還暦からのネイチャーフォト

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2019年 07月 31日

ニューファンドランド島ネイチャーツアー第2日(2)

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ここからはセントメアリーズ岬の続編(野鳥編)になる
前号でご案内したように自然保護区の管理センターから徒歩30分の距離に岬の先端があり、そこにシロカツオドリの集団営巣地がある

シロカツオドリ(Nothern Gannet)
その数が何万羽になるのかわからないが、写真を見ていただければ集団のスケールはお判りと思う
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シロカツオドリは北大西洋の鳥でカナダ、アイルランド、イギリス本土、ノルウエーなどで繁殖する
日本のカツオドリ(Brown Booby)は英名の通り褐色だが、シロカツオドリは見た目も美しい
望遠レンズを使えば個々のカツオドリをクローズアップすることもできる
嘴をぶつけあっているのが求愛動作で、カップルが成立すれば夫婦で仲良く子育てをする
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彼らの主食はもちろん魚で空中からダイビングして小魚を捉える
体は流線型で飛翔やダイビングには向いているようだが、飛び立ちや着陸はスマートとは言えないようだ
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ウミガラス (Common Murre)
シロカツオドリの数に圧倒されて見逃してしまいそうだが崖の一部にはウミガラスの営巣領域もある
ひと月前に北海道の天売島ではるか遠くにどうにか存在を確認したあのウミガラスである
最初の写真からお判りいただけると思うがウミガラスとシロカツオドリでは採食の仕方が違うようだ
カツオドリは海面に浮いていないがウミガラスのほうは海面に浮いている(ウミガラスもペンギンのように海中で泳ぎながら魚を取るがダイビングはしないらしい)
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ウミガラスに関しては7年前に英国のバードツアーに参加してノルウエー北東部のホルネア島で集団営巣を観察しているのでその時のブログにリンクを貼っておく
アメリカではCommon Murre といい、イギリスではCommon Guillemotと呼び方が異なるが同じウミガラスである

オオハシウミガラス (Razorbill)
数が少ないので注意して見なければ見逃してしまうオオハシウミガラスもウミガラスの集団の中にいた
ウミガラスと違って武骨なイメージの鳥で目元から嘴にかけて白線があるので識別は簡単である
こちらもノルウエーで見ていて7年ぶりの再会となった
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ミツユビカモメ (Black-legged Kittiwake)
セントメアリーズ岬団地の居住者は他にもいた
日本でも見ることができるミツユビカモメである
こちらは子育て真っ最中で灰色の雛を何羽も見ることができた
冬羽のミツユビカモメは目の後ろに黒斑があるが、夏羽(繁殖羽)では頭部が純白である
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ハクトウワシ (Bald Eagle)
カツオドリやウミガラスを観察中、一度だけハクトウワシが飛来した
鷲のほうも餌(海鳥)の数が多すぎて狩りもせずにすぐ飛び去ってしまったが、海鳥たちも大騒ぎをせず平然としていた
突然の飛来だったので写真のほうは「お粗末」である
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ハマヒバリ (Horned Lark)
ハマヒバリは岬先端ではなく管理センター周辺で撮影したもの
角のような飾り羽がないのが残念だが比較的近い距離で撮影できたのはうれしい
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サバンナシトド (Savannah Sparrow)
こちらも岬往復の草原で撮影した
日本でも記録のあるホオジロ科の鳥である

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by mustachio | 2019-07-31 17:00 | Comments(1)
2019年 07月 30日

ニューファンドランド島ネイチャーツアー第2日(1)

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前日にアバロン半島の南西端セントブライズまで入っているので2日目の観察はすぐ近くのセントメアリーズ岬自然保護区からスタートする
その後は北へ走りボナビスタ半島へ長距離移動になる

セントメアリーズ岬自然保護区
この自然保護区の「目玉」はシロカツオドリの集団営巣地
管理センター駐車場に車を止めて岬の先端までは30分ほどの徒歩になる
その途中はアヤメなど美しい花が咲き乱れる散歩道だ
2日目は写真の枚数が多いのでカツオドリなど野鳥写真は後に回し、とりあえず野鳥以外の動植物をご紹介したい
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タイトルバックとすぐ上の写真はカツオドリ営巣地から出発点の管理センターを振り返ったところである

アカギツネ
早朝に管理センターに着いたので周囲には観光客ゼロ
センターの周辺を若いアカギツネたちが走り回っていた
われわれは「貸し切り」のキツネショーをゆっくり堪能することができた
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アザラシ
遊歩道から海面まではかなり距離があり、きれいな写真が撮れなかったが岩場でアザラシが遊んでいた
タテゴトアザラシではないかとの意見もあったが斑紋がはっきり見えず確認できなかった
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アヤメ
遊歩道の周辺には多数のアイリスが咲いていた
日本のアヤメに比べると色が少し淡く黄色い部分が少ない
こちらのアヤメは Hooker's Iris と Blue-flag Iris の2種があるようで、写真は内花被片が大きいのでBlue-flag のほうだ

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スミレ
紫色の花はアヤメだけではない スミレも多かった
Nothern bog violet というスミレのようでニューファンドランドの湿地に多く見られる普通種らしい
花の色はタチツボスミレに似ているが側弁は有毛である
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ヘアベル
そしてもう一つの紫がこの花
キキョウ科の花で、花自体はソバナのイメージだがソバナのように背は高くない
ヘアベルは Hair Bell でではなく Hare Bell で「野兎の鐘」、正式な英名は Giesecke's harebell という
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リンネソウ
日本では見るのが難しい高山植物のリンネソウがここにも咲いていた
海の側の明るい草原で見られるとは思ってもいなかったので、ついレンズを向けてしまう
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スゲとタデ
野鳥と違って海外の植物は難しい
鳥の名前は海外の鳥でも和名が整備されており整理しやすいのだが、植物に関しては和名のないものがほとんどのようだ
専門家の方は学名を使われるので比較同定は可能と思われるが、われわれのような素人に学名はハードルが高すぎる
図鑑があれば何とかなるのだがスゲとかタデとか地味な植物は分類整理の対象になっていないことが多い
ということで、写真はスゲの仲間とタデの仲間としておく
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Alpine Bistort
タデ科植物でもなんとか名前がわかるものがあった
日本のイブキトラノオによく似た植物である(同一種かどうかはわからない)
Bistortはイブキトラノオ属の英名である
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ツマトリソウ
草原にはツマトリソウも見られた
日本では亜高山帯の植物であるが、草原に生えるので不自然な感じはない
英名はstar flower、北半球の亜寒帯に広く分布するグローバルな植物である
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ハコベ
現地の植物図鑑をチェックしてみるとSaltmarsh Starwort というハコベに該当するようだ
日本のシコタンハコベに近い仲間である
3枚目の写真は同一種の開花前かと思うが定かではない
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シシウド
セントメアリーズ岬にはシシウド系がほとんど見られなかった
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キンポウゲ
キンポウゲは数が多く草原を真っ黄色に染めている場所もあった
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2日目のランチ
セントメアリーズ岬からの移動の途中でランチ
家庭的なレストランで客に料理の手伝いをさせてくれたりする
スープの具はタラ、左側に見えるのはインドのナンのようなパンである
青いボトルは氷山の水を使った地ビール(アイスバーグ)である
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by mustachio | 2019-07-30 10:00 | Comments(0)
2019年 07月 28日

ニューファンドランド島ネイチャーツアー第1日

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ニューファンドランド島をご存じだろうか
カナダの東部に位置する島で大きさは北海道に四国を足したくらいだという
位置的にはニューヨークやボストンの少し北にあり、州都はセントジョンズ
ここは北米大陸の最東端になりヨーロッパ航路の玄関口にあたる
(タイタニック号が沈没したのはこの島の沖で、明日ニューヨークに着くという祝賀パーティの最中に氷山に激突したのだ)

そのニューファンドランドへ自然探索ツアーに出かけた
飛行機で島の南東部のセントジョンズに入り、5日間(行程的には6泊7日)で北西部のグロスモーン国立公園まで移動して行く

ブログのほうは訪れた場所を中心に1日ごとにそこで観察した動植物について触れていきたい

シグナルヒル国立史跡公園
セントジョンズの街はニューファンドランド島の南東部のアバロン半島の北東部にある
もともと北大西洋の漁業の中心地で「タラ漁」全盛のころは大変な賑わいだったらしい
シグナルヒルは港湾の入り口に位置する小高い丘で、大西洋から入港して来る船の動向を監視し、旗で街のほうに情報(シグナル)を流していたという
昔からのイギリス領で、カナダに侵攻したフランス軍とは戦闘が行われた歴史があり、古い大砲などが残されている
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風景の写真は丘の上から見た大西洋とセントジョンズの街
4枚目の建築物は初めてカナダに上陸したジョン・カボットの上陸400年記念に1897年に建造されたカボットタワーである

シグナルヒルは海抜160mほどの丘で、ここでは植物や野鳥を観察した

ウタスズメ
最初に観察した鳥はウタスズメ
頭がグレーで胸に赤茶色の斑紋が目立つ
北アメリカの鳥で日本では1,2度迷鳥としての記録があるという
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ユキヒメドリ
ユキヒメドリは雪姫鳥 スズメ目ホオジロ科ユキヒメドリ属
顔は可愛いが色彩的にはグレー系の地味な鳥である
学名はJunco Hyemalisで、英名もそのままJuncoという
カナダからメキシコにかけて広く分布する北米の鳥だ
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ハクトウワシ
北米の鳥といえばまず頭に浮かぶのが白頭鷲
以前カナディアンロッキーを旅した時に何度も見かけている
この公園では上から見下ろせる位置にハクトウワシが営巣しており、親は留守だったが3羽の雛が親の帰りを待っていた
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マイヅルソウ
植物は日本との共通種(正確には別種かもしれないが資料不足で判断できない)が多く見られた
こちらは日本では深山に多いマイヅルソウ
葉の形が少し細いのでヒメマイヅルソウかもしれない
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ツマトリソウ
花弁7枚の白色花
これは紛れもなくツマトリソウのようだ
日本では亜高山の草地や林縁に見られるのだがカナダでは海に近い森の中に咲いていた
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ゴゼンタチバナ
日本では亜高山帯の針葉樹林内に咲くゴゼンタチバナ
英名はBunchberry
学名から日本のゴゼンタチバナと同一種であることを確認した
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イソツツジ
日本では北海道の高山などで見られるツツジ科イソツツジ属の植物
見た目が同じなので同一種と思い込んでいたが、日本の植物図鑑に日本固有種と記載があるのでカナダのものは別種らしい
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ナナカマド
ナナカマドはナナカマドだと思ったがこちらはどうもセイヨウナナカマドという別種らしい
見た目は日本のナナカマドと変わりがなかった
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コケモモ
セントジョンズの緯度は北海道よりちょっと北になるがUSAのシアトルよりは南になる
海に近い海抜100mくらいの所に高山植物のコケモモが咲いていた
北アメリカのコケモモは葉が小さくヨーロッパ産は葉が大きい
日本など東アジアのコケモモは両者の中間ぐらいだという
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クサフジ
日本ならクサフジと特定できるマメ科の植物
海外の植物は図鑑がないのでそれ以上のことが判らない
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リンネソウ
スウェーデンの植物学者リンネに因む名前を持つ高山植物
日本では希少で満足に写真も撮れていないがニューファンドランド島ではあちこちで見ることができた
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針葉樹の実
花ではなく実なのだがなかなか美しい
一見してシラビソかと思ったが、調べてみると Black Spruce のようだ
Spruce はシラビソ(モミ属)ではなくトウヒ(トウヒ属)である
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Lapland Rosebay
ツツジかと思ったが現地の植物図鑑にぴったりの写真があった
Rosebayはキョウチクトウのことで日本のキョウチクトウとはイメージが異なる
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ノゲシ系キク科植物
ノゲシの仲間のように見えるが正確な名前はわからない
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紫色の花
花のつき方など雰囲気的にはオダマキなのだが距が見えないので全く別種だと思う
同定はギブアップだ
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カルミア
カルミアはアメリカシャクナゲのこと
シャクナゲのイメージはないが現地の人がカルミアだと説明してくれた
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サンザシ系の白い花
赤い雄蕊が目立つ白色の5弁花
バラ科のサンザシに近い種類だと推定している
この先、ツアー中に何回も出会うことになる花だ
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アツモリソウ
シグナルヒルズ植物散策の最大の収穫はこのアツモリソウ
ニューファンドランド島はアツモリソウの宝庫で今回ツアーのターゲットの一つがアツモリソウを見ることだ
この日は崖下のアクセスが難しいところに赤紫のアツモリソウを一輪見つけただけであった
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セントジョンズの街
シグナルヒルの後は昼食をとるためセントジョンズの街へ降りた
街灯には花が飾られており、古い教会などもあって全体として歴史を感じさせるような美しい街だ
近郊には小さな港町もあり雰囲気としては「北欧」そのものである
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アメリカガラス
さすがに街中での生物観察はできなかったがカラスの写真を撮った
日本のカラスより少し小ぶりでアメリカガラスという別種だそうだ
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スピア岬国立史跡公園
昼食後はセントジョンズの街の南側に位置するスピア岬を訪ねる
ここは北アメリカの最東端の地
白亜の灯台があり崖の下には大西洋が広がる
鯨の観察地としても有名な場所でわれわれもミンククジラを目撃した(写真は間に合わなかった)
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シシウド
この岬はそれほど植物相が豊かではなかった
周辺にはシシウド系のセリ科植物が密生している
シシウドにも北アメリカオリジナルのものとヨーロッパ系のものがあるようだが詳細はわからない
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キンポウゲ
英名Nothern Buttercup、学名Ranunculus arcticsで日本のキンポウゲ(ウマノアシガタ)とは少し違うようだ
この植物はニューファンドランド島では普通種で道路脇を真っ黄色に染めていることが多かった
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コマツグミ
灯台の近くでコマツグミが遊んでいた
日本のツグミに近い鳥だが英名はAmerican Robin、アメリカではただのRobinと呼ばれる普通種だ(胸の赤茶色がヨーロッパコマドリに似ているためロビンと呼ばれるようだ)
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キアゲハ
アメリカの蝶図鑑が手元にないのでこの蝶が日本のキアゲハと同一種かどうかはわからない
ただ前後翅の付け根が真っ黒なので全く違う蝶に見えたのは事実である
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番外編(第1日目の食事)
ニューファンドランドの食事は海鮮が主体で非常においしかった
ネイチャーフォトの対象ではないが個人の記録の意味も含め番外編としてレポートしておく

朝食は前の晩遅く到着したセントジョンズのホテル
ビュッフェスタイルだが、(機械を使って)自分で焼くワッフルが美味(北欧のフィンランドでも同様のワッフルメーカーがあったことを思い出した)
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昼食は市内のミュージアム内のレストラン
ミネストローネ風のスープとサンドイッチ
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スピア岬の後はアバロン半島南西端のセントブライズへ3時間ほどかけて移動する
緯度が高いので夏だと9時過ぎまで明るい
夕食は野菜サラダとタラの頬肉のフライ
大型のタラの頬肉だけを使う伝統料理だそうだ
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by mustachio | 2019-07-28 07:00 | Comments(0)
2019年 07月 09日

西北海道縦断自然探索(天売島)

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朝サロベツ原野に別れを告げてバスは日本海沿いに南へ向かう
目指すは羽幌町、そこから船で天売島に向かうことになる
その羽幌町は町を挙げての「甘エビ祭り」開催中で大勢の人が集まっていた
冒頭の写真は昼飯に食べた「甘エビ丼」(一人前)である
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天売島
家内は以前行ったことがあるのだが私は初めての島だ
羽幌から船で約1時間半、天売港へ到着する
この島はウミガラス、ウトウ、ケイマフリなどが棲む「海鳥の島」だ
宿で一休みの後、明るいうちに島内を探索する
西端にある岬はウトウの生息地で、海に漁に出ているウトウが暗くなってから島に戻ってくるのを観察する
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翌朝は早起きして小型船舶で島の周辺を回る
海鳥を海から観察するためだ
このクルーズが今回ツアーの最終イベントで後は羽幌、留萌を経て千歳空港に戻るだけだ
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ハマナス
ハマナスはサロベツ原野(湿原)に咲いていなかったので撮影する
この時期北海道に来てハマナスの絵がないと何か抜けた感じになってしまう
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エゾニュウ
島には希少植物など見つからなかったが、シシウドの仲間が多く巨大なものが目立った
エゾニュウと推定しているが、セリ科の植物は識別が難しい
アマニュウ、エゾノヨロイグサ、エゾノシシウドなどの明確な識別ポイントがあれば是非ご教示いただきたい
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ゴマフアザラシ
岬の展望台から海上の哺乳類を見つけた
数頭のゴマフアザラシが岩礁の上で昼寝中だった
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アマツバメ
海上からアマツバメの飛翔を撮影した
海岸の崖地に営巣するようだがこの鳥は飛んでいるところ以外をあまり見たことがない
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イソヒヨドリ
和名のイソヒヨドリとは違って英名は Rock Thrush、海外では内陸部で見ることが多い
日本ではやはり海岸にいる方が自然に感じる
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コムクドリ
宿舎の隣家の木にコムクドリが巣を作っていた
ちょうど子育て中のようでイクメンのオスが頑張って働いていた
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アリスイ
アリスイとの出会いは想定外だった(この鳥は漂鳥で東北・北海道で繁殖するというから、いても何の不思議もないのではあるが)
場所はパークゴルフのグリーン上
埼玉の秋ヶ瀬公園などにも来るのだが、なかなか写真が撮れない珍鳥が北海道の島で遊んでいた
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ノゴマ
こちらはあらかじめ出会いが予測されたノゴマ
予想よりは個体数が少なくアップが撮れたのは電線止まりだけだった
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ウミウ
こちらも当然予測される海鳥
島(岩礁)の上で群が休んでいた
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ウミネコ
ウミネコのコロニーは今年村上(笹川の流れ)で観察したが、天売島にもウミネコのコロニーがあった
離れ島(岩礁)ではなく本土(といっても天売島だが)側にあるので鳥が近い
かなりのアップで雛の表情などを捉えることができた
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オオセグロカモメ
ウミネコのように多数派ではないがこの島にはオオセグロカモメもいる
よく似ているが根本的な違いは脚の色で、ウミネコは黄色、オオセグロはピンクである
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ウミガラス
1枚目の写真が島に飾ってあるウミガラスの模型(デコイ)、天売島を訪ねた最大の目的はそのウミガラスの観察である
背中が黒、腹が白とペンギンを思わせるような海鳥でかつては天売島に数万羽のコロニーがあったといわれるが、今や絶滅危惧種になってしまっている
さて探鳥の成果だが、とても写真になるような距離では見ることができなかった
模型の次の2枚は岬から写したもの、最後の2枚は海上のボートから写したものだが残念ながらそれ以上近づくことはできず、一応ウミガラスがいましたという証拠写真でしかない
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ケイマフリ
ケイマフリは目の周りが勾玉のような形に白く個性的なデザインの海鳥だ
1年半前に東北海道の落石クルーズで見ているのでこの時のブログにリンクを貼っておく

当然のことながら1年半前は冬でケイマフリも冬羽だった
冬のケイマフリは顎から下の下半身が白く目の周りの白斑も小さいので顔認証付きのカメラでも同一種とは判定されないかもしれない

夏のケイマフリはご覧のように全身が黒く精悍なイメージだった
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ウトウ
長くなった北海道旅行レポートだが、このウトウで「締め」となる
そのウトウだがおそらく今回初対面である
家内が以前見に行っているし、文献では十分承知している鳥なのだが、何匹もの魚をくわえて雛に給餌するイメージしか持っていなかった
ウトウはウミスズメの仲間で天売島には80万羽が棲息するという

そのウトウが夕方集団で帰巣するのを見るのが今回ツアーの目的の一つであった
80万羽のウトウなら空が真っ黒になるほど密集するものと頭で考えていたが、実際は夕闇の中に1羽ずつ飛んでくるだけで完全に当てが外れた
(望遠レンズは機能せずコンパクトデジカメで撮った写真が次の写真である)
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海から陸に戻ったウトウは餌を咥えたまま巣穴に潜り込んでしまう
(幼鳥は深さ1mもある穴の底で親を待っているのだ)
それでも島では観光のため短時間限定で照明を当ててくれるので一応アップのウトウを撮影することができた
(観光客はスマホで撮影しているし、こちらもコンデジでの撮影だ)
ウトウの顔はけしてハンサムではなく、嘴の基部に白い突起があるため怪奇にさえ見える
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翌朝は船で海の上からウトウを見た
飛ぶのも歩くのもぎごちないウトウだが海は彼らのホームグラウンドのようだ
実際に見たわけではないが水中では飛ぶように素早く行動できるという

棲息80万羽という割には海の上で見たウトウの数は少なかった
空を飛ぶペンギンのような超能力者であるこの鳥が絶滅しないことを祈るばかりである
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by mustachio | 2019-07-09 16:00 | Comments(0)
2019年 07月 08日

西北海道縦断自然探索(サロベツ原野)

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旭岳温泉を出発したバスは旭川を経由して一路北へ向かう
道央自動車道は士別まででそこから先は一般道
もっとも北海道は車が少ないので一般道と高速道の差はあまり感じられない

サロベツ原野まで移動距離は長かったがバスで寝ていれば時間を感じることはない
ラッキーだったのは移動中に雨が降ったこと
今回のツアーで雨が降ったのはこの移動中だけで傘は一度も使わなかった(北海道は梅雨がないといってもこの時期雨は多いのだが)

サロベツ原野
夕方近くサロベツ原野の南部にあたる幌延に到着し湿原を散策する
宿泊は豊富温泉  日本で最北の温泉だ
翌日は早朝からサロベツ原野の北部を中心に絶滅危惧ⅠA類の小鳥「シマアオジ」を探す
サロベツの湿原は利尻島の東側に位置し、日本海(利尻水道)を挟んで目の前に利尻富士(正確には利尻山)が見える
エゾカンゾウとコバイケイソウが咲き乱れる美しい湿原だ

エゾカンゾウ
別名エゾゼンテイカ、ニッコウキスゲの北海道版である
本州のニッコウキスゲはこのところ鹿の食害に会って気息奄々のようだが、サロベツにはエゾシカがいないようで湿原がオレンジ色に染まっている
地元の方の話では今年は特に花が多いとのことで木道には一般観光客が多かった
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コバイケイソウ
湿原ではコバイケイソウも元気だった
もともとこの植物は花の咲きかたが1年おきの波状になるといわれているが、今年はコバイケイソウも当たり年のようである
考えてみればコバイケイソウは亜高山帯の湿原や雪渓周辺の植物だと思うが、北海道では海に近い海抜の低い湿原でも大勢力を維持している
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カラマツソウ
こちらも同様に亜高山帯の植物だが海岸に近い湿原に生育している
2枚目の写真のようにカラマツの葉を思わせるような細い花弁(正確には萼片)が名前の由来だが、少し前に降った雨のため花弁がまとまってしまって(1枚目の写真は)一見別の植物のように見えた
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イソツツジ
東北・北海道に分布する高山植物(落葉低木)
キバナシャクナゲなどと同じように北海道の高山に見られるのだが低地の湿原にも花を咲かせていた
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コツマトリソウ
ツマトリソウの仲間のコツマトリソウ
木道脇に数株咲いているのは意識していたが写真はワンショットしか撮影しなかった
後でこの植物が初めて見るコツマトリソウであることが判ったが時すでに遅し、あまりピントの良くない平凡な写真が1枚残っただけであった
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サギスゲ
サロベツ原野は湿原なのでサギスゲも咲いていた
花穂が複数なのでワタスゲではなくサギスゲである
ワタスゲはやはり高地(高層湿原)限定なのだろうか
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シラタマソウ
白い花なので続けてアップするがこの花は湿原の花ではなく道路脇の野草である
明らかにマンテマの仲間とわかる帰化植物で北海道に数が多い
問題は帰化植物なので日本の植物図鑑に名前が載って来ないため正確な名前がわからないことだ
一度文献でシラタマソウの名前を見つけたのでこれを使うが、個人的にはエゾマンテマとかシロバナマンテマのほうが判りやすいと思っている
(北海道では普通種なので速く植物図鑑で認知してほしい)
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ホソバノキソチドリ
湿原にキソチドリを1輪見つけた
帰って図鑑をチェックしてみるとキソチドリは本州中部地方限定との記述があったため北海道にも分布するほホソバノキソチドリということにしておく
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ヤナギトラノオ
割とレアな植物で普通の方はあまりご存知ないと思うが一見してヤナギトラノオとわかった
実はこの植物は白馬の姫川源流の奥にある湿原に今頃必ず見られる
ギフチョウのシーズンには毎年通っているのだが、最近、この季節の白馬はご無沙汰している
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アギスミレ
地味なスミレでマクロレンズも持っていなかったため野鳥用の望遠レンズで適当に写真を撮ったのだが、あとで管理センターで確認してアギスミレとわかった
自分のホームページ(日本野草図鑑)にも載せていない種なのでちょっと後悔している
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ツルコケモモ
ピンク色の花弁が反り返る個性的な形状なので識別は容易なのだがこの植物は名前がすぐに思い出せない
(志賀高原など咲く場所はすぐ思い出せるのだが)
こちらも基本的には高山植物だと思う
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エゾノサワアザミ
アザミは見慣れないものばかりであった
同定は図鑑頼りになるが形状色彩がピッタリのものが見つかったので「エゾノサワアザミ」で間違いないと思う
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チシマアザミ
管理センターに現在咲いている花の説明があり「チシマアザミ」の表示があったのでそのままチシマアザミとする
北海道のアザミは難しい
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ネムロコウホネ
コウホネが2種類あることは事前に承知していたので慎重に撮影した
花の中央部(柱頭盤)が黄色いのがネムロコウホネで北海道(一部東北)限定版である
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オゼコウホネ
尾瀬のコウホネが北海道にも生育している
写真でもわかるが柱頭盤が赤いのがオゼコウホネの特徴である
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トキソウ
なりは小さいのだがピンクの色彩が美しいので「湿原の女王」の風格がある
数は多くなかったが北海道でもトキソウ(ラン科)を見ることができた
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カキツバタ
アヤメの仲間ではカキツバタの数が多かった
花が大きいので存在感はある(エゾカンゾウのオレンジとコバイケイソウの白の中でこの紫は目立つ)
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アヤメ
アヤメは一輪だけ見つけた
外花被片に綾目がはっきり見えるのでカキツバタと間違うことはない
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ノハナショウブ
花の色が紫ではなく赤紫なのでわかりやすい
カキツバタの外花被片中央にある斑紋は白だがノハナショウブはここが黄色い
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植物から鳥に移る前にお断りしておくが期待した「シマアオジ」は登場しなかった

現在日本でシマアオジが期待できるのは北海道でもこのサロベツ原野だけということで湿原の木道には撮影目的の鳥屋さんが多数集まっていたが、その日まで3日間は全く姿を見せていないということだった

10年以上前にはオホーツク海側の原生花園にも多数いた小鳥なのに日本国内ではまさに絶滅が懸念されている
(夏鳥として日本に渡って来る途中、中国で食用に捕獲されてしまうという噂が絶えない)

ウミウ
シマアオジだけではなくサロベツ原野の鳥はあまりパッとしなかった
関東で見られない鳥はツメナガセキレイくらいなもので後は関東近郊でも見られる普通の鳥が多かったように思う
まずはウミウ
湿原の上を飛んで行った
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オオジシギ
大型の鴫でズビャークズビャークと鳴き声がうるさい
10年以上前家内と頻繁に北海道に通っていたころは数が多く身近な距離で撮影ができた野鳥である
(群馬の山荘に近いマイフィールドのバラギ湖でも写真が撮れた)
今回は上空を飛ぶ写真を撮るのが精一杯だった
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カッコウ
カッコウも最近は数が減ってしまった
鳴き声がしても写真はなかなかチャンスがない
今回はたまたま飛んでいるところを撮影した
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チュウヒ
チュウヒは魚や鳥など小動物を捕食するので湿原の上を低く飛翔する
今回は色鮮やかな湿原を飛ぶチュウヒの姿を何とか捉えることができた
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コヨシキリ
湿原の鳥は距離が遠かった
拡大して表示するときれいな写真にはならない
このコヨシキリなどまだいいほうだ
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シマセンニュウ
センニュウ(仙入)の仲間は北海道に多い
もちろん留鳥ではなく旅鳥として本州は通過し北海道で繁殖する
近似種のマキノセンニュウも確認できたが写真は撮れなかった
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ホオアカ
ホオアカは本州でも簡単に見られる「高原の鳥」で漂鳥
北海道では夏だけに見られる夏鳥になる
この湿原では遠く離れた木の茂みの中にいて証拠写真程度の絵しか撮れなかった
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ノビタキ
ノビタキは個体数が多かった
わが山荘のある群馬県ではここのところほとんど姿が見られなくなってしまったので、北海道で出会えるのはうれしい

エゾカンゾウやコバイケイソウに絡むノビタキの写真が何枚も撮れて楽しい思いをすることができた
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ツメナガセキレイ
サロベツ原野編のラストバードはツメナガセキレイ
英名はYellow Wagtailで海外では見るチャンスが多いのだが、国内に限ると北海道北部以外で見るのは難しい
サロベツや稚内が繁殖地になっていて、十年以上前稚内空港の近くの湿地で家内と一緒にこの鳥を撮影したことを思い出した
湿地ではちょうど子育て中のようで虫などの餌を咥えた個体が多かった
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by mustachio | 2019-07-08 16:00 | Comments(0)
2019年 07月 07日

西北海道縦断自然探索(旭岳)

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6月22日バードツアーのバスは白金温泉を出発し旭岳温泉へ向かう
8時始発の旭岳ケーブルカーに乗るためだ
この日は午前中に旭岳周辺でギンザンマシコを探し、午後は宗谷岬の先端に近いサロベツ原野に向かうというスケジュールだ

大雪山系旭岳
ロープウエーで登れる大雪山系の山は黒岳と旭岳がある
どちらも仕事現役時代に夏休みを利用して最初に出かけてから高山植物を見るため何回も通った山だ
始発のロープウエーで「姿見駅」へ到着すると眼前に雪渓が広がり周囲は冬山に近い状態だった
われわれは山頂を目指すわけではなく展望台まで歩いて鳥(ギンザンマシコ)を探すことになる
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エゾノリュウキンカ
最初の登場はエゾノリュウキンカ
北海道の春の花である
咲いているのは旭岳周辺ではなく旭岳温泉ケーブルカー乗り場付近の湿原
北海道ではカタクリやエゾエンゴサクのころに見ることが多いが、ここではきれいに咲いていた
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ミズバショウ
リュウキンカとセットで見ることが多いミズバショウ
ケーブルカー乗り場周辺でも咲き始めたばかりのようで純白な姿を保っていた
余談だが、北海道にはミズバショウがやたら多く別名を「エゾドクダミ」という
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ショウジョウバカマ
山頂駅(姿見駅)まではロープウエーでわずか8分
春爛漫の下界から雪の残る冬の山に環境が一変する
最初に見つけた花はショウジョウバカマ
普通はピンク色だが旭岳のショウジョウバカマは完全な紫色だった
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キバナシャクナゲ
雪が深いので植物には早すぎたかと思ったがさすがに6月下旬、雪が解けたスペースには山の花が咲き始めていた
キバナシャクナゲはウスバキチョウを撮影に行く7月に多い花だがちゃんと咲き始めていた
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チングルマ
高山植物の中ではチングルマは花期が早いほうだと思う
他の花が満開のころチングルマは車状の集合果(稚児車)になっていることが多いからだ
旭岳でも雪渓の周りではチングルマが満開で、一部「車」になりかかっているものさえ見受けられた
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メアカンキンバイ
数は多くなかったがメアカンキンバイの黄色い花も見られた
雌阿寒岳や大雪山系などに咲く北海道の固有種である
久しぶりの再会という気がしたので過去の観察記録を調べてみるとリタイア直後の2003年から2009年頃が多く、旭岳(姿見)に登った(メアカンキンバイを見た)のはブログを始めた2010年以降は2015年に一度だけのようである
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エゾノツガザクラ
ピンクのエゾノツガザクラもあちこちに咲き始めていた
この花は北海道から本州東北地方にも広く分布するので旭岳以外の場所でも何回も観察している
旭岳にはアオノツガザクラやジムカデもあるはずなのだが、こちらは少し花期が遅いためかこの日は確認できなかった
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旭岳の高山植物の見ごろはやはり7月だと思う
2015年7月に登った時のブログへリンクを貼っておく


ギンザンマシコ
高山植物についての記述はこのくらいにして本論に入ろう
旭岳を訪ねた最大の目的はギンザンマシコである
家内が昔からのバーダーであるためリタイア後は付き合って何回も訪れているのだが旭岳ではギンザンマシコは見たことがあるだけでよい写真が撮れていない
(海外ではフィンランドで近い距離の写真を何枚も撮っているが)

ところが、今回は本来の観測場所である展望台につく前に雪渓の上でオスメスのペアに出会ってしまった
オスは多少紫がかかった濃い赤、メスはちょっとオリーブがかかった黄土色とそれぞれ個性的なギンザンマシコが仲良く採餌している
言葉で表すより写真を見ていただく方が速いので多数の写真をアップさせていただく
(正直にいうと最初の出会いではカメラの設定ミスがあり撮影に失敗したのだが、その後再登場があってしっかり押さえることができた 日本のギンザンマシコのブログ初公開である)

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by mustachio | 2019-07-07 10:00 | Comments(0)
2019年 07月 06日

西北海道縦断自然探索(白金温泉)

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前日まではレンタカーでの自由走行だったが、この日からはバードツアー参加になる
最近は高齢者運転を見る目が厳しいので運転には緊張を覚えるが、大型バスの座席にゆったり座って移動できるのは気楽でいい
バスは千歳ICから東へ走り占冠で高速を降りて北へ向かう
この日の目的地は富良野の先だ

白金温泉
北海道には何回も通っているがこの白金温泉は今回が初めてだった
場所は十勝岳や富良野岳の北側、トムラウシ山の西側で行政的には美瑛町に属する
天候にも恵まれ大雪の山々が夕日に映えて美しかった
宿舎のすぐ近くに白髭の滝という壮大な滝がありつり橋の上から見学したが、橋の上は中国人観光客で満杯だった
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アオバト
つり橋の上からでも観察できるのだが温泉町の上空にはたくさん鳩が飛んでいた
ドバトやキジバトではなくアオバトだ
数は多いのだが警戒心が強く人の近くには寄って来ない
肉眼ではわかりにくいのだが、つり橋からはるか遠くにある木にそのアオバトが集まっている
望遠レンズで撮影し写真にすればグリーンと赤紫の色彩が確認できるので掲載しておく
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ニュウナイスズメ
参加したツアーは鳥を見るツアーなので夕方も早朝も鳥を見て歩くことになる
観光地の温泉旅館街なので多いのはスズメとカラスだが、さすがに北海道
雀はただのスズメではなくニュウナイスズメだった
白い頬の部分に黒斑がないのでちょっと抜けた感じがあり可愛い
写真3枚目はメスだが、普通のスズメと違って、オスメスのギャップがあるのが特徴である
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ハシブトガラス
ここでミヤマガラスなどが出てくると楽しいのだが季節が夏なので期待できない
出てきたカラスはごく普通のハシブトガラスだった
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ハクセキレイ
ハクセキレイも数が多かったが今年はあちこちで見ているので一応シャッターを押した程度である
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アカハラ
遠い木の上に比較的大きな鳥が止まっていた
アカハラのようだ
関東近郊でアカハラを見るのは冬が多く、地上で採餌しているシーンが多いが、夏は北海道などへ移動し繁殖のシーズンを迎える
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コゲラ
コゲラは南西諸島から北海道まで広く分布する留鳥なのでどこで出会っても違和感はない
それほどレアでもなく普通種ともいえないので、出てくれば必ずカメラで狙ってみるが、あまりよい写真が撮れた記憶もない
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ハシブトガラ
こちらも留鳥だが北海道限定種である
コガラによく似ており、北海道にはコガラも棲息するので識別は難しい
鳴き声で判別するのがベストといわれるが、こちらは鳥屋ではなく耳に自信もないので識別は人任せである(その点、ガイドのいるバードツアーは気楽である
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トラツグミ
道路脇の草地にトラツグミが採餌していた
採餌というより子育て用の餌の採取のようで太いミミズを何匹も加えている
本州ではトラツグミは留鳥だが、北海道では夏鳥で繁殖のために渡って来る
この時期、子育て真っ最中のようだ
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ビンズイ
トラツグミの近くにビンズイもいた
個人的には高山の針葉樹林帯の鳥というイメージだが、この時期平地でも普通に見られるようだ
日本では数回しか見た記憶がないが、海外ではよく出会う鳥である
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ホオジロ
続いてホオジロ
特に北海道の鳥でもなく関東近郊でも見られるが、なかなかアップの写真が撮れない
ここでも「電線止まり」だがご勘弁を
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キビタキ
こちらも電線止まりだがこのページの最後の野鳥はキビタキになった
とにかく今年はキビタキとの出会いが多い
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ゴゼンタチバナ
木陰にゴゼンタチバナが咲いていた
亜高山の針葉樹林帯に多い植物だが、北海道では低地でも見られるようだ
4弁花といいたいところだが白いのは花弁ではなく総苞、中央に多数集まっているのが花である
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マイヅルソウ
ニセコ方面では花が終わって実がなっていたマイヅルソウだが白金温泉ではまだ花が残っていた
緯度も標高も上がっているからだろう
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エゾノカワヂシャ
草地に4弁で淡青紫色の花が咲いていた
花はオオイヌノフグリに似ているがはるかに大きな植物である
クワガタソウの仲間であることは間違いないようだが、クワガタソウは北海道には分布しないという
一応北海道にも見られるエゾノカワヂシャということにしたが、今まで見たことがないので断定はできない
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キタキツネ
白金温泉の最後の登場生物はお馴染みキタキツネである
北海道旅行では最低一度は見かけるのだが最近はあまり出会いがない
車が走る道路の上を我が物顔で歩いていたが、夏のキタキツネはなぜか薄汚れていてイメージは良くない

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by mustachio | 2019-07-06 15:00 | Comments(0)
2019年 07月 03日

西北海道縦断自然探索(ニセコ・支笏湖)

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宿泊先がニセコだったので2日目の行程は楽だった
東へ向かって走り夜までに千歳空港へ着けばよいだけである
午前中はゆっくりニセコ周辺の自然探索を楽しむことができた

ニセコ町周辺
外国資本が土地を買いあさり路線価が急騰しているのがニセコ町である
われわれ夫婦はスキーで冬のニセコを訪れたことはあるのだが、夏のニセコは全く初めてだった
冬のニセコは雪質が良いのでオーストラリア人に人気が高いといわれるが、夏のニセコも捨てたものではない
西にニセコアンヌプリ、東に羊蹄山(蝦夷富士)を望む一帯は自然に恵まれた広大なリゾートを形成している
午前中はニセコ駅に近い桜ケ丘公園や羊蹄山麓にある半月湖などを散策した
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エゾシマリス
夏の北海道は数年ぶりなのでエゾシマリスに出会うのも数年ぶりだと思う
道路まで出てきて歓迎してくれたがすぐに隠れてしまった
(突然の登場だったのでカメラの設定が間に合わずボケた写真になってしまった)
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キビタキ
今年はなぜかキビタキの数が多い
北海道ニセコの山奥でもご多分に漏れずで、近距離のキビタキが撮影できた
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ヤマゲラ
羊蹄山麓の林道でヤマゲラに出会った
本州以南に棲むアオゲラによく似たオリーブ色のキツツキでヤマゲラのほうは額の部分が赤い(アオゲラは後頭部が赤く、腹に黒い横斑がある)
日本国内では北海道固有種で他のキツツキと違って路上に降りて採餌することもあるといわれるが、確かに道路で餌を探していた
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コチャバネセセリ
半月湖の湖畔に給水しているセセリチョウがいた
コチャバネセセリだ
群馬県や長野県などの山岳地帯では年1回の発生で発生時期は7月中旬くらいだと思う
北海道では少し発生が早いのだろうか
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クロヒカゲ
ニセコ周辺は自然が豊かだとコメントしたが、何故か蝶の姿は少なかった
春と夏の端境期なのだろうか
撮影したのはごく普通種のクロヒカゲである
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アイヌアカコメツキ
甲虫類も数が多く名前が覚えられない
半月湖への山道でコメツキムシを撮影した
帰宅後図鑑をチェックして見るとアイヌアカコメツキのようだ
名前にアイヌがつくので珍種かと思ったが、北海道では普通種らしい
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コウリンタンポポ
コウリンタンポポは至るところで咲いていた
外来種なのでどこに生えても不思議はないのだが、北海道以外でこの花を見た記憶がない
関東地方でこれだけ派手な花が一面に咲いていれば喜ばれると思うのだが
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ブタナ
北海道に来る少し前に新潟の村上でこのブタナを多数見ている
ヨーロッパ原産の外来種なので不自然さはなかったが、やはりこの植物は「北海道の花」のイメージが強い
北海道では異種の帰化植物が混生する傾向があり、コウリンタンポポとブタナは同じ場所で咲いていることが多い
どちらも野生植物なのだがオレンジと黄色の花が混生していると人工の花壇のように美しい
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ヘラオオバコ
前日に室蘭で見たヘラオオバコはニセコにも多かった
前の2種同様、外来種だが特に北海道に多く、前2種と混生する傾向もある
オオバコ科の植物だがオオバコとは全く違うイメージである
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黄色いキク科の花
咲いていたのは特殊な場所ではなく普通の駐車場脇のスペースである
写真を適当に撮影して帰宅後図鑑をチェックしてみたが該当種名がわからない
雰囲気はコウゾリナに似たキク科植物なのだが、花は舌状花ではなく管状のようだ
数もたくさん咲いていたので希少植物ではなく外来の帰化植物のような気がする
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エンレイソウ
羊蹄山麓の半月湖へのアクセスは結構厳しかった
駐車場の位置から湖の標高が数百m低い位置にあり、行きはよいよいなのだが帰りは急登になる
山道には木陰に咲く植物が多かったがほとんどが本州(関東甲信越)との共通種だった
エンレイソウはとっくに花が終わって実になっていた
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マイヅルソウ
関東甲信越ではエンレイソウは春の花、マイヅルソウは初夏の花だと思っていたが、北海道ではどちらも花が終わっていた
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ミミナグサ
路傍に小さなハコベを見つけた
花弁の切れ込み具合に多少違和感があるがミミナグサだと思う
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クルマバソウ
葉の形状に特徴があるクルマバソウ
白馬山麓などでは5月の花である
ニセコでは実もでき始めていたが一部花が残っていた
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キツネノボタン
地球岬でも新潟の村上でもみたキツネノボタンがニセコにもあった
類似種にケキツネノボタンという毛深い植物があるが北海道には分布しないようなのでわかりやすい
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コナスビ
コナスビとの出会いは数年ぶりだ
サクラソウ科の植物で村上の海岸にあったハマボッスに近い仲間のようだ
実がナスに似ているそうだが実を見たことがない
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オオハナウド
湖の湖面に近いところに大型のセリ科植物が花をつけていた
シシウドとは見た感じが異なりオオハナウドのようだ
セリ科はとにかく同定が難しい
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タチアザミ
同定が難しいのはアザミも同様である
水辺に近いところにあり総苞が反りかえっていないのでタチアザミと推定した
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ヤマオダマキ
一輪だけオダマキが咲いていた
距の先端が内側に巻きこんでいるのでオオヤマオダマキかもしれない
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ホオノキ
山に行けばどこにでもあるホオノキだが花の時期に花が目の高さに咲くことはめったにない(たいていは高い位置に咲くので下から見上げる形になる)
この花はヤマゲラを撮影した道路の近くで見つけた
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ふきだし公園
午後からは千歳に向かって東へ移動
途中、羊蹄山東側の京極町にあるふきだし公園というところに寄った
おそらく羊蹄山の伏流水だと思うが渓流や水が噴き出す泉があり、親水公園になっている

ヤマキマダラヒカゲ
今年の北海道は蝶が少ない
自然に恵まれた環境ではあったが見た蝶はごく普通種のキマダラヒカゲ程度であった
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ハクセキレイ
鳥も同様で鳥影はほとんどなく駐車場にハクセキレイが遊んでいる程度だった
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ツルアジサイ
周辺の樹木にはツルアジサイが絡んでいた
ガクアジサイなどと同じように散房花序の中央部分に多数の両性花があり、周囲に装飾花が配置される構造である
花は白いが葉の緑とうまくマッチして良い雰囲気を出していると思う
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オランダガラシ
水辺の近くには十字架植物が見られた
どうもオランダガラシのようだ  分かりやすくいえばクレソンである
北海道は自然も豊かだが外来生物の多い地域でもある
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オニシモツケ
シーズン的に早すぎるようだがオニシモツケの花を見つけた
オニシモツケは北海道の夏を代表するような植物で7月になると道路脇に生い茂り存在を主張する
京極町ではまだ咲き始めたばかりのようで初々しさが残っていた
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支笏湖
さらに東へ移動して支笏湖までくれば千歳空港は近い
湖畔を散策したが目ぼしい動植物は見られなかった
最後に立ち寄ったポイントは千歳市内にある名水ふれあい公園である
ここでは清流に棲むトンボなどを観察した
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ベニシジミとエゾシロチョウ
支笏湖周辺で見た昆虫はベニシジミとエゾシロチョウ
エゾシロチョウはモンシロチョウやスジグロシロチョウより多い
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ミヤコグサ
道路脇にはミヤコグサが咲いていた
群落を形成していてミヤコグサらしい存在感があった
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エゾムラサキ
名水ふれあい公園に咲いていたのはエゾムラサキ
この花はワスレナグサと同じように水辺(湿地)が好きなようだ
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ニホンカワトンボ
川岸のフキの葉には多数のカワトンボが止まっていた
ニホンカワトンボのようだ
翅が褐色のものと透明なものがいたが同一種だと思う
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モイワサナエ
ヒメサナエ、ヒメクロサナエ、ダビドサナエなど似たようなサナエトンボが多いがモイワサナエ以外は北海道に棲息しないようなので消去法でモイワサナエと同定した
モイワサナエには平成11年に北海道東部で出会っており8年ぶりの再会である
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by mustachio | 2019-07-03 11:00 | Comments(0)
2019年 07月 02日

西北海道縦断自然探索(室蘭・洞爺湖)

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6月下旬、4年ぶりで夏の北海道を旅行した
リタイア直後の10年間は北海道固有種の蝶の撮影が目的で毎年通ったものだったが、キタアカシジミを最後に固有種をすべてクリアした後は縁遠くなってしまっていたのだ(冬の野鳥撮影は2回ほど出かけているが)

今回旅行のメインはバードウォッチングツアーの参加で大雪山のギンザンマシコ、サロベツ原野のシマアオジ、天売島のウミガラスをターゲットにしたものである(個々の成果についてはブログの各ページでご紹介していくことになる)
このツアーは東京発だけでなく現地参加が可能だったため、マイレイジ利用で2日ほど早く千歳へ飛び、レンタカーによる個人ツアーと組み合わせることにした

タイトルの西北海道縦断はちょっとオーバーだが、個人ツアーのほうは室蘭・ニセコ方面を回ったので南の室蘭から北の宗谷までかなりの距離を移動する旅であったことは間違いない

室蘭絵鞆半島
千歳空港からレンタカーで家内と二人室蘭へ向かったのは6月19日である
フェリー航路を利用する関係で苫小牧までは何度も来ているのだが、室蘭は初めての訪問である(あるいは60年近く前の学生時代にいわゆる「カニ族」としてテントを担いで北海道を鉄道で周遊したことがあるので、その時に通過しているかもしれないが正確な記憶がない)

自分の頭の中では室蘭は重工業の中心都市のイメージが強い
高度成長の時代、化学工業の新工場建設に関連する仕事に従事した時期があったが、超高圧反応装置が造れる唯一のメーカーが室蘭にあって需要が集中した頃があることを今頃思い出した

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地球岬
絵鞆半島の南東の角にあるのが地球岬
アイヌ語のチケウエ(断崖)が語源で地球岬というようだが、南には太平洋と渡島半島が一望できてその景観は素晴らしい
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ウミウ
断崖の上から見える小さな島にはウミウが集団で休んでいた
営巣というわけではないようだ
カモメはオオセグロカモメのようだ

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エゾシロチョウ
地球岬に飛んでいた蝶はエゾシロチョウだった
北海道の蝶だが、北海道では普通種で、昔札幌の大通公園でこの蝶を撮影したこともある
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エゾスカシユリ
10日ほど前に新潟の海岸でスカシユリを撮影したばかりだが、地球岬にはエゾスカシユリが咲いていた
こちらは北海道の花でオレンジ色が濃く花弁が幅広いような気がする
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エゾノシシウド
地球岬の海を見下ろす崖の上にはシシウドが多かった
もっともシシウドは北海道には生育しないのでエゾノシシウドのようだ
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ウマノアシガタ
いわゆるキンポウゲ(金鳳花)
地球岬周辺には黄色系の花が多かったが、キンポウゲの花は名前のように光沢がある
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キツネノボタン
前掲のウマノアシガタと同じキンポウゲ科キンポウゲ属
花弁のつき方など微妙な違いがある
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キリンソウ
先日新潟の村上で出会ったばかりのキリンソウもあった
新潟より北海道はだいぶ北なので株が小さく、花も咲き始めたばかりだった
そういえば室蘭を訪ねた前日、村上周辺で地震があったことを後で知った
宿泊した旅館など被害もあったようでお見舞い申し上げたい
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ミヤコグサ
わずか1~2株だったがミヤコグサも咲いていた
ミヤコグサは群落でないと寂しげで別の植物のイメージである
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ノゲシ
キク科の黄色い花も所々で見られた
ノゲシのようだ
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コウリンタンポポ
ヨーロッパ原産の帰化植物なので分布域を議論してもしょうがないが、イメージとしては完全に北海道の花になっている
地球岬でもノゲシなどよりはるかに数が多く勢力を誇っていた
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ヘラオオバコ
こちらも帰化植物で圧倒的に北海道に多い(ヨーロッパ原産の植物は北海道に適応しやすいのだろうか)
白く長い雄蕊が花穂を取り巻いて可愛い
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洞爺湖
東京から移動した日なので活動時間は半日しかない
宿泊地はニセコとしているので室蘭からは北を目指した
途中立ち寄ったのが洞爺湖
展望台からの眺望だけだったが有珠山や昭和新山など確認することができた
この昭和新山は昭和18年に誕生した山でわれわれよりも若い山である
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エゾムラサキ
洞爺湖展望台で見つけた植物がエゾムラサキ
最初はキュウリグサかと思ったが青紫色が濃いのでエゾムラサキと推定した
同じムラサキ科なので同定にあまり自信はない
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by mustachio | 2019-07-02 18:00 | Comments(0)