日本のカルガモとは別種のイメージである
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シマアジ Garganey
個人的にはシマアジというと食い物(魚)を想起する方だが、鳥のシマアジも魅力的な鴨だ
ユーラシア大陸からアフリカにかけて広範囲に生息し、日本でも旅鳥として春と秋に見られる
ただ数が少なく、いつもはるか遠い位置にいるので今までに満足な写真を撮ったことがない
今回は光線状態がいまいちだったものの比較的距離が近かったのでオス(成長)の白く幅広い眉斑がわかる程度に撮影することができた
場所はルンビニの池、3枚目はメス(または幼鳥)である
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コガモ Common Teal
ネパールの図鑑では Common Teal と表示されるが、Eurasian Teal のほうが正確だろう
ヨーロッパ・アフリカからアジアにかけて広く分布する鴨だ
季節のせいかネパールでは一羽しか見かけなかった
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カイツブリ Little Grebe
カイツブリも日本と共通種
ユーラシアからアフリカにかけて広く分布する
繁殖期が近いのか元気に水面を飛び回っていた
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スキハシコウ Asian Openbill
上と下の嘴の間に隙間ができるコウノトリ
インドやタイなどで普通に見られる鳥だ
ネパールではインドに近い南部の川で見られた
飛翔写真を何枚か撮ったが、嘴の隙間は飛んでいてもはっきりわかる
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エンビコウ Wooly-necked Stork
前に一度インドで出会っているがそれほど数が多い鳥ではないようだ
南アメリカにもエンビコウ(別名シロエンビコウ)という鳥がいるが別種である
アジアのエンビコウは別名シロエリコウで全体は黒く、首(襟)の部分が白く目立つ
写真を良く見ると襟の部分はフワッとして英名の通りWoolyだ
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コハゲコウ Lesser Adjutant
人間の場合、髪の毛の多少(ハゲ)と顔の造作は全く関係ないようだが、鳥の場合はハゲがつくと見事に人相(鳥相)が悪い
アジアのオオハゲコウ、コハゲコウやアフリカのアフリカハゲコウ、ハゲワシ類もすべてひどい顔をしている
インド同様ネパールにもコハゲコウが多かった
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クロトキ Black-headed Ibis
クロトキというとオーストラリアの市街地で普通に見られるオーストラリアクロトキを思い浮かべるが、アジアにもクロトキがいる(日本にも迷鳥として渡来する)
ネパールでははるか遠い川の岸辺で採餌していて、オーストラリアのように人の近くには寄って来なかった
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ゴイサギ Black-crowned Night Heron
日本との共通種
というかゴイサギはユーラシア・アフリカから南アメリカまで棲息するグローバルバードのようだ
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インドアカガシラサギ Indian Pond-heron
アカガシラサギは日本でも南西諸島などで見られるが、これは英名を Chinese   Pond-heron といい、東南アジアの鳥
Chinese と Indian がどう違うのかはよくわからない
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アオサギ Grey Heron
日本ならどこでも見られるアオサギだがアジアではどちらかというと生息域が北寄りでインド(南部)や南アジアでは見られないらしい
ネパールでは冬鳥だという
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ムラサキサギ Purple Heron
ムラサキサギも一応「日本の鳥」で南西諸島には定着している
アオサギより大きく迫力があるサギだがネパールでは結構数が多かった(生息域もユーラシア・アフリカと広い)
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アマサギ Cattle Egret
いわゆる「白鷲」の類は日本と共通のようでどこでも普通に見られた
アマサギは冬羽だったが英名の通り牛(水牛)への絡みが多かった(日本だと耕運機に絡むのだが)
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ダイサギ Great Egret
ネパールは乾季の終わり近くで田植えシーズンにはまだ早いようだった(普通麦とコメの二毛作らしい)
ダイサギは田んぼではなく池や川岸で見られた
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コサギ Little Egret
コサギも同様で数は少なく、見かけたのはルンビニ周辺だけであった
日本のコサギと同じコサギである
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アジアコビトウ Little Cormorant
コビトウなどというと変わった鳥を思い浮かべてしまうが、何のことはない普通の鵜より少し小さいだけの真っ黒な鵜である
カワウと比べると白い部分が少なく、顔から下のあごに当たる部分が白いだけだ
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カワウ Great Cormorant
内陸のネパールにはウミウはいないようなので英名は単純に Great Cormorant
アジアコビトウが留鳥であるのに対しカワウのほうは夏鳥だという
ルンビニ周辺は耕作地が多く池には多数のカワウがいた
3枚目のカワウの集団はポカラのフェワ湖で撮影したものである
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by mustachio | 2019-05-12 11:00 | Comments(0)